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尾形にとって最下位の位置付けのバラエティ!? BS吉本の「ガッツ100%テレビ」は脳みそに直接クル笑い

集英社オンライン / 2022年11月8日 18時1分

パンサー尾形、プラス・マイナス岩橋、コロコロチキチキペッパーズ、ナダルの3人が企業のPRを行うバラエティ『ガッツ100%テレビ~笑いと愛が企業を救う~』(BSよしもと)が、密かに人気を集めつつある。とにかく一生懸命挑戦した先で予想外の笑いが起き続ける面白さがその所以だ。レギュラー3人に、自分たちが思う同番組の魅力を聞いた。

「忘れガッツ、思い出しガッツ、みんなで取り戻しガッツです」

毎回冠スポンサーが1社付き、その商品やサービスを全力で紹介するバラエティ番組、『ガッツ100%テレビ』。メンバーは前述の3名。トークやプレゼンが得意なわけではなく、若い世代からの人気が特に高いわけでもないが、とにかく体を張る「ガッツ」が魅力。YouTubeでも再生回数を稼いでいる。



――取材前に、収録を1本見学させてもらいました。熱気がすごかったです。

尾形 熱気はあるから! 地上の全番組イチじゃない!?
ナダル そうっすね。僕ら、ほんまに企業さんのPRしたい気持ちが強いですから。
岩橋 あと、優勝賞品をもらいたいという気持ちも。
尾形 優勝賞品が毎回めっちゃすごいんだよね。こんなの今どきないよ。

――商品の豪華さ以外に、3人が感じる『ガッツ100%テレビ』ならではの魅力はどんなところですか?

尾形 ガッツでしょ! 『ガッツ100%』ですから。99%でもない、100%ガッツだけ!
岩橋 尾形はこうやって自分に言い聞かせてるときがある。たまに迷走したり自信なくしたりして「ガッツ」を忘れてるんですよ。そういうとき、ものすごい声小さい(笑)。
ナダル その後「ガッツ」思い出すと声がでかくなる。そのときのギャップがすごいんですよね(笑)。
尾形 「違う違う! ガッツ! ガッツだ!!」って気づくときがあるんだよ。
岩橋 スマートな笑いじゃなくて、汗かくことで観る人の心を打つことを目指してるところはありますね。
ナダル 大喜利系の企画がたまにあるんですけど、大喜利って普通はパーンと一言で笑かすものじゃないですか。でも僕ら、回答した後にいろいろ付け足しますからね。あんなのはガッツないとできないですよ。

――それぞれ、3人の中で自分はどんな役割だと自負していますか?

岩橋 尾形は強烈じゃないですか。
尾形 お前に言われたくないよ。
岩橋 スベろうが何しようが関係なくわーわー前に出る根性男なんです。ナダルはナダルで口数多いし言葉や動き、表情もすごいんで、自分のポジションをどうしたらええんやろうと……。
ナダル いやあるやろ! めっちゃあるやろ! どんだけむちゃくちゃなことしてるか。
ナダル 岩橋さんは突拍子もないことやりだしたりもするけど、ツッコミがめっちゃうまいんです。急にバチコーンと一言で刺して、ドーンとウケるときがある。僕らが気づかへんところをツッコんでくれるので助かります。僕はサポート役に徹してることが多い気がします。実は裏回し的なことをやってるんじゃないかと。
岩橋 たしかに、ナダルはずっと何かしゃべってるんで、場が回ってる感じはあるなぁ。
尾形 ちょっと悪いことも言ったりするので、ピリッとしたスパイシーな役割ですね。僕はなんですかね……いちばん大きい声出していくところ。いちばん年上なんですよ。(岩橋に)年下だよな?
岩橋 うん。でももうこの歳なったら一緒やけどな? 44やで、俺。
尾形 自分の中では、兄さんとして引っ張っていこうって意識はありますね。
岩橋 実際、リーダー感はある。「ガッツ」ってコンセプトでいったらいちばんの王道いってるし。
ナダル 企画によってはみんなビビって声が小さくなるときがあるんですよ。そういうときに尾形さんが思い出しガッツでいってくれて。忘れガッツ、思い出しガッツ、みんなで取り戻しガッツです。

尾形にとって最下位の位置付けの番組

――この番組は地上波ではなくBSよしもとでの放送です。観たい人はわざわざアクセスして観に来る必要があるわけですが、その一歩を踏み出してもらうために何か意識していることはありますか?

ナダル やっぱり、ガッツですよね。

――“ガッツ”の便利使いが過ぎる!

ナダル (笑)。でもほんまにそうなんですよ。普通のバラエティやったら「ここはちょっと待ってからいこう」とかいろいろ考えるけど、ここでは誰もあんまり考えずにガッツだけでいってて、それがおもしろいっすね。
岩橋 逆に聞きたいんやけど、2人の中でこの番組の位置付けってどんなもんなん? 地上波の番組もいっぱい出てるわけやん。その中で、ほかの民放とも変わらへんくらいなのか、BSの一個の番組ってくらいなのか、なんなら『ガッツ』愛があるのか。
尾形 俺はもう、余裕で最下位よ。
ナダル 最下位かい! ガッツ!!
尾形 最下位ガッツなんだよ! だからこそ、グゥ〜っとなるわけ。
岩橋 最下位は否定してほしいなぁ(笑)。
尾形 最下位は最下位。ギャラ的にも最下位だし。
ナダル (笑)
尾形 だから「やってやろう」「ここから這い上がっていこう」って思うんだよ。
岩橋 今レギュラー何本あるの?
尾形 ……ないよ、全然(小声)。
ナダル 尾形さんの今のレギュラー、『ガッツ』とNHKのわけわからん数学の番組(『笑わない数学』。尾形が一人で出演し、数学の難問を真面目に解説する)でしょ。
尾形 わけわからんって言うな。
ナダル でも僕もラジオとBSとケーブルテレビくらいなんで、マジで『ガッツ』は大事にしてます。
尾形 大好きな番組ですよ。楽しいしね。

なぜ芸人は体を張った笑いに憧れるのか?
「どうしても笑ってしまう」強さ

――この番組は体張ることも多いですよね。今日も鍋プロレス(鍋に相手の尻を嵌めて3カウントとったら勝利というゲーム企画)をされていましたが。

岩橋 大正時代からやってたんちゃうかっていうくらいシンプルなコーナー(笑)。
ナダル 僕はいま足怪我してるんで早々にリタイアしたんですけど、2人がどうやって笑かすんかなと思ったら、あんなことに(笑)。
岩橋 2人ともノープランで、頭にガッツしかない。でもそれで結局スタッフさん笑ってるんですよ。
尾形 笑かそうなんて思ってないからね。
ナダル それは思っててほしいですけどね(笑)。

――芸人さんの取材をしていると、体を張って笑いを取ることは大半の人にとって永遠の憧れなんだと感じることがよくあります。なぜそこはずっと揺らがないんだと思いますか?

尾形 見てきたからなぁ。そういうのを見て笑って育ってきたから、憧れはありますよ。
ナダル お二人はすごいパワーがあるから、パッと出ていって体張って笑い取るんですけど、いつも収録してて「これも才能なんや」と思います。
岩橋 言葉の賢い笑いももちろん面白いですけど、体張ってるのはやっぱりどうしても笑ってまう。脳みそに直接来る笑いなんですよね。だから憧れるのかも。
ナダル 今そういう番組、あんまりないですもんね。
尾形 そうだね。『ガッツ』が唯一じゃない?
岩橋 いい意味で、今の時代に逆行してる感じがあるよね。だからこそわざわざ見に来てくれる価値があるんちゃうかなと思います。僕らが子どもの頃に観てたドリフで、いかりや長介さんが何回も湯船につっこまれるのとか面白かったやん。ああいうのを、このおじさんたちでできたらいいですよね。アラフォーのおじさんチームがやってるっていうのもまたいいじゃないですか。
尾形 みんなパパですもんね。
岩橋 そう、背負うもんがある。みんなローンもあるし。
尾形 だからなんでもやりますよ。
ナダル 全力でやりますんで、企業のみなさん、まだまだお待ちしてます。

撮影/松木宏祐 取材・文/斎藤岬

『ガッツ100%テレビ 〜笑いと愛が企業を救う〜』
吉本興業に所属する約6000名の芸人のなかで、今もっともガッツがあるメンバーが、全国の企業を盛り上げるべく企業の商品やサービスを“ガッツ100%”で紹介していくバラエティ。レギュラーの3人だけでなく、毎回やってくるゲスト芸人や先輩MCの達者さを楽しめるのも魅力。
https://bsy.co.jp/programs/by0000016152
放送:BSよしもと(ch265)にて毎週土曜日17時~
※フル尺バージョンをYouTubeでも公開中
https://www.youtube.com/channel/UCzwQQ29BvpJPkgP_fV8KuNA/about

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