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100切りできないからこそどんどん面白く。窪塚洋介、42歳。ゴルフ始めました

集英社オンライン / 2022年10月1日 16時1分

「42歳、ゴルフ始めました」今年2月、自身の公式インスタグラムでこう宣言した俳優の窪塚洋介さん。日本のゴルフシーンに彗星の如く現れた超大型新人(?)の窪塚さんに、すっかりハマっているゴルフについて詳しく聞いてみた。※本インタビュー直後のラウンドで、なんと100切りを達成。本記事では貴重な100切り前夜の窪塚さんの心境をお届けする。

かっこいいゴルフバッグを手に入れて、重い腰を上げてみたら

―――今日はゴルフについて、がっつり聞きたいと思います。始めたのは今年2月のようですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

窪塚 けっこう前に、ご縁のある方からゴルフクラブのセットをプレゼントしていただいたんです。でも、一式送ってくれたのはいいんだけど、バッグがめちゃくちゃふざけた感じのものだったんですよ。



――オーダーメイドのバッグですか?

窪塚 そう、ちゃんとしたメーカーのものなんですけど、赤と白の派手なバッグに平仮名ででっかく「ようすけ」って、その横には俺の顔の適当な似顔絵が刺繍してあって。反対サイドには「卍LINE AMATORECORDZ」と、俺のレゲエ名義が刺繍してあるという。

――それはちょっと、すごそうですね(笑)。

窪塚 いやいや、これは……と思って(笑)。〝具〟よりも〝側〟だけ見て倉庫行きになったんです。仲のいい何人かには、ゴルフセットをもらったことは伝えたんですけど、「でも多分、俺は一生ゴルフやらないわ」と。

――一旦、封印しちゃったんですね。

窪塚 そうしたらあるとき、関西にいる俺のお兄ちゃんのような存在の人から、打ちっぱなしに行こうと誘われて。断っても「一回だけでいいから」って何度も誘ってくるから、「いや、ちょっとバッグがさ」と言ったら、その人が友達のやっているブランドに話して、いま使っているバッグをくれたんです。

窪塚さんの私物のゴルフバッグ

――それが、持ってきていただいたマスターピースのバッグですね。

窪塚 そうです。「お、かっこいいじゃん」と思って。中身を入れ替えてみたら、ちょっとゴルフに行ってみようかなという気になったんですよ。それが2月の真ん中あたり。

――で、生まれて初めて打ちっぱなしに行ったと。どうでした?

窪塚 それが、けっこう当たったんです。ボールが真っすぐパンパン前に出るんで、一緒に来てたメンバーがみんな「あれ、これは天才じゃないか……」みたいに言ってきて(笑)。それを真に受け、ぽんと乗せられ、そのまま今に至るということです(笑)。

ネームタグ

――インスタに、始めたばかりの頃の打ちっぱなしの動画を上げていますけど、本当に初心者とは思えないほどまっすぐ飛んでいますよね。

窪塚 いや、それはまあね。いいとこだけ使ってます(笑)。

――でも、センスがあったんじゃないですか。

窪塚 いやいや。その後、苦労してますよ。なかなか100を切れないんです。人によっては始めてから3ヶ月くらいで切ることもあると聞いて、「天才なら、俺も半年あれば切れるだろう」ってタカをくくってたんですよ。でも、8月末で半年過ぎましたけど、まだ切れていません。それがまたいい効果で、「ああクソ!」と、ますますハマっている状態ですね。

覚醒も近い? 超えそうでなかなか超えられない“105の壁”

――現在のベストスコア、聞いてもいいですか?

窪塚 105です。もうちょいなんですよ。

――時間の問題じゃないですか。

窪塚 最近は、何が悪くてスコアが伸びなかったのかも分かるようになってきたので、自分でももうちょっとかとは思うんですけど、なんだか壁がありますね。105が3、4回続いてるんです。せめて104とか103とか少しずつでも縮んでいけばいいものを、きっちり105でストップがかかる(笑)。

取材中、フォームの確認を始める窪塚氏

――本当に壁ですね。ショット、アプローチ、パット、バンカー、何か苦手なものでスコアを稼いじゃってるんじゃないですか?

窪塚 それが、そうでもなくって。日によって良いところ、悪いところが違って、「あれ? 今日は割と満遍なくいいんじゃない」と思った日でも、終わってみると105(笑)。

――難しいですね、ゴルフって(笑)。でも「間もなく覚醒する」と、誰かに言われたそうですね。

窪塚
ザ・サイプレスゴルフクラブっていう兵庫の名門コースで、ベテランのキャディさんから、「スウィング、特にテイクバックがすごくいいから、あとは振り方やクラブ選びで覚醒する」と言われました。2打目で距離を稼ぎにいくと確率が落ちるから、確実に前に行くクラブを選ぶこととかができるようになれば、100はすぐに切れると言うんですよ。その言葉を信じて、涼しくなるのが先か100切りが先かと頑張っています。

――明日から三連戦だそうですね。ゴルフ場はどこによく行きますか?

窪塚 縁があって関東と関西の両方を回れるので、いろんなゴルフ場に行きます。本当は特定のコースに通い続けるとスコアも縮むんでしょうけど、なるべくいつも初めてのところに行きたい。それでもスコアは徐々に良くなっているから、どこに行っても100を切れるような腕になりたいですね。

――お聞きしたところ、難しそうな名門ゴルフ場によく行っているようですから、優しいコースに行けば、実は簡単に切れるんじゃないですか?

窪塚 とは言っても、この前は100切りを狙いにいって、奈良の大和高原カントリークラブという、横幅200ヤードくらいあるめちゃくちゃ広いところに行ったんですよ。

――へえー。

窪塚 そこでも、105だったんで(笑)。

――何なんでしょうか、その壁は(笑)。

窪塚 ここまで来たら、いつか来る特別な日のために、100切りは取っているんだと思っています。

――うん、うん、そうですね。

窪塚 打った結果の数字だけではなく、何番を握って何ヤードくらい飛び、どの辺りに行ったか、そういう過程を将棋の棋譜のようにきちんと覚えておいた方がいいって、後輩だけど俺のゴルフの先生である、大阪のクラブハウスというゴルフアパレルで働くアレックスというやつに言われたんですよ。「どうしてそのクラブを選んで、結果がどうだったかというところまで覚えると、ものすごく伸びると思います」って。なるほど!と思いましたね。

――深いですね、ゴルフは。

取材・文/佐藤誠二朗 ヘア&メイク/佐藤修司 撮影/松木宏祐

後編 「ゴルフを始めてよかった。幸せ」窪塚洋介、月13ラウンド、夢に見るほどゴルフに夢中 はこちら(10月2日16時公開予定)

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