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専門書は50年前のものしか存在しない!? フジテレビ渡邊渚アナの超マニアックな趣味とは?

集英社オンライン / 2022年9月18日 13時1分

渡邊渚アナウンサーがフジテレビに入社した2020年4月は、東京をはじめとする7都府県に新型コロナウィルス感染拡大防止対策の緊急事態宣言が発出され、コロナ禍で社会人のスタートを切った最初の世代となった。後編では入社から3年経ったアナウンサーとしての矜持と、結構オタクなプライベートの話を聞いた。

ついに手を出した、究極の模型

――フジテレビHPのプロフィール欄に、自慢できることは「手先が器用」とありますが?

子どもの頃からミニチュアとか、模型のようなものが好きでした。レゴも好きだったし、段ボール工作もよくやりました。夏休みの自由研究でエレベーターを作ったり。高校生になってからは、建築模型や帆船模型。そして昨年、ついに究極の模型に手を出してしまいました……!



――それが、ボトルシップ。

ずっと、ボトルシップは模型界の頂点だと思ってきたんです。2センチくらいしかない瓶の口からパーツを入れて、中で組み立てるわけですから。私の計画では、これからさまざまな模型を作ってスキルを高め、50歳か60歳になったらやってみるつもりだったんです。ところが、コロナ禍でお家にいる時間が長くなり、ふと「お試しでひとつ作ってみようかな」と思いついてしまったんです。当然上手にはできないだろうから、60代くらいになったときにそれを見て「ああ、20代の私はこんなに下手だったんだ」と振り返るのもいいじゃないかと。ところがしっかりはまってしまいました(笑)。

――ボトルシップの魅力は?

もどかしさと、スリルと、神頼み感でしょうか(笑)。まず、2センチの入り口から入れられるパーツを考えながら船の設計をするわけなんですが、「ヒーッ、こんなのできるの!?」と頭を抱えるのが楽しい。自作した道具で小さーいパーツをそろりそろりと入れるのも楽しいし、うまくできなくてイライラするのも楽しい。〝無〟になる瞬間がいいんですよね。

――お部屋には、これまでに作った模型がズラリと並んでる?

いえ、ほとんどないです。私は作る過程が好きで、完成したものに愛着はないんですよね。だからどんどん捨てちゃう(笑)。

――ええっ、もったいない!

模型にホコリが付くのがイヤなんですよ。鉄道や帆船の模型は細かいから、付いたホコリを払うこともできないし、その前に捨てちゃえと(笑)。その点、ボトルシップは私向き。瓶だったらホコリが付いてもすぐにキレイにできますから!

就活は「なるようになるさ」精神だった

――アナウンサーになっていなかったら建築家になりたかったそうですが?

はい。高校生のときは、どちらに進むか迷っていました。建築や建物デザインもやりたい、でもアナウンサーという仕事にも魅力を感じる…。

――フジテレビのアナウンサーを受けようという決め手は何だったんでしょう?

人生を長い目で見たとき、新卒で挑戦すべきはアナウンサーのほうだと思ったんです。アナウンサーをやって、どうしても建築がやりたかったら再度挑戦できるれけど、逆は難しいだろうなと思いました。だったら、まずはアナウンサーにチャレンジしてみよう! と。もしかすると、こういう考え方は模型作りから来ているかもしれませんね。このパーツはあとからでも大丈夫だけど、これは絶対に最初じゃないとダメだという。

――その考え方は、今のお仕事にも活きている?

どうでしょうか(笑)。今のところ、まったく活きている感じはしないです。

――アナウンサーを目指すと決めてからは迷い無く?

いえいえ、迷いが出ることもありました。就活中ってどんどん視野が狭くなって、「もうこの企業しかない!」「ここがダメだったらどうしよう!?」という負のスパイラルに巻き込まれがちですよね。私も、アナウンサーなんて無理! と心が折れそうになったことがありました。でも、あるときふと「なるようになるさ」と思ったら吹っ切れたんです。人生は導かれているのだから、なるようになるさ、と。

――今就活中の人にアドバイスをするとしたら?

思い詰めず、広い視野で挑戦してほしいですね。「ここじゃなきゃ」ではなく「この仕事をやってみよう」くらいの気持ちで。それでもメンタルが折れそうになったら、ぜひ「なるようになるさ」と口に出してみてください(笑)。

人間が伝えることに意味があると信じている

――アナウンサーになって3年半。どんな気持ちでお仕事に取り組んでいますか?

最初の頃は、原稿を間違えずに読むことに必死でしたが、やっとまわりも見ることができるようになってきましたし、生放送中に差し込み原稿が入ったりしても慌てず……慌てずに進められるようになってきました。とはいえ、直したいところがたくさんありすぎて、どこから手をつけたらいいかわからないくらいですけど……。

――たとえば?

このところ、ウクライナ情勢や災害、事件、そしてコロナ禍と辛いニュースを読む機会が多くて、感情との兼ね合いが難しいです。私は決して心が強いタイプではないので、さまざまなニュースの言葉に心が傷つき、感情があふれそうになることもあります。アナウンサーは情報を伝えることが仕事だから、それが声に出ないようにしていますが……。でも、無感情で読むのだったらそれこそAIに任せればいいわけで、人間が伝えることに意味があると信じて頑張ってます。

――これから、どんなアナウンサーになっていきたいですか?

今は人生で一番と言っていいくらい幸せで、やりたいことができている状態なので、プラスアルファで何かをしたいというより、今やらせていただいている仕事を、もっともっと追求していきたいですね。

――プライベートでは?

ボトルシップを極めたいです! だから、上手な方に弟子入りしたいのですが、ボトルシップの世界って年齢層が高いのでネット上でのコミュニティーがほぼ無いんですね。どうやらリアルの世界では横の繋がりがあるみたいなんですけど、アクセスの方法がわからない(笑)。本も昭和55年頃以来、出版されてなくて、それをネットオークションで落として勉強しているのですが、わからないことがいろいろとあって……。今は、『Dr.STONE』に影響を受けて、機帆船の設計図を書いているところなんですよ。あとは、あんみつ道も極めたいですね。

これからも「なるようになるさ」精神で頑張りますので、よろしくお願いいたします!

取材・文/工藤菊香 撮影/神田豊秀

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