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ゴルフの天才少女・須藤弥勒の素顔。「尾田栄一郎先生に会いたい!」「のど自慢に出たい!」

集英社オンライン / 2022年10月28日 14時1分

11歳にして史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成した須藤弥勒(すとう・みろく)。将来を嘱望される「天才少女」はどんな小学生なのだろう。茨城の練習拠点を訪ね、ゴルフのこと、学校のこと、好きなマンガのことなど、あれこれと聞いてみた。

群馬のゴルフ場で練習に励む須藤弥勒

2022年6月に「ジュニア欧州選手権」をコースレコードで制覇し、グランドスラムを達成した須藤弥勒。小学5年生のアマチュアゴルファーでありながら、ゴルフ5と所属契約を結び、その他にニトリ、楽天、UHA味覚糖など計11社とスポンサード契約をしているスーパージュニアプレイヤーなのである。

横峯良郎氏の指導を受け、さまざまな斬新な練習メニューをこなし、毎日2000球以上も打ち込むという弥勒はいったいどんな11歳なのか。10月某日、午前中の練習を終え、休憩中の弥勒にインタビューした。


尊敬するのは「ゴルフの神様」

――好きなおかずはなんですか?

「うーん、なんでも好きなんですけど、やっぱりお肉! 焼いて食べるのが大好きです」(須藤弥勒、以下同)

練習の昼休みにインタビューをさせてもらった。写真右は母・みゆきさん

――好きなお菓子は?

「『ぷっちょ』です! なんかちょっとガムみたいで好き。プレー中にもよく食べてます。どんなときでもポケットに入れておいて食べられるし」

――苦手な食べ物はなんですか?

「ないです。なんでも好きです」

練習中の真剣な表情とは一転、インタビューでは終始笑顔

――尊敬している人はいますか?

「ゴルフの神様。いつも弥勒の上にいて見守ってくれてます。5歳のときにナイスショットをしたら曇り空がパーッと晴れたり、7歳のときにはスコアが前半49だったのが、後半は巻き返して40で回れたんです。

そのときに、『虎の目は私の目。目は私を導く』って言葉が頭の中に浮かんで、急にゴルフがよくなったんです。それはゴルフの神様のおかげだと信じてます。変わってますよね」

ちなみに「虎の目は……」という言葉は、誰か偉人の言葉ではなく、まったくのオリジナルで、どこで覚えたのかわからないのだという。当時7歳の女の子の言葉としては、あまりに大人びていて感服するしかない。

一問一答の取材に答えてもらった

算数と音楽が好き。『のど自慢』に出たい

――憧れのスポーツ選手は誰ですか?

「いません。誰かに憧れるのはいいことだと思うんですけど、自分がその選手を目指すんじゃなくて、自分が目指される、誰かの憧れの選手になったほうがいいかなって思うんです」

――好きなアイドルは誰ですか?

「いません」

――好きな歌はなんですか?

「ドラえもんの(映画主題歌の)『ひまわりの約束』(秦基博)です」

――好きなお笑い芸人は誰ですか?

「ビートたけしさんです。何回かテレビで共演させてもらって、すごくおもしろかったので。一緒にゴルフもしたけど、たけしさん、ティーマークを打ったりしてました」

――学校で好きな科目はなんですか?

「算数が好きです。そろばんをやってるから、計算はパパッとできちゃうし、やっていて面白いです。ちゃんと答えが出るからかな。

あと音楽の時間も好きです。お母さんが教えてくれるし(母・みゆきさんは音楽大学出身)。ピアノを弾くのも歌うのもどっちも好きだけど、演奏のほうが好きかな。あっ、でも(NHKの)『のど自慢』にも出てみたいです!」

この日はみゆきさんとマンツーマンで練習していた

毎日の練習前に集中力を高めるためにそろばんの練習を欠かさない弥勒。また母・みゆきさん仕込みのピアノの腕前もなかなかのものだという。しかし、『のど自慢』というシブい番組に出てみたいとは、ちょっと驚きである。

尾田栄一郎先生に会いたい!

――好きな動物はなんですか?

「ライオン。だって百獣の王だから。やっぱりトップだから好きです。一番じゃなきゃイヤなんです。勉強もそうです。お兄ちゃんに負けるのもイヤです」

――いつも何時に起きますか?

「えーと、試合のときやなんかは違うんですけど、いつもは6時です。自分で起きます、目覚ましをかけて」

――いつも何時に寝ますか?

「夜9時です。横になるとスーッと寝れちゃう」

――好きなマンガはなんですか?

「『ワンピース』! ルフィが好きです。(今回の取材が『ワンピース』と同じ出版社だと知ると興味津々の様子で)『ワンピース』の結末はどうなるんですか? 尾田栄一郎先生ってどんな人なんですか? いつか会わせてもらえませんか? あー会ってみたいなー!」

大のマンガ好き。家には本棚いっぱいのマンガがある 写真提供/須藤みゆき

ゴルフや勝負に関しては、まさに天才的な感覚と並外れた負けず嫌いさを見せる弥勒だが、競技を離れたところではマンガの結末がすごく気になっちゃう普通の小学5年生だった。その微笑ましいギャップに、大好きな尾田栄一郎先生にいつか会えることを一緒に祈りたくなってしまった。

終わり

取材・文/志沢 篤
撮影/等々力 菜里

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