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「脱ぐ覚悟はできていた」グラビアアイドル清瀬汐希が全裸で挑んだ不倫純愛物語

集英社オンライン / 2022年10月27日 18時1分

身長170cm・Gカップと抜群のスタイルを武器に、モデル、グラビアアイドルなど幅広いフィールドで活躍してきた清瀬汐希が初挑戦したのは、W主演の1人として挑んだ映画『月下香』。官能的な禁断のラブストーリーを描いた作品だ。

不倫への入口は?

――初の映画出演で、いきなりW主演の1人としてスクリーンデビューを飾ることになりました、オファーが来たときの心境から教えてください。

マネージャーから、「受かったよ」と言われた時はとにかく嬉しくて。スケジュールの確認とか、いろいろ話をしたはずなんですが、嬉しすぎてその記憶は飛んじゃっています(笑)。

――その時点で、許されない禁断の愛がテーマの映画だというのは?

もちろんわかっていました。キスシーンもあるし、ベッドシーンもあるということをわかった上でオーデションを受けたので、オファーをいただいた時には、しっかりと覚悟はできあがっていました。



――実際に出来上がってきた脚本を読んだ時の感想は?

映画のタイトルが『月下香』で、キャッチが“花言葉は禁断の誘惑”ですから。正直にいうと脚本をいただく前は、結構ドロドロしたものを想像していたんです(笑)。でも、読んでみるととっても切なくて、心が締めつけられるような大人のラブストーリーで。読み終えた時にはぐっと気持ちが入り込んでいました。

――確かに“純愛”という言葉がぴったりの物語です。

そうなんですよ! “ザ・不倫”というドロドロしたドラマを期待してくださっている方には申し訳ないんですけど、純粋でピュアなものが下敷きとしてあって、その上に官能の世界が乗っかって広がっていく感じです。

――その映画の中で今回清瀬さんが演じたのは、年下の画家に惹かれていく人妻・亜美の役ですが、演じる中で特に気をつけたことがあったら教えてください。

私は結婚したこともないし不倫をした経験もなくて(笑)。性格的にも亜美さんとはちょっと違うなと感じていたので、自分から亜美さんに寄せていこうと思っていたんですけど、撮影しているうちに似ている部分が重なってきて。役を作る、役を演じるという意識から、感じたまま愛が昇華していくのを見つめている感じでした。

――初めての映画で初めての主演。現場の雰囲気はどうでしたか?

監督さん、スタッフの方も含めてみなさんものすごく優しくて。キャストの方も、「このシーンは、こうだよね」とか、「僕はこう思う」とかあちこちでそんな会話が交わされていて、私自身はその雰囲気に付いていくので精一杯でしたけど、とにかくすべてのシーンとても勉強になりました。

――その中で、特に印象に残っているエピソードは?

私の不倫相手、若き画家を演じた松井健太さんが、私が緊張しないように、とにかくいっぱい話しかけてくれたのと、旦那さん役の松本博之さんが、スクリーンの中そのままといっていいほど優しい方で。松本さんは撮影がない日だったのに、今日は寒いからとモコモコの靴下を買って現場に来てくださったんです。

――現場でも、2人の男性の間で揺れ動いた?

それはないです(笑)。揺れ動いたのは、あくまで映画の中だけの話なので。でも……役の上とはいえ、女性ってこうやって不倫をしていくのかなぁというのが、なんとなくわかった気がしました。

いけないとわかっているけど…

――禁断の愛への入口を見つけた?

そこまで大袈裟なものではないんですけど…亜美さんが才能あふれる年下の画家に惹かれていった理由はわかるような気がします。

――具体的にはどういうところでしょう?

亜美さんは旦那さんとも愛し合って結婚したはずなんです。年下の彼に出会う前は…ううんそうじゃないな、きっと出会ってからも旦那さんのことは好きなんです。でも日々を重ねるなかでどんどん刺激がなくなっていって…。

――当たり前ですが夫婦は、もしかするとカップルも、長く一緒にいると空気のような存在というか、そこにいるのが当たり前になっていきます。

着ていた洋服のポケットにティッシュを入れたまま洗濯機に放り込んだり、ソファーに寝そべったままテレビを見たり。

――オナラをするのも平気になったり?

そこまでは、わかりませんけど(苦笑)。でもそんな時に、仕事や趣味のことをわかってくれる、理解してくれて、気遣ってくれる。気持ちを共有してくれる、繊細でイケメンの男性が突然現れたら、やっぱり揺れ動きますよね。

――そこで亜美さんとしては?

亜美さんは、そういう自分の気持ちをちゃんとわかっている女性で。その気持ちに従って走っていきたいという気持ちもあるけど、でも流されちゃいけない、家に帰れば旦那さんがいるんだからという、二律背反の中で悩んで、自分の中できちんと結論を出してから動く女性なので、余計に苦しかったと思います。

――そういう意味では亜美さん、旦那さん、若き画家と、メインで登場する3人の性格が個性的に描かれています。

言葉も行動も感じたまま衝動的に動く、若き画家・柏木さんに対して、疑念を抱きながらも必死に今の生活を守ろうとする旦那さんがいて。その2人の間で揺れ動く亜美さんが、もしかしたら、一番普通なのかもしれないなって思います。

――3人のうち誰に感情移入をして観るかによって、作品そのものの印象も大きく変わってくる感じがします。

特に旦那さん視点で見てくださる方には、ものすごくツライ映画なのかなと思います。亜美さんを演じている私でも、旦那さんを見ていると、切なくて泣きそうになりましたから。

――なのに、禁断の恋に足を踏み入れてしまう?

いけないことなんです。私も許せないと思います。頭ではわかっているんですが、そういう状況でそういう人が現れたら、やっぱり惹かれてしまうのは仕方がないのかなと。いけないことだし、許せないけど、こういう不倫ならしてもいいかなと思っちゃいました。

脱ぐ覚悟はできている

――絵のモデルとして全裸になるシーンがありますが、“撮影前に覚悟はできていた”と言っていた通り、見事な脱ぎっぷりでした。

まだ出来上がった作品を見ていないので、自分ではなんとも言えないのですが、見てくださった方から「綺麗だった」と言っていただいたので、ほっとしている部分はあります。それに自分の裸は、毎日お風呂上がりに鏡で見飽きるほど、見ていますから(笑)。映画を観てくださる方が、どんな感想を持たれるのかが気になります。

――ベッドシーンで特に気をつけたことは?

とにかくすべてがはじめてのことだったので、1シーン、1シーン、全力で取り込んでいるうちに、全部の撮影が終わっていたという感じで。いろんな方に同じ質問をされるんですけど、ベッドシーンだから特別何かを考えたとか、何か準備したという記憶はないんですよね。

――本当に?

本当です! 綺麗に撮れていたら嬉しいなぁとは思いますけど、勢いとか本能の赴くままに、何も考えずに撮影に臨んでいました。

――あとは見る人が判断してくれと?

というより、みなさん、どんな顔で見るのかの方が気になります。食い入るように見るのか、思わず目を逸らしてしまうのか、見ていないふりをしながらしっかりと見るのか、それを確かめてみたいです。

――周りの人の反応は?

以前アイドルグループに所属していて、その頃から応援し続けてくださるみなさんからは、“きよちゃん”と呼ばれているんですけど、中には「そんなきよちゃん見たくない」という人もいて(苦笑)。友達も両親も最初驚いていましたけど、「見たい」と言ってくれています。

――この作品を撮り終えて、新しく見えてきたことはありますか?

中学3年生の時に役者という職業に憧れて、でも自分には無理だ、とセンスがないと勝手に決めつけて、そこから逃げてずいぶん遠回りしましたけど、今ようやく、そのスタートラインに立てたので、今度は逃げずに必死に食らいついていきたいと思っています。

――挑戦してみたい役は?

まずはこの映画『月下香』の続編ですね。私が演じた亜美さん、旦那さん、若き画家の3人の関係がその後どうなっていくのか。私自身も気になるし、きっと見てくださった方もあれこれ想像しちゃうと思うんです。それを続編で描けたら、絶対に面白い作品になると思います。

――他には?

いずれは非現実的な世界観の作品にも挑戦してみたいと思っていますが、今はリアルなストーリーを紡いだ作品に出てみたいという気持ちが強いです。

――準備はできている?

はい! 脱ぐ覚悟はいつでもできています(笑)。

取材・文/工藤晋 撮影/石田壮一 場面写真/©2022映画『月下香』製作委員会

月下香』(2022)
監督:淵澤由樹
出演:清瀬汐希 松井健太 木村祐一ほか 配給:テンダープロ
2022年10月28日(金)よりシネ・リーブル池袋にてロードショー
https://gekkako.net/

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