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オスカルの身長は178センチで、上から87・63・90? あの衣装に原画にグッズも!! 50年の歩みを堪能できる『ベルばら展』

集英社オンライン / 2022年9月30日 14時1分

六本木ヒルズ森タワーのエレベーターが52階に到着してドアが開くと、そこは「ベルばら」の世界。夢見心地で足を進めると、オスカルが、アンドレが、フェルゼンが、そしてマリー・アントワネットが微笑みをたたえて迎えてくれる……。トップ画像/ⓒ池田理代子プロダクション

いつも私たちの側にあった「ベルばら」

「ベルばら」こと『ベルサイユのばら』が、私たちの前に現れたのは1972年4月。少女マンガ誌「週刊マーガレット」の21号に、池田理代子氏の新連載として掲載された。

以来、50年。

連載時には毎週胸を躍らせ、オスカルが銃弾に倒れた週には、食事が喉を通らないほど悲しみに暮れた少女たちはすっかり大人の女性になり、娘や孫たちに「ベルばら」の素晴らしさを語り継いできた。その間、舞台やアニメになり、「ベルばらKids」や「エピソード編」など〝新作〟も発表。時代を超えてアップデートされ続け、「ベルばら」は常に、私たちの心の中でまばゆい輝きを放ち続けてきた。



「ベルばら」がたどってきた軌跡と、夢の世界を東京の摩天楼で堪能できるのが、現在開催中の「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー」だ。会場には、ここでしか目にすることができない貴重な品々が、惜しげもなく展示され、夢の世界にいざなってくれる。

記念撮影スポットでは、お気に入りの登場人物とのツーショットも撮れる ⓒ池田理代子プロダクション

ベルサイユ宮殿をイメージしたという回廊で、登場人物のパネルに出迎えられたら、連載当時の原画展示スペースへ。池田氏の手による力強くも繊細なペンタッチや、当時のままの写植(セリフ)などを自身の目で見ることができる、幸せ。

原画コーナーでは、池田氏が作品にこめた思いやエピソードの紹介も ©池田理代子プロダクション

そして……オスカルが、フェルゼンへの思いを断ち切るために、生涯でただ一度だけ身につけたドレスが、着用シーンの原画と共に! このドレスは「ベルサイユのばら35周年記念展」の際に文化服装学院オートクチュール科の学生たちが約7ヶ月をかけて再現したもので、どの角度から見てもため息が出るほど、豪華で華麗だ。

オスカルの身長は178センチで、バスト87センチ、ウエスト63センチ、ヒップ90センチ ⓒ池田理代子プロダクション 制作:文化服装学院オートクチュール科学生 企画制作:メイプル

愛あればこそ…宝塚と「ベルばら」

「ベルばら」を語る上で、忘れてはいけないのが宝塚歌劇による舞台化だ。マンガから抜けだしてきたような登場人物。豪華な衣装や、舞台装置。ドラマチックな楽曲と、華麗なダンス。1974年の初演以来、アンドレとオスカル編、フェルゼンとマリー・アントワネット編などのバージョンを含めて何度も再演され、「ベルばら」人気を不動のものにした。

そのときどきのトップスターが演じた公演ポスターがズラリ! ⓒ宝塚歌劇団

実際に舞台で使用された衣装の展示コーナーでは、客席からは見えないところまでこだわって作られた飾りなどをじっくり見ることができる。

ゴージャスな衣装は、原作ファンも、宝塚ファンもため息もの ⓒ宝塚歌劇団

重要なシーンでオスカルが履いていた靴。どのシーンかは会場で確かめてほしい! ⓒ宝塚歌劇団

キャラクターに命を吹き込んだアニメ版

空前の「ベルばら」ブームの中、1979年からは日本テレビ系でTVアニメがスタート。原作マンガ全40話が放送され、オープニング主題歌「薔薇は美しく散る」は大ヒットした。アニメ版ではオスカルの内面が、マンガとは少し違った視点で描かれた。
オスカルの声を務めたのは、女優としての活躍する田島令子。アンドレは俳優の志垣太郎、マリー・アントワネットは上田みゆき、フェルゼンを野澤那智(6〜8話以外)と、声優陣も豪華だ。ちなみに、オスカルに思いを寄せるアラン・ド・ソワソンの声を担当した山田俊司は、現在のキートン山田である。

原作マンガとは違う切り口で、「もうひとつのベルばら」と呼ばれるアニメ版 ⓒ池田理代子プロダクション・TMS

膨大な下絵とセル画の数々からは、オスカルたちに命を吹き込む作業がどれほど丁寧に進められたかということが伝わってくる。

あらゆる角度から描かれた登場人物たち。 ⓒ池田理代子プロダクション・TMS

どのグッズを買って、どのフードを食べる!?

「ベルばら」の世界に酔いしれたあとは、グッズとフードで締めくくり。特設ショップには、ここでしか買えないグッズがズラリ! ポストカードやハンカチなどの雑貨や小物類はもちろんのこと、有名店とのコラボグッズが所狭しと並べられいて、思わずお財布の紐がゆるんでしまう。

展覧会オリジナルグッズは、クリアファイル、マスキングテープなど、充実のラインナップ

ロマンティックなボックスに入った、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」のマカロン ⓒ池田理代子プロダクション

会場と同じフロアにあるレストランカフェ「SUN & THE MOON」では、見てうっとり、食べてうっとりコラボメニューが期間限定で登場。ドリンクにはキャラクターのコースターが付くお楽しみも!

「マリー・アントワネット クグロフケーキ」(左)、「マリーのストロベリースムージー」(右)、「ベルサイユのフルーツローズティー」(奥) ⓒ池田理代子プロダクション

「ベルサイユのローズアフタヌーンティー」は、8種類のスイーツと4品のセイボリーにドリンク付き。優雅なティータイムが過ごせる ⓒ池田理代子プロダクション

会場をあとに胸に押し寄せるのは、「ベルばら」という作品に出会えて本当に良かった…という、思い。「ベルばら」は、時を超えて永遠に私たちの心の中で輝き続けるのである。

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 −ベルばらは永遠に−
◆展覧会名: 誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー
(英語表記)The Rose of Versailles 50th Anniversary Exhibition - The Rose of Versailles Forever -
◆会期: 2022年9月17日(土)~2022年11月20日(日)
◆開館時間: 10:00~22:00(最終入館21:00)
◆会場: 東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
◆主催: 東京シティビュー、産経新聞社
◆後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、J-WAVE、TOKYO MX
◆協力: 池田理代子プロダクション、(株)集英社、(株)トムス・エンタテインメント、阪急電鉄(株)、宝塚歌劇団、(株)宝塚クリエイティブアーツ、(株)宝塚舞台、(株)広真
◆企画協力: メイプル
◆入館料: 一般2,200円、学生(高校・大学生)1,600円、子供(4歳~中学生)1,000円、
シニア(65歳以上)1,900円
【グッズ付きチケット】
料金:ハンカチ付き3,800円
販売期間:数量限定のため、なくなり次第終了
販売場所:東京シティビュー専用オンラインサイト
入館対象期間:2022年10月22日(土)~10月30日(日)
【東京シティビュー専用オンラインサイト】https://visit.mam-tcv-macg-hills.com/
【ローソンチケット】https://l-tike.com/verbaraten
※料金はすべて税込です。
※障がい者手帳をお持ちの方(介助者1名まで)は無料です。
※本展は事前予約制(日時指定券)を導入しております。
◆公式サイト: 【展覧会公式サイト】 https://verbaraten.com/
【東京シティビュー公式サイト】 https://tcv.roppongihills.com/jp/exhibitions/verbaraten
◆公式S N S: 【展覧会公式SNS】 https://twitter.com/verbaraten(@verbaraten)
◆問い合わせ: 東京シティビュー 03-6406-6652(受付時間 10:00~20:00)
※大阪・阪急うめだ本店にも2022年11月30日~12月12日まで巡回予定。
その他の巡回先など最新情報は決まり次第公式サイト等でお知らせします。
※その他の詳細情報は、順次公開予定です。
※本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。
最新情報は展覧会公式サイトおよび展覧会公式SNSにて必ずご確認ください

撮影/田中智久 取材・文/工藤菊香

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