自身の性器の“カタチ”に悩む男女が増加している傾向には、近年の「脱毛ブーム」が遠因にある、と井上先生は分析します。
「一般的にVIO脱毛は“脱毛のゴール”とされていますが、全身脱毛を終えて美意識の向上に歯止めがかからなくなった人たちからすると、次は下半身リメイクへと関心が移るのではないでしょうか。また、局部周辺が無毛になったことによって、自身の性器が露骨に晒され、より見た目の細かい部分が気になってしまうのかもしれません」
包茎手術だけじゃない。亀頭増大に名器形成…専門医が語る下半身リメイクがもたらす大きな効用
集英社オンライン / 2022年10月6日 11時1分
「性器形成」の施術を専門とする『veary clinic(ヴェアリークリニック)』には、さまざまな「下半身の悩み」を持った人々が訪れる。しかも、その男女比は圧倒的に女性のほうが多いという。今回は、そんな下半身リメイクの最新事情を当クリニックの院長を務める井上裕章先生に聞いた。
男性は「包茎手術」だけではなく「亀頭増大」も!?
たしかに、サウナやスーパー銭湯などでも、デリケートゾーンが無毛の男性がいたら我々の視線もその股間に集中してしまいます。
ちなみに、男性に圧倒的人気なのは「包茎手術」と思いきや?
「もちろん、包茎矯正はもっともスタンダードな施術なのですが、当院で人気なのは『亀頭増大』です。いわゆる“カリ”の部分にヒアルロン酸を注入するのですが、1cc=5万〜15万円――1ミリ増大させるのに1ccほどを使用するので、平均総額は30万円あたり……と高額ですが、お客さまも皆、ニコニコ顔でお帰りになります。男性器の場合、ビフォーアフターが一目瞭然ですから」
「外見」より「中身」を変えたい女性が増えている!?
男性器は形態的にも凸型に突出しているため「一目瞭然」だという理屈はよくわかります。ならば、凹型の性器を有する女性は、一体どのような「リメイク」を希望するのでしょう?
「一つは『小陰唇縮小』です。いわゆる『ビラビラ』と呼ばれている部分を手術でカットしていきます。
カウンセリングのときに写真撮影をして、それをパソコンに取り込み、モニターで一緒に見るのですが、そのとき大半の女性が『はじめてみました!』とおっしゃいます。『こんなだったんですね……』と。
自分のモノですら知らないんですから、他人がどうなのかなんて知るはずもない。つまり比較対象がないため、『自分の性器=グロテスク→醜い』といった先入観が物心ついたころから脳にこびりついて、加齢と共に消えるどころかますます膨らんでいくわけです。
ここ5年くらいはVIO脱毛がとくに女性のあいだで定着しつつあり、『脱毛をして衝撃を受けた』というケースが冗談じゃなく、急増しています」
ただ、『veary clinic』は現在、女性器の「外見」だけではなく「中身」を変える施術にも力を入れていると、井上先生は言います。
「六本木という場所柄なのか、当院には著名な女性タレントさんやAV女優の方々も来院なされるのですが、大半を占めるのは一般の女性です。そして、そういうお客さまのあいだでは“外見”より“中身”――つまり『膣内を変えたい』という要望が増えてきています。
俗的な表現をすると「膣を名器にする施術」ですが、ニーズはすごくあります。『小陰唇(=ビラビラ)はそのままでいいから、中身だけを』というパターンも少なくありません。
外見を変えるオペは他のクリニックもわりとやっていますが、膣内を変える施術はまだあまりなくて、上手な先生も稀なので、当院の強みはむしろそこにあると思っています」
ヒアルロン酸で「名器」を形成する
「名器」の歴史は、“女性器の具合”で江戸時代の遊女をランク付けしたことがはじまりという説があり、膣の深さや感触、形などの要素が複雑に絡み合ったうえで、男性を虜にする女性器こそが「名器」と呼ばれてきました。そんな「名器」のシステムを医学的に解明し、“再現”するのが「膣内形成施術」です。
「『亀頭増大』と同様、当院が厳選した良質なヒアルロン酸(※ヒアルロン酸の効果が維持できる期間は平均2年)を膣内に注入するのですが、一言で言ってしまうと『締まりが良くなる』施術です。
『veary clinic』で使用されている良質なヒアルロン酸。「1cc=5万〜15万円」
膣圧計で計測した数字上でも、かなりの効果が期待できます。『膣ヒアルロン酸』は元々“締まりを良くする”ために使用するのですが、そこからもう一歩踏み込んで、ヒアルロン酸を注入する箇所を工夫すれば、たとえば以下の5つのように、多種多様な内壁の形をつくっていくことも可能です」
提供:veary clinic
「膣ヒアルロン酸」施術を熱望する女性の動機は、男性には理解しづらい複雑なもの、なんだとか……。
「一番の典型例は、彼氏や旦那さんから『ユルイ』と言われてショックを受けたケースです。
当院で施術を行った女性の最高年齢は70代でしたが、50代の女性もけっこうおられます。年輩の女性は“緩み”だけではなく性交痛(=性交時の擦れる痛み)も気になるようです。そういった方々でもヒアルロン酸を注入すれば、副次的な作用として“濡れやすくなる”という効果も期待できます」
また、井上先生は女性器形成のメリットに「メンタルの変化」も挙げます。
「僕は『女性器形成は究極のアンチエイジング』だと考えています。あくまでメンタルの部分ではありますが、膣から若返る……みたいな。
性器に自信が持てると、おのずと女性としての自信も漲(みなぎ)ってくるという側面は否定できないのではないでしょうか。男性だって、ペニスに“オス”としての自信を左右されがちだったりしますしね。
あと、自分の性器を決して安くはないお金をかけてカスタマイズした――『膣の内部にこれだけの投資をしたんだ!』という事実が、なによりも自信の源になるとの感想をいただいたこともありました。
実際、僕も『膣の中身を変えただけで、人ってこんなにもオーラを発散するんだ!』と、驚いているんです」
「知らなかった」が理由で悩みを解決できないのはもったいない
まだ、日本国内では先駆的な試みである「性器形成」ですが、将来的な市場展開としては「かなりの手応えを感じている」と、井上先生は予測します。
「需要は今後もっと増えてくると確信しています。男女ともに、性器にまつわる嫌な思い出っていうのは、深刻なトラウマとして残ってしまう。彼女から『小さい』となじられたり、彼氏から『締まりが悪い』と愚痴られたりした体験は、もはや呪詛のレベルです。
僕は、シモで悩む人をこの世から無くしたい。そのほかのことで悩むのはともかくとして『シモだけはいったん解決しておこうよ』と。
やはり、医者として『人の悩みを解決したい』という本能があって……。がん治療が『人の体の悩みを解決したい』なら、性器形成は『人の精神的な悩みを解決したい』ということになり、根本的には一緒なんです」
包茎で悩んでいる男性には(実際に「する・しない」は置いておいて)、とりあえず「手術」という選択肢があります。対して、女性は「性器を変える」という選択肢があることを知らないから、発想することすらできない……と、井上先生。
知ってから「やっぱやめよう」は別にかまわない。でも、知らないまま「悩みを解決する方法がない」と思い込んだまま終わってしまうのは、たしかにもったいないのかもしれません。
「男性は『包茎手術』のことを誰でも知っていますが、女性は『膣内にヒアルロン酸を注入する』なんてことはほとんど知りません。
だからこそ、まずは知ってもらいたい。今の若い女性は友だち同士で『二重(手術)やった』とか『どこどこのクリニックの先生がいい』とかって、美容整形の話を堂々としますよね。SNSで公開もしたりして……。けれど、これって一昔前だとあり得なかったじゃないですか。美容整形は隠すべきことだったので。
性器形成の認知度と常態化もそこまで引き上げられたらいいなという野心はあります。リアルな話として、海外ではすでにこうしたトレンドは当たり前になりはじめているのです」
取材・文・写真/山田ゴメス
veary clinic(ヴェアリークリニック)
住所:〒106-0032 東京都港区六本木4-2-35
アーバンスタイル六本木三河台2F
電話番号:03-6820-2457(電話予約・ご相談用)
診療時間:10:00~19:00(年中無休・完全予約制)
メールアドレス:info@vearyclinic.life
公式HP:https://vearyclinic.life
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【トリビュー】美容医療の2024年人気施術ランキングおよび2025年トレンド予測を発表
PR TIMES / 2024年12月16日 11時45分
-
「こういう顔になりたい」美容外科医が語るリクエストが多い“3強”女優のお手本パーツ
週刊女性PRIME / 2024年12月8日 11時0分
-
「若見えには逆効果になる」木村・工藤静香夫婦の“令和”ビジュアルを美容外科医が徹底分析!
週刊女性PRIME / 2024年12月7日 10時0分
-
大学生の娘から「韓国で美容整形を受けたい」との相談を受けました。親としては整形のリスクが心配です。そもそもなぜ「韓国」で受ける必要があるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月6日 3時10分
-
《最新版・切らない美容医療》ベテラン美容外科医が自身で効果を体感したシワ・たるみ改善
週刊女性PRIME / 2024年11月25日 9時0分
ランキング
-
1「痛くない親知らず」をそのまま放置するとどうなるか…「今すぐ抜いたほうがいい親知らず」の判断基準
プレジデントオンライン / 2024年12月22日 9時15分
-
2お金で何でも解決できそうな“超富裕層”に共通している3つの悩み。「絶対に負けられない戦い」も
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時53分
-
3「海に眠るダイヤ」2018年を描く"最大の謎"の真相 現代編の設定が、なぜ「2024年」ではないのか
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 14時0分
-
4【シャトレーゼ新商品「アーフィー」が罪深すぎた】約30cm!385kcal!アイスアレンジで無限大
イエモネ / 2024年12月22日 12時0分
-
5“あおり運転”してきた相手の正体にア然。警察に捕まって土下座レベルの謝罪をするまで
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください