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気くばりの達人が実践する、相手をご機嫌にさせる4つの簡単な習慣

集英社オンライン / 2022年9月26日 10時1分

「気くばりをして相手に見返りを求めるのはナンセンスですが、それで相手が笑顔になったり、ホッとしたりする様子を見ると、きっとあなたも幸せを感じるはずです」と話すのは、「人間関係がうまくいく 働く女子の気くばり新常識100」(リベラル社)の著者、池野佐知子さん。同書から一部を抜粋し、良好な人間関係を築くために心に留めておきたい気くばり術を紹介する。

会った最初はほめ言葉から始める

会って最初の笑顔の後に、ほめ言葉が続く人がいます。ポジティブな発言は場を和やかに、相手を楽しい気分にします。

「会うとまず洋服やアクセサリーなど身につけているものをほめてくれ、『痩せた?』『お肌調子いいね』と言う先輩。私のことをちゃんと見てくれているのがわかるし、素直にうれしい」(PR・25歳)


第一声でほめられたら誰でもうれしいもの。逆もまた然りです。

「会うとすぐに『あれ、少しふっくらした?』とか『疲れてる? 肌、くすんでるよ』とか『聞いたの、あの案件、トラブってるんだって?』とネガティブワードから始まる友達がいます。彼女と会うとテンションが下がるのは、きっとこのせい」(化粧品・26歳)

「会った最初はほめ言葉から始める」は、人間関係がうまくいく大事な気くばり術。遠慮せず相手の素敵なところをどんどん口に出していきましょう。「言葉にするのが苦手」という人がいますが、日ごろから心がけていれば、容易に習慣化できます。

ほめられたら素直にうれしがる

人をほめることはできても、自分がほめられたら「いえいえ、そんな」と謙遜してしまうという人は多いと思います。

「誰かをほめたときに必要以上に謙遜されると残念に感じる」という人は62%。

ほめ言葉に「いえいえ、とんでもない」と答えることが気くばりだった時代もありましたが、今は「ほめ言葉は素直に相手の気持ちを受け取る」のがスマートです。

「合コンで『可愛い服だね』とほめられて『気合い入れてきたの。ありがとう』と答えていたコ。自然体だなと感心」(商社・25歳)

「友達がほっそりしていたので『痩せてきれいになってる〜!』と言ったら『頑張ったの、気づいてくれてありがと』。ほめ甲斐がありました」(家電・27歳)

このような声が多数です。ほめていただいたうれしさは、素直に表現していきましょう。

相手の発言は前のめりで聞き、受け止める

話をきちんと聞いていますよ、あなたの話は参考になります、という気持ちを言葉やうなずきなどの態度できちんと表現することも、大切な気くばりです。

「どんな話も前のめりにうなずきながら聞いてくれる友達がいて、もっと話したい気持ちになります」(旅行・25歳)

「必ず私の発言を拾ってくれて『○○ちゃんの言う通り、そうだと思うんだよね』という言い方をしてくれる友達がいます。認められている気がして、なんでも話したくなります」(通信・25歳)

どちらも相手の発言を認める素敵なふるまいです。さらには、相手の意見が自分と違っても、「そういう考え方もあるよね」と相手の発言を認めて尊重できれば、気くばりの達人です。

ポジティブな相づちをストックしておく

「話し上手より聞き上手」といいますが、相手の話を受けてペラペラとまくし立てるより、たったひとことの相づちのほうが好印象を与えるということはよくあります。

「つらそうな話以外はいつもニコニコ、『いいじゃん』、『それでそれで?』、『うらやましい』、『いいなぁ』とこちらの話を盛り上げてくれる、前向きな相づち上手のRちゃん。彼女に話すと気分いいです」(通信・28歳)

「相づち上手な人とは話がはずむ」と答えた人は87%。私はいつも、「相づち上手は気くばりの人」だと思っています。大事なのは「ポジティブな相づち」。以前は、働く女子の間では「さしすせそ」がポイントと言われていました。

「さすが」、「知らなかったぁ」、「すごい!」、「センスいい」、「そうなんですねぇ」

さらには、こんな意見も。

「絶妙なタイミングで少し前のめりになりながら『うんうん』」(商社・27歳)
「わりとよく使うのが「えっ! それで?」『すごい!』『まさかの!』」(文具・26歳)
「『わぁ!』とか『へぇ』とか『ほんとに?』とかが使えます」(PR・29歳)

ポジティブな相づちは、いくつ持っていても損はありません。

会話に出てきた「好きな物」はメモ

以前話したことを覚えていて気にかけてもらえたら、とてもうれしいですよね。

「自分ではいつ話したか覚えていないのに、後輩から『Kさんが果物のなかで桃がいちばん好きと言っていたことを、福島を旅していて思い出して』と桃が送られてきてキュン」(アパレル・28歳)

「ずーっと前に何気なく言った『私がいちばん好きな花はカラー』という言葉を覚えていてくれて、部署異動のときにカラーいっぱいの花束をくれた後輩。なんてカワイイやつなんだぁ」(エネルギー・28歳)

この気くばりのポイントは、相手がいつ話したかわからないような何気ない話をきちんと覚えていたこと。そして、いざというときにその話を反映した贈り物ができたことです。

日常の何気ない会話は聞き流してしまいがちですが、たとえばその人の好きなお花や食べ物、好きな色などが会話中に出てきたらメモしておきましょう。いざというときの気くばりのヒントになります。

好かれる人の「気くばり新常識」#3はこちら

人間関係がうまくいく 働く女子の気くばり新常識100

池野 佐知子

2022/1/17

¥1,320

240ページ

ISBN:

978-4434298622

「サンデー毎日」で25年続く人気連載「OL400人は考える それってどうよ!?」の著者が選んだ、現場で役立つ好かれる人がやっている気くばりが満載。働く女子400人強へのアンケートデータに寄せられた生の声から、定番&イマドキの気くばり、オンライン・SNSでの気くばりがよくわかる。

文/池野佐知子 写真/shutterstock

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