『座王』はベテランも参加する門戸の広い番組ではあるが、若手にとっては特技や経歴ではなく、「お笑い」の力を発揮できる大きなチャンスだ。関西ローカルとはいえ配信で全国でも視聴できる環境が整っており、その価値はますます高まっている。
事実、『座王』は若手の抜擢を続けており、その中から座王も誕生している。千原ジュニアも期待の若手として名前を上げたカベポスター・永見、サツマカワRPGは、少ない出場回数ながらすでに座王を獲得した次世代スター候補である。まずは関西ではその知名度をじわじわと上げているカベポスターの永見に話を聞いた。
「はじめて座王になったときは……照れちゃいましたね(笑)。座王の席に座って、トロフィー渡されたときに“えへへへ”ってデレデレしてしまって(笑)。自然と笑みがこぼれて、“優勝しちゃっていいんや”という気持ちでした」