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新築か中古か、戸建てかマンションか…マイホーム購入前に希望条件を整理するには

集英社オンライン / 2022年9月21日 14時1分

マイホーム購入は大きな買い物だからこそ、希望条件を整理して物件選びをすることがポイントに。最初から新築、マンションなどと決めつけてしまうと選択の幅が狭くなってしまうので、まずは自分たちや家族の希望条件を整理し、優先順位をつけていきたい。「マンガでわかる! マイホーム入門ガイド」(マイナビ出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。

新築VS中古 戸建てVSマンション それぞれの特徴を把握する

マイホームの購入検討を始めたら、新築か中古か、戸建てかマンションか検討を。それぞれのメリット、デメリットをチェック。新築か中古か価格面だけでなくこの先もマイホームに長く住み続けたいのかなど、ライフプランを考えながら比較検討しましょう。



新築と中古のポイントをチェック

●新築の場合
<メリット>
・すべてが新品である
・住宅性能の基準値が高い(※新築とはいえ、最新モデルとは限らない)
・税金の優遇が受けやすい
<デメリット>
・中古に比べて価格が高い傾向
・完成前で見学できない物件もある
・修繕積立基金の費用負担(※マンションの場合)

●中古の場合
<メリット>
・新築に比べて価格が落ちている場合が多い
・見学してから決められる
・修繕積立基金を払わなくていい(※マンションの場合)
・修繕積立金の上がり幅がわかりやすい(※マンションの場合)
<デメリット>
・築年数に応じて劣化は否めない(※住宅性能に影響が出る)
・修繕費などリフォーム代はかかる

戸建てVSマンションのメリット、デメリット

自由度があり広さを確保できるが、メンテナンスが大変な戸建て。利便性が高くセキュリティ対策が充実しているが、管理費や修繕費が高めのマンション……というようにどちらも一長一短あります。理想の暮らしの条件を設定してどちらが快適に住めるか考えましょう。

●マンション
<メリット>
・利便性が高い
・駅近の物件が多い
・買い物施設などが近い
・物件の管理がしやすい
・セキュリティ面で安心
・平面(階段の上り下りがない)の暮らしができる
・耐久性が高い(※コンクリートの場合)
・高層階なら眺望がいい

<デメリット>
・生活音に注意しないといけない
・共用部の管理費と修繕費(ランニングコスト)がかかる
・駐車場代がかかる

『マンガでわかる! マイホーム入門ガイド』(マイナビ出版)より抜粋

『マンガでわかる! マイホーム入門ガイド』(マイナビ出版)より抜粋

●戸建て
<メリット>
・自由度が高い
・間取りなど自由に選べることが多い
・騒音問題や振動問題からの解放
・ペットが飼いやすい
・リフォームなどがしやすい
・広さを確保しやすい

<デメリット>
・メンテナンス、セキュリティが自己管理
・都心部は駅から離れがち

利便性・自由度・価格重視と家族構成で条件を整理する

マイホームを選ぶ際は、アクセスや使い勝手のよさなどの利便性、広さや自分でアレンジできる自由度、予算ありきの価格重視、この3つの要素と家族構成を合わせて考えましょう。どの要素の優先順位が高いかによってマイホームの候補が絞られてきます。

●3つの要素+家族構成によるポイント

利便性
駅から近い、買い物する場所が多いなどアクセスのよさや、自分でメンテナンスをしなくてもいい、セキュリティ面で安心など、マイホームに使い勝手のよさを重視する。
利便性を重視するなら➡マンション

自由度
間取りなど自由に選びたい、広さを確保したい、騒音や振動問題を気にしたくないなどの条件がある人は自由度重視派。リフォームを考えている人も自由度がポイントに。
自由度を重視するなら➡戸建て

価格重視
広さやアクセスのよさよりも3000万円以内までなど予算内で収めたいという人は価格をポイントに情報収集を。新築物件だけでなく、中古物件にも目を向けよう。
予算によって➡中古か新築か

家族構成
家族の人数や世帯数は、広さや間取り選びはもちろん、ライフスタイルや利便性についても関係してくるため、マイホームの種類選びのポイントになる。
例)
・4人家族以上(多世帯)

戸建ての方が無難
(マンションでもいい)

・3人家族以下

マンションの方が無難

★番外編
実家を受け継ぐ場合は…
実家への住み替えは自由度、利便性、価格重視の3つをポイントに、建て替えやリフォームを考えて。
建て替え→価格より自由度、築20年以上の物件
リフォーム→自由度より価格

どの条件を優先するからでマイホームの選択肢は変わる

3つの要素と家族構成の優先順位による住まいの選択肢例を紹介します。一般的に利便性を重視するならマンション、自由度を重視するなら戸建てになりますが、住む期間、建物の条件、土地を所有しているかなどによってマイホームの選択肢が変わります。

『マンガでわかる! マイホーム入門ガイド』(マイナビ出版)より抜粋

住まいの選択肢例

利便性≧価格重視→新築マンション
家族構成が3人以下、長くその場所に住みたい人
アクセスがいい、物件の管理がしやすいマンションは利便性に優れている。また、住む期間を長く考えている人には新築がおすすめ。

自由度≧価格重視 →新築戸建て
家族構成が4人以上、長くその場所に住みたい人
価格は比較的高めになるが、家族人数が多い、多世帯で住む期間を長く考えている人は新築戸建てを。自由度も期待できる。

自由度≧価格重視 →建て替え
土地を受け継いだケース、立地がよく、資金を工面できる
土地を受け継いで、費用面で余裕があるなら建て替えの選択肢も。多世帯も住みやすいように変えることができる。

自由度重視 →注文住宅
家族構成が4人以上で多世帯、建物条件重視の人
自分好みの間取りやデザインを重視したい人は戸建ての中でも注文住宅がおすすめ。ライフスタイルに合わせた家を建てられる。

利便性≦価格重視 →中古マンション
家族構成が3人以下、いずれまた住み替えを検討している人
いずれ住み替えを考えるなら中古マンションを選択肢に。新築マンションよりリーズナブルなため、価格重視と利便性が叶う。

自由度≦価格重視 →中古戸建て
家族構成が4人以上、建物よりも立地重視の人
戸建ての自由度が欲しいけれど、価格は抑えたいという人は中古戸建てがおすすめ。同価格で新築より立地のいい物件が見つかりやすい。

自由度≦価格重視 →リフォーム
建物がそんなに古くない状態で受け継いだケース、価格と思い出重視
家を全て建て替えするほど費用をかけられない人はキッチン回りだけなどリフォームするのがおすすめ。自由度も担保できる。

『マイナビ文庫 マンガでわかる! マイホーム入門ガイド』(マイナビ出版)

編著:百田なつき 絵:アベナオミ

2022年8月23日

1,078円(税込)

文庫:264ページ

ISBN:

978-4839980740

そろそろマイホームが欲しいけど、何から始めればいいのかわからない……」という方に向けた一冊です。
家を購入する前に知っておきたいダンドリや基礎知識、不安や疑問の解決法を、体験談をもとにしたマンガと詳しい解説で楽しく&しっかり学べます。夫と3人の子どもと一緒に暮らすアベナオミさんは、5年前に一戸建てを購入しました。最近マンションを購入した友達夫婦の体験談も交えながら、理想のマイホームを購入するためのダンドリについて学んでいきます。後悔しないマイホームの選び方&買い方を学ぶための、「はじめの一冊」にぴったりの内容です!

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