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元NMB48で「ゆい酒店」店主の高野祐衣が厳選。この秋おすすめの日本酒5銘柄

集英社オンライン / 2022年10月13日 16時1分

アイドルグループNMB48元メンバーの高野祐衣さんが今夏、東京・西浅草にオープンした酒販店「ゆい酒店」。店内には、高野さんが全国を駆け回ってセレクトした日本酒がそろう。その中でもこの秋、特におすすめの日本酒5銘柄を選んでもらった。

NMB48や吉本坂46で活動した高野祐衣さんが今年7月にオープンした「ゆい酒店」は、浅草エリアの中でも大通りから路地に入った静かな一角にある。繁華街ではない場所を選んだのは、「一人ひとりに丁寧な接客を一番大切にしたかった」からだという。

現在はスタッフとふたりで店を切り盛りしている。接客をはじめ、店内の掃除、在庫の発注、商品を説明するポップの作成、商品の梱包・発送などなど、アイドル時代とは大きく異なる仕事を幅広くこなしている。閉店後には周辺の赤提灯に出かけるのが楽しみなんだとか。


店の定休日などに地方の酒蔵へ出かけることもしばしば。高野さんは「実際にどんなふうに日本酒が造られているのかを自分の目で見て、経営者や杜氏の方といろんな話をして勉強させてもらっています。この経験があってこそ、みんなに飲んでほしい!と自信を持っておすすめできます」と話す。店では、特に女性や若手の杜氏の蔵を中心にセレクトした銘柄に力を入れている。

「日本酒を通じて感動を提供できる場所をつくりたい」と意気込む高野さんに、おすすめの日本酒を聞いていこう。

イメージを覆す、新しいおいしさ
VEGA
(新潟県・阿部酒造、¥2,200 ※「ゆい酒店」の販売価格、以下同)

1804年から続く新潟県柏崎市の老舗・阿部酒造。代表的な銘柄「あべ」の透明感ある飲み味とはひと味違うのが「VEGA(ベガ)」だ。教科書通りの酒造りにとらわれない、自由なレシピによる阿部酒造の「★(スター)シリーズ」の一本。

「ワインボトルのような外観だけでなく、味もいい意味で日本酒のイメージを裏切ってくれます。ひと口飲めば日本酒の幅の広さを実感できるはず。アルコール度数12%で、甘酸っぱくてジューシー。サラッとした飲み心地なので、普段はサワーなどの甘いお酒を飲んでいる人にも日本酒っておいしい!と感じてもらえる一本だと思います。

料理と合わせるなら、オリーブオイルを使った洋食。面倒なら、市販のオリーブオイル仕立てのせんべいでも。同じ『★シリーズ』で、爽やかな酸味が広がる『REGULUS(レグルス)』と飲み比べてみてほしいです」(高野さん、以下同)

ワイン酵母仕込みで酸味と甘みの二重奏
陸奥八仙 V1116
(青森県・八戸酒造、¥1,815円)

「八仙」と大きく描かれたラベルが居酒屋や日本酒バルでお馴染みの八戸酒造の「陸奥八仙」。「V1116」は芳醇旨口のよさはそのままに、白ワインさながらのすっきりとした酸が感じられ、小春日和にぴったり。

「日本酒を造るときは通常、清酒酵母を使うんですが、こちらはデンマーク産のワイン酵母を使っているんです。芳醇でまろやかな味で、口に含んだときの香りが上品。キリッと冷やしてワイングラスで飲んでみると香りが立ち、このお酒の持ち味がさらに引き出されます」

食欲の秋、和食に合う万能食中酒
忍者 純米吟醸無濾過生原酒 吟吹雪
(滋賀県・瀬古酒造、¥1,815)

吟吹雪とは、滋賀県内で多く栽培されている酒米だ。その旨味や味のふくらみを活かした吟醸酒はどんな料理にも合わせやすく、冷蔵庫にあれば重宝すること間違いなし。

「和食、特に醤油との相性が抜群です。肩肘張らずに肉じゃがや魚の煮つけなどいつもの食卓で飲んでほしい一本。日本酒を造る工程で通常行われる濾過や加水をしない素のままのお酒で、アルコール度数も16%と飲みごたえあり。同じ銘柄で酒米が五百万石のバージョンも、スリムでシュッと引き締まった味わいです」

人気酒蔵が造るコスパよしの辛口
鳳凰美田 剱 辛口純米酒
(栃木県・小林酒造、¥1,540)

「鳳凰美田」といえば、みずみずしく、吟醸香が楽しめるきれいな酒を思い浮かべる人が多い。こちらの「剱」は、家庭料理に自然と馴染む辛口タイプ。

「手軽に飲むならこれで決まり! スッとキレのいいおいしさで1540円はコスパ最強だと思います。冷たいままで飲むのはもちろん、燗にしても意外といけるんです。少し肌寒くなってきたこの季節、心も体もほっこりします。飲む温度によって印象が違うのも日本酒の魅力のひとつですね」

新ジャンル、どぶろく+乳酸菌の自由な酒
稲とアガベ DOBUROKU 生もと02 亀の尾
(秋田県・稲とアガベ醸造所、¥3,328)

法律上は日本酒ではないが、日本酒の醸造技術を活かし、副原料を入れた新しいジャンルのクラフトサケから一本。

「『ゆい酒店』では、クラフトサケにも力を入れていて、いろいろ取り扱っているんですが、このどぶろくは特においしいですね。日本酒ファンの間では『6』のラベルで知られる新政酒造にいた方が造ったお酒。どぶろくに乳酸が加わったこのお酒、どんな味に仕上がっているのか、自由な発想で造られたクラフトサケの世界を知ってほしいです」

秋の夜長に、高野さんおすすめの日本酒で一杯いかがだろうか。

終わり

取材・文/小林 悟
撮影/是永日和

【店舗情報】
ゆい酒店
住所:東京都台東区西浅草2-16-7
電話:03-5830-3690
営業時間:11時〜19時
定休日:火曜日
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