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堂安律がW杯メンバー選出直後の心境を告白「コスタリカ戦はいちばんプレッシャーのかかる試合」

集英社オンライン / 2022年11月1日 19時11分

カタールW杯(11月20日開幕)を戦うサッカー日本代表メンバーに選出された堂安律(SCフライブルク所属)が、「堂安律公式YouTube」で現在の心境を告白。自身初のW杯へ向け、どんな言葉を語ったのか。

前日はあんまりよく寝れなかった

(W杯のメンバー発表は)ヨーロッパなんで、早朝6時に家のリビングで見ていました。めったにこういう緊張はないですね。選ばれていない選手のことを考えると胸が痛いですけど、僕にとってはすごくうれしいニュースが届いたので最高にうれしいです。

ワクワクなんて一切なかったです。(前日は)あんまりよく寝れなかったですね。もともとこういう緊張はいちばん嫌いなので、見ないでおこうとも思ったんですよ。



試合の緊張は自分がなんとかできるから好きなんですけど、こういうのは自分ではどうにもできないので。見ないでおこうかなとも考えたんですけど、一生に数回あるかないかの経験なので、しっかり自分の耳で、生で聞こうと思って。

いっぱい連絡はきています。ただ、連絡を返したのは母親だけですね。母親とは電話しました。声では泣いているんだろうなというのを感じましたね。両親が喜んでくるのがいちばんうれしいので。その声を聞けて、ひとつ親孝行ができたかなと思います。

ベスト8という「新しい景色」を見るために必要なことは?

点を取れるときに取るっていうのが僕の感覚ではあって。やっぱり多くのチャンスは来ないので、全員が嗅覚を研ぎ澄ませながら、その試合に来るワンチャンス、ツーチャンスを。そのタイミングが来たときに全員で食ってかかるようなチームの団結力、チームの意思統一が必要なのかなって。

オリンピックのときに経験しましたけど、スペイン戦の後半の立ち上がり10分ぐらいまでよかったシーンがあったのに、そこで点を取れなかった、そこで食ってかかれなかった。それが敗因だと思っています。

「今だ!」と思う瞬間に、全員が相手を制圧しにいけるかが大事。W杯とは舞台が違いますけど、そういう試合を経験しているので。

あと、目標はベスト8じゃなくて、優勝です。そもそも負けると思って大会に臨まないので。「すごくバカなこと言っているな」と思う人も多いと思いますけど、それを応援してくれるサポーターが日本にはいると思うんで、ベスト8と言わず、優勝を目指していいんじゃないかなと思います。

グループリーグでカギを握る試合は?

最初の2戦ですね。もちろん初戦のドイツで勝ち点3を取れれば最高ですけど、ラスト20分で勝ち点1でもOKという展開になるかもしれないですし。初戦の入り方は大事ですね。

そして、コスタリカにしっかりと勝ち点3を取らないといけない。言い方を変えれば、いちばんプレッシャーのかかる試合だと思うので。そこで自分たちのパフォーマンスが発揮できるのか、というのも大事だと思います。

連戦が続くので、正直、この2戦目、3戦目の僕たちのパフォーマンスというのはすごく変わってくると思います。この2戦でどれだけ勝ち点を拾えているか。やっぱり勝ち点1じゃ厳しいですし、最低とは言わないですけど、2引き分けでも、(3戦目のスペイン戦に)チャンスは残っていると思います。もちろん、勝ち点6、勝ち点4をとれていれば最高ですけど。

最初の2試合でいい試合ができていれば、3試合目もリズムよく入れると思います。まあ3戦目で少し緊張にも慣れてきていると思いますし、最初の2戦が大事かなと思います。

(決勝トーナメントで対戦してみたいチームは?)特にないですね。もう勝てればなんでもいい。ラッキーと言われようが、今までの日本の歴史を変えたいです。まずグループリーグの組み合わせがラッキーではないので。ここに勝った時点で僕たちの実力ではありますし、(決勝トーナメントでは)どの相手でもいいので、どんな批判をされようが、日本代表というチームがひとつでも上に進めれば最高のW杯になるんじゃないかなと思います。

不安も何もなく、失うものがなにもないこのグループリーグで、自分の立ち当て気にももうやるしかない状況にいるので、自信しかありません。

五輪代表の背番号「10」のジンクスは、逆に燃えた

(フライブルクに移籍して、)まあまずコンディションのところでいうと試合に出られていて、この連戦のなかでも戦えている。体が慣れているので、W杯で連戦が続いても問題なく戦えると思う。そこはポジティブかなと思います。

あと、W杯になると日本代表は守備の時間が長くなるというのは全員覚悟していますし、フライブルクは守備をすごく大事にするチームなので、そこは自分にとってもリンクさせやすい。そこはW杯のためにフライブルクで3か月過ごせたなとは思います。いいチームでW杯のためにトレーニングを重ねられたなと思います。

(「オリンピックで背番号10番を背負った選手がその次のW杯メンバーに選ばれていない」というジンクスを)知っていました。というのも、東京五輪に出て、そのあとにA代表から落選しましたけど、そのときにSNSでよくわからない人が送り付けてくるものもあって、自然と目には入ってきました。

まあ、そういうジンクスがあるんだよっていうのを言われると、逆にテンションが上がって燃えるタイプ。その人は僕の性格をわかっていないのかなと思いましたね(笑)。

記者会見で田島会長、森保さん含め、「新しい景色を」ということを何度も発言されていたと思いますけど、まさに僕たちの目標は、日本代表を応援してくれるサポーターの皆さんに「新しい景色」をお届けしたいという一心でやっているので。

あとはさっき言ったように、「優勝を目指さないでどうするんだ!?」と思っているので。サポーターも「優勝って言えよ」って言う人がいてくれたらうれしい。現実的になりすぎず、夢を見ていい舞台だと思うので。

ちっちゃいころに「W杯に出る」と言って、おそらくバカにされてきた人たちがバカみたいに夢を見て、この舞台に立つと思いますし、その舞台で夢を見ないでどうするんだと思います。

「優勝してやる」という目標を掲げるべきだと思いますし、そういうサポーターたちもいたら、一緒に僕たちもともに戦えるので。その夢に一緒に乗って、背中を押してほしいなと思います。

写真/AFLO

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