シルヴェスター・スタローンと並ぶ肉体派俳優として数々のアクション映画に出演していたアーノルド・シュワルツェネッガーが、90年代に突入するとトップスターに君臨する。
アクション俳優としての現状に飽き足らず、新たな領域を積極的に開拓したことが効を奏したためで、『ツインズ』(1988)や『キンダガートン・コップ』(1990)などのコメディ映画で活躍の場を広げるばかりか、外タレとして日本のCMに積極的に出演。日清カップヌードルや武田アリナミンVでコミカルな姿を披露し、お茶の間の人気者となった。
ちなみに、“シュワちゃん”という愛称をつけたのは映画評論家の故・淀川長治氏だ。