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8年で資産4000万円貯めたミニマリストゆみにゃん流「今日からマネできる」お金づくりの極意

集英社オンライン / 2022年11月20日 12時1分

YouTubeでミニマルライフや節約・投資術を発信しているミニマリストゆみにゃんさんは、貯金ゼロだった28歳からたった5年で1000万円、36歳の現在までに4000万円を貯めた。そんなゆみにゃんさんが実践しているお金づくりの方法を聞いた。

いらないものは思い切って捨てる「断捨離」の極意

――まったく貯金も投資もしていない人は何から始めればよいでしょうか

まずは家計簿をつけることが大切だと思います。欲望のままにお金を使ってしまうと、いくら収入が高くてもお金が貯まりません。支出の優先順位を付けて、貯蓄に回せるお金を増やす必要があります。



初めは200〜300万円程度、病気や失業に備えて1年分の生活費を貯めたいところです。先に給与から預貯金額を差し引いて、残ったお金で生活する「先取り貯蓄」を意識します。
また、モノを捨てるのもおすすめです。働いて稼いだお金をいらないモノのために使ってしまったとわかれば、慎重に買い物できるようになりますよ。

――モノを捨てるときの基準はありますか

1年以上使ってないものは、来年も再来年も使わないと思うので、捨ててしまっていいでしょう。
「いつか使うかも」で取っておく必要はないですね。

例えば、ドライバーなど工具類は使ったらすぐ捨ててしまいます。また買い直せばいいんです。もちろん地域によりますが、今はほとんどのモノがAmazonで即日配達されるんですから。
逆に、買い直しのきかない高校時代のアルバムなどは、無理に捨てる必要はないと思っています。

――「これにはお金をかける」というモノはありますか

自分に時間を作ってくれるものにはお金かけてもいいと考えています。時間をどれだけ自分のものにできるかが、どれだけ自分の人生を生きているかにつながると感じるんです。

例えば、眉毛のアートメイク(洗っても落ちないメイク)やマツエクは、日々の時短になるじゃないですか。汗をかいてもメイクを直す必要がなくなる。自由に使える時間が増え、ストレスは減りました。

ロードマップを描こう! 「ライフプランニング」の極意

――貯蓄の目標額はどうやって決めたらいいでしょうか

老後の生活費ともらえる公的年金額によって変わると思います。人によっては、公的年金だけで生活を補える可能性も十分にあるでしょう。想定される収支の差を把握しておくことが大切です。

そのためにも、「何歳までに何をするか」を書き出しておくといいかもしれません。70歳になってからスカイダイビングするのも無理がありますし。そうしてやりたいことを実現していくと新たにやりたいことが出てくるので、目標の年齢よりも手前で実行していくようにしています。

――ゆみにゃんさんはどんな目標を持っていますか

40歳までに投資信託だけで4800万円を貯めてFIRE(早期リタイア)し、世界一周するという目標がありました。現在目標額には届いていないのですが、コロナ禍で傾いた親の事業を手伝うことになったので、予定を入れ替えて来春にも世界旅行をする予定です。

将来的には、里親・里子制度を利用して、子どもを育てたいとも思っています。

ほったらかしで資産を増やす「投資」の極意

――投資はやっぱり始めたほうがよいのでしょうか

預貯金につく金利では物価上昇をカバーできないので、実質的にお金の価値が減ってしまいます。1年分の生活費が確保できている人は、投資を始めたほうがいいでしょう。

投資信託は、複数の資産が組み合わされているのでリスク分散効果が高く、低コストで比較的安定したリターンを目指せます。長期的な運用でこそ成果を発揮するため、買ったら忘れるくらいで大丈夫です。

おすすめは、全米株式を投資対象にしている「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」や「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」(※取り扱いはSBI証券のみ)です。両者とも投資対象はほとんど同じですが、SBIのほうが信託報酬(コスト)が低くなっています。

また、つみたてNISAやiDeCoは、投資で得た利益が非課税になる制度なので有効に活用したいところ。つみたてNISAなら毎月100円から3万3333円(年間40万円)まで投資できるので、今日から始めてみてもらいたいですね。

――運用において気をつけることはありますか

自分がどの程度のリスクを受け入れられるか、「リスク許容度」を把握しておく必要がありますね。

50代で数千万円持っている人が時間がないからと焦って、一括投資をして失敗することが多いです。初心者は投資に慣れていないので日々の値動きでパニックになります。特に数千万円も投資していれば、一日に100万円以上損をすることもあるので、メンタルが持ちません。もしかして騙されたのではないか、何か間違った物を買ったのではないかとパニックになり焦って売却をしてしまいます。

そういう人は頭ではわかったつもりでも、心がついてきていないので自分でも思ってもいないようなおかしな行動に出てしまうのです。

なので最初は月100円からでもスタートできますので、自分のメンタルを見極められるように焦らず少額から開始してください。
余剰資金=リスク許容度ではなく、自分の心のざらつかない程度=リスク許容度ですよ。

投資の入金力を高める「収入アップ」の極意

――ゆみにゃんさんは転職で200万円ほど年収アップされたそうですが、転職のコツはありますか?

有効求人倍率をチェックしていました。倍率5なら、一人に対して5社の求人があるから就職しやすいと考えられます。倍率を見て売り手市場のタイミングを狙ったので、職種は大きく変えずともスムーズに転職できました。

また、大手企業の一斉リストラなどで一気に転職市場に人が流れたタイミングは、安く買いたたかれてしまう可能性があります。

――社会の流れも注視したほうがよいのですね

あとは、転職エージェントも使ったほうがいいですね。一人ひとりにエージェントがつくサービスだと、年収交渉もしてくれます。エージェントが受け取る報酬は最終的に決まった年収に応じるので、年収が上がらないとエージェントも儲からないんです。

実際、似たような企業でも、エージェント使った場合と使ってない場合で全然オファーが違いました。2社のエージェントを比較すると、さらに好条件での転職が叶うかもしれません。

転職や副業で収入を増やせれば、投資に回せるお金も増えていき、結果として資産増加を加速させられるでしょう。

取材・文/吉村しおん 撮影/佐賀章広

『ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた』(すばる舎)

ゆみにゃん

2022年8月12日

1540円(税込)

単行本 192ページ

ISBN:

978-4-799-11056-0

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