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迷宮化する東京駅地下ダンジョンを徹底探索! 「八重洲」の語源はオランダ商人「ヤン・ヨーステン」だった⁉

集英社オンライン / 2022年9月29日 18時1分

1日におよそ30万人以上の乗客が利用するJR東京駅。その駅地下ダンジョンを企業系ルポ漫画家・見ル野栄司が探検する当企画。日本を代表する巨大ターミナル駅の秘密を暴くべく、今回も独自の視点で東京駅をブラブラします。

東京駅一番街は地下街ではない…⁉

東京駅丸の内口から始まった今回のダンジョン攻略。そこから北(地下)自由通路を通ってグランスタ地下北口を経由し、「東京駅一番街」にたどりついたところまでが前回のあらすじです(前編はこちら)。

今回は東京一番街からグランルーフエリアを通って八重洲地下街方面へ向かいます

東京駅一番街は、アニメや漫画、さらにテレビ局のオフィシャルショップが並ぶ「東京キャラクターストリート」や、土産品等を調達できる「東京ギフトパレット」、さらに「東京グルメゾン」「にっぽんグルメ街道」「東京ラーメンストリート」といった食を楽しめる空間が広がっています。


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位置にすると、メイン通りはJR東京駅の八重洲口サイドの地下1階。東海道新幹線ホームの真下です。まさかこんなところにアミューズメントな空間が広がっていると知らなかった人もいるでしょう。

歴史を紐解いてみると、東京一番街が開業したのは2005年4月。しかし、「東京名店街」という名前で1953年にはすでに存在していたそう。もともとは地上にあったものが、再開発の流れで地下に移設されるようになったらしいです。

ちなみに、法律上は「地下街」ではなく「鉄道施設」。防災対策も建築基準法ではなく、「鉄道営業法」に基づいているそうです。

だからなんだという話ですが、東京ラーメンストリートで目についたのは防火シャッター。

このシャッターによって、東京駅一番街の安全は守られているわけです。ラスボスを倒して崩れゆくダンジョンを脱出する際に、シャッターを閉められて逃げられない! なんてことはありませんのでご安心を。排煙機器を卸しているのは協立エアテック。空調・防災機器の名門メーカーです。

そんなことより目の前は食の名店ばかり。先ごろ、アルコールの誘惑を断ち切った筆者ですが、ちょうどお腹も空いたので、ここらでモグモグタイム。HPを回復しておきます。AP(アルコールポイント)は0のままですが……。

東京駅の支配者、グランスタとは?

引き続きダンジョンを散策していると、関係者専用扉の以外立ち入り禁止のドアノブに暗証番号錠がありました。

まさかダンジョンの秘宝がこんなところに⁉ なんとか解読して奥に進まねば! と思いましたが、関係者専用ドアの鍵をガチャガチャといじっていたらどう考えても不審者。捕まりかねないので諦めます。きっと秘宝は別のところにあるはず!

ちなみに、錠には「KEYLEX」と刻印されています。これは長沢製作所のボタン錠ブランド「キーレックス」。同ブランドは1981年に国内初の機械式ボタン錠「キーレックス1000」として誕生し、いまや国内外の公共交通機関でのドアセキュリティーの要として活躍しています。

赤ちゃん連れ用トイレの自動ドアも「しらべる」をしておきましょう。

製品は寺岡オートドアのものです。同社は電子はかりの名門、寺岡精工から独立した企業で、1962年に国内初の純電気式自動ドアを開発したという素晴らしい実績を持っています。

各分野で草分け的製品をつくった企業に発注するとは、東京駅はなかなか粋です。まあそんなことを調べても、ダンジョン攻略の糸口になるわけではありませんが、クセなので許してください。

東京駅一番街を抜けると、大丸東京店やグランルーフ、グランルーフフロントといった、地上から地下へ貫かれた百貨店、ショッピングモールエリアが立ちはだかります。それにしても、「グランスタ東京」「グランスタ八重北」に続き(丸の内口側には「グランスタ丸の内」もある)、東京駅は“グラン”ブランドが幅を利かせています。

調べてみると、グランスタの運営会社はJR東日本クロスステーション。昨年誕生した社名ですが、元をたどれば、東日本キヨスク株式会社としてスタートしたのが最初だそうで、「あの売店が…⁉」と驚かされます。もちろん、キヨスクが成りあがって東京駅を牛耳るようになったわけではありませんが。

これらも抜けると、いよいよ「八重洲地下街」、通称「ヤエチカ」です。ここからが東京駅地下ダンジョンの本丸といってもいいでしょう。ヤエチカはとにかく広い。延べ面積は約6万4800平方メートルで、東京ドームの約1.5倍。うち3分の1は駐車場ということですが、売場面積だけでも地下街では大阪のクリスタ長堀に次いで日本2位の広さ。

ちなみに、八重洲の語源は、1600年、豊後(現在の大分県)にオランダ商船リーフデ号で漂着し、徳川家康の信任を得て外交や貿易アドバイザーとして活躍したヤン・ヨーステンだったといわれています。彼のお屋敷がこのあたりに位置し、転訛して「ヤン・ヨーステン」→「ヤヨス(八代洲)」→「ヤエス(八重洲)」となったんだとか。

この広大な敷地がすべてヤン・ヨーステンのお屋敷だった? わけではないと思いますが、もしかしたら彼が残した秘宝がこのヤエチカエリアのどこかにあるのかも……⁉

とにかく、ここを攻略しないことには東京駅地下ダンジョンを制覇したことになりません。すでに、歩き疲れている筆者は意を決して、ヤン・ヨーステンゆかりの魔窟へと進むのでした。

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