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『マンガ サ道』のタナカカツキ氏、初プロデュース! 極上の“ととのい”体験を渋谷のど真ん中「渋谷サウナス」で

集英社オンライン / 2022年9月21日 17時1分

多くのサウナ施設や飲食店を企画、プロデュースしてきたTOYOKE(トヨーク)。彼らは2022年12月、渋谷に新たなサウナ施設「渋谷SAUNAS(サウナス)」を開業する。そして今回、渋谷サウナスの総合プロデュースを務めるのは『マンガ サ道』の原作者であり、日本で唯一のサウナ大使であるタナカカツキ氏。アイデアに富んだ設備の魅力について伺った。

渋谷に完成「緑に囲まれた都会のメディテーション空間」

2022年12月に渋谷区桜丘町に開業予定のサウナ施設、渋谷サウナス。総合プロデューサーには『マンガ サ道』の原作者であり、サウナ大使としてこれまで日本のサウナカルチャーを牽引してきたタナカカツキ氏を迎えている。
渋谷駅から徒歩6分、桜ヶ丘の坂を登った場所に、三階建てのサウナ専門ビルが完成予定。男女平等に楽しめるバラエティーに富んだ9つのサウナ室や、都内最深160cmの水風呂を完備。さらに館内の植栽にもこだわり、「都会のメディテーション空間」を実現する。


タナカカツキ氏著書の『サ道』

サウナ史に残る施設を日本フィンランドサウナ発祥の地・渋谷に!

――サウナ施設の総合プロデュースは、今回が初めての取り組みになると伺いました。

大々的にプロデュースという形で名前を出したのは初めてですね。施設を一緒に作ったり、外部から意見を言ったりとかは色々あったんですよ。プロデュースの話もこれまであったんですけど、場所が遠いとやっぱり行かなくなってしまうのでね。側だけ作って終わりみたいな感じになっちゃうと思って、これまではお断りしていました。

――その中でなぜ今回は総合プロデュースを務めることになったのでしょうか。

実は僕、代官山に7年ぐらい住んでいて、渋谷駅に向かう時にはまさにあの坂を毎日通っていたんです。自分にとって馴染みのある土地っていうのもあったし、何しろ渋谷だとしょっちゅう行けるんでね! そういう経緯で、がっつりやりたいなと思って、プロデュースをすることにしました。

――「自分の行きたい、通いたい施設を自ら作る」ということになりますね!

渋谷にサウナを作るということは、なかなか意味深いなと思っていて。日本にフィンランド式のサウナが入ってきたのが昭和40年ぐらいで、それが渋谷だったんですよね。歴史的には、渋谷が日本のフィンランドサウナのスタート地点なんです。この時代に、そして渋谷のど真ん中にサウナを作れるって滅多にない機会で、日本のサウナ史でも渋谷サウナスの完成が面白い分岐点になるなと思っています。

桜丘町に完成する渋谷サウナスは緑あふれるメディテーション空間となる

タナカカツキ氏が思い描く理想のサウナとは?

2Fフロアイメージ

――渋谷サウナスのHPに「真に理想的なサウナを作る!」と書かれていましたが、カツキさんにとっての「理想のサウナ」とはどんなものでしょうか。

インタビュアーさんはどう思います?

――私は近所の銭湯サウナが大好きなので、通いやすくて落ち着いて、何よりアットホームな施設が好きです!

そうですよね! サウナ施設って、やっぱり近くて空いているのが一番じゃないですか。僕も普段は近くのサウナ施設に通っていて、行く時間帯も使うロッカーも決まっているんですよ。でもその施設はサウナ室が少し臭かったりする劣悪な環境で、正直全然よくないんです(笑)。全然よくないが故に空いているんで、通っているんですけどね。

――なかなか、近所のサウナが「完璧!」なんてことは少ないですよね。

そうなんです。だから渋谷サウナスはまず当たり前のサウナを作りたいと思っているんです。当たり前っていうのは、ちゃんと発汗出来て、いい香りで、湿度で温まる。冷却もしっかり出来て、ストレスなく温冷交代浴が出来るということ。いまサウナブームが来ているとはいえ、まだまだ日本はドライサウナが多いんです。ただ温度が高いだけだと外皮をグリルするだけで、中が温まらないんですよね。

色々なサウナ施設があれど、全ての設備が満足できる施設って意外と少ない。だから渋谷サウナスでは、スタンダードなサウナ体験ができるようにしたい。そして最後は外の風に吹かれたい。やっぱり私たちは普段エアコンの人工的な風に吹かれていますから、自然の風に吹かれるというのは大事にしたいと思っています。あ、この調子であと3つぐらいいっちゃうけど、大丈夫?(笑)。

――はい、お願いします!(笑)

水風呂も大事で、冷たさをキープするためには水量が必要。人が入るとすぐに水温上がっちゃうんで、特に混んでいる施設ではなおさらです。あと、サウナから上がった後は頭をよく冷やさなくちゃいけないんです。マナーの問題はありますが、頭は本来しっかり冷やさないと危険。なので渋谷サウナスでは、水風呂に頭まで浸かることを積極的にやって欲しいと思っているんです。サウナは頭寒足熱です。

――そのための160cmの深い水風呂なんですね。

そうです。サウナも水風呂もベーシックな部分をしっかり実現する、これを大事にしたいですね。

休息としてのサウナのススメ

サウナ室は照明を落とし落ち着いた空間に

――他にポイントはありますか?

サウナスには楽しみがいっぱいあるんですけど、「休息としてのサウナ」を提供していきたいと考えています。例えば、熱波師が来てすごく騒がしいサウナとかあるじゃない。

――アトラクションとかエンタメ要素が強いサウナも最近多いですよね。

私もわりとエンタメ系のサウナ、好きな方ですし、サウナの楽しみ方の一つではあると思います。だけどそういうものって、一時の気休めになっても脳が休まらないんですよね。渋谷サウナスではしっかり休んでもらって、働くみんなの明日の意欲を作りたい。やっぱりみんな疲れているから、サウナ室でワーワー騒がれると、テレビ見ててもしんどいんですよ。もうね、休みたいのよ…。

――確かにそういう時ありますね…。

渋谷サウナスにも熱波師がいて、タオルの演舞は見ものだったりはするんだけど、彼らはサウナ室のマスターであって安全管理が一番の役割。サウナ室ってとても危険な場所で、高温で身体に負担がかかる。熱波師は「タオルで扇ぐ人」っていうイメージを持っている人が多いと思いますが、実は安全管理が一番の役割なんです。無理をしていそうな人や、体調が悪そうな人がいないかをチェックする役割をしてもらおうと思っています。

――安全あってこその休息ですもんね。

あとは、目から入ってくる情報はかなり刺激的なので、照明をちゃんと落とすようにしている。目から入ってくる情報は極力入ってこないようにしたいと思ってます。逆に五感の適度な刺激は心地よさに繋がるもので、水の揺らぎだったり、木の模様だったり、自然特有のフォルムや質感がリラックスに繋がるんですよ。そういうものが薄ぼんやりと見えたり、ほんのり香ったりするといいですよね。

――渋谷サウナスは休息に特化したサウナ施設になる、ということなんですね!

そういうことです!


渋谷サウナス施設概要
開業日:2022年12月開業予定
所在地:東京都渋谷区桜丘町18(8月16日現在は暫定住所となります)
入場料(予定):平日2,800円(税込3,080円)~/土日祝 3,000円(税込3,300円)~
営業時間(予定):8:00~24:00

取材・文/杉並バイブラー

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