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衝撃の鑑定結果!! 映画誌「ロードショー」の“お宝サイン色紙”を『開運! なんでも鑑定団』に出品してみた

集英社オンライン / 2022年10月10日 19時1分

足かけ37年間で蒐集したスターのサイン色紙。お宝でありながら活用方法のないシロモノでもあった数百枚を思い切って『鑑定団』に出してみたら…。放送直前にロードショー編集長が裏話をお届けする!

「ロードショー」がスターのサインを集めた理由

1972年創刊(5月号)、2008年休刊(10月号)。足かけ37年に及ぶ刊行期間中、映画誌「ロードショー」が蒐集・制作した資料や素材は数万点に及びます。それらは段ボール箱に詰められ、集英社の倉庫の片隅にひっそりと眠っていたのですが、今年3月に「集英社オンライン」の1コーナーとして、ウェブで「ロードショー」が復活し、14年ぶりに光の下へ。貴重な写真などが再活用に向けて取り出されました。



しかし、ウェブ版でもどうしても使い道が見出せなかったものがある。

それは…スターのサイン色紙です。山と積まれた箱を前に、編集部スタッフは首をひねりました。
価値はある…はず。
しかし、サインを見せるだけの記事なんてさすがに需要がないだろうし、系統も年代もバラバラに突っ込まれていて、整頓だけでも手が足りない。

そこへ若手のひとりがボソッと発言。

「鑑定団に出してみるとか、どうですかね」。

こんなふうに、順不同、テキトーに収納されていた貴重なサイン…

実はサイン色紙というのは、日本にしかないアイテム。平安の歌人たちが詠み歌を書き記したものが起源と言われています。海外ではみんなスターにサインを求めるとき、ノートなら上等、その辺にあるものやTシャツに書いてもらったりしているのです。

そんなわけで、昔はスターに取材の場で色紙を差し出すと、「何コレ」と問われたりすることも多かった(今もそうかも)。
しかし「ロードショー」は辛抱強く、あらゆる取材の場で、ときには海外にも持参したり特派記者に依頼したり、映画会社に頼み込んで、せっせとサインを集めたのでした。

アラン・ドロンにサインをもらう、当時の編集長!

だって「書は人なり」と言うじゃないですか。インターネットがなく、動画はおろか簡単に情報もサーチできなかった時代、スターの人となりを記事で伝えるのは容易ではなかった。しかし手書きのサインには、人柄がにじみます。メッセージやイラストを添えてくれたり、さすがは手慣れた流麗書体がある一方、あのハンサムがこんな丸文字をとほほえましかったり。
記事における文字と写真以外に、少しでも彼らの息吹を運ぶ手段として、サインは機能したのです。

初来日インタビューのページには、必ずもらいたてのサインがあしらわれた。ハートマークにジェシカ・アルバからの愛がこめられている
©ロードショー2002年8月号/集英社

そんな貴重なサインが陽の目を見るかもしれない。価値が証明されれば、展示なども企画できるかも! 色めき立った編集部はさっそく番組に依頼。とんとん拍子に話が進んで、1994年の放送開始以来、28年にわたって全国のお茶の間で愛されている『開運! なんでも鑑定団 秋の3時間半スペシャル!』(10月11日午後6時25分~/テレビ東京)で、わたくし編集長の杉原を出品人に、放送されることになったのです。

予想額は200万円

実は思わぬ副産物だったのが、番組スタッフさんの手で色紙が整理されたこと。数か月お預けしている間に、解読され、ジャンル分けされ…「825枚ありました!」とディレクターからご連絡いただいたときには、恥ずかしながら「えっ、そんなに!」と驚きました。
番組では150枚ほどをパネルに並べて収録しましたが、圧巻の一言でした。

その一部をごらんに入れましょう。

アラン・ドロンのサインは、世紀の二枚目らしい端正さ。しかし「お悔やみ申し上げます」と書いてあるのは、冗談なのか皮肉なのか…。

以前にも記事に出しているけど、一生懸命書いてくれたカタカナがどう見ても「ヅョニー」で愛しいジョニー・デップ。

一方ジャッキー・チェンはさすがに日本語も書き慣れている。BEST REGARDS(敬意を込めて)つき。

新年の挨拶が書かれたこれは…クリント・イーストウッドです! 色紙でないので、ロサンゼルスでもらったものと思われる。

これは『スピード』の…キアヌ・リーヴス! 大ブレイクを果たしたばかり、勢いの良さが伝わってくる。

え、ナニコレ…ふざけてんの?と思わせるこちらは、現代の“世紀の二枚目”ジョージ・クルーニー。…やっぱりふざけてるのかもしれない。


めくるめくサイン色紙の世界…その魅力が少しはおわかりいただけたでしょうか。

さて、気になる鑑定額はいくらだったか。
収録前に調べてみたところ、ネットオークションでのジョニー・デップのサイン色紙が5,000円で落札という記録があり。故人のものはもっと高額だろうけど、あまり有名でないスターの分も混じっている。
ならしてみると4枚で1万円くらい? すると800枚で200万円…もう少し多いとうれしいなと思いながら、出演したのですが…。

結果はもちろん放送でご確認ください!

スタジオでは、「ええっ、あの人の!」「このスターは大好きだった!」と、MCの今田耕司さん、福澤朗さん、片渕茜アナウンサーや、鑑定士の方々、みなさんがものすごい食いつきを示してくださいました。

スターの魅力あふれる表情から思い出の映画の場面までよみがえらせてくれるサイン色紙。
一生懸命集めてきた編集部の先人たちやご協力くださった人々に感謝いっぱいで、胸が熱くなる収録でした。

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