驚愕のラストと、瑞々しいヒロインの感性。必見！『ザリガニの鳴くところ』【えいがの絵日記】

〈レア・セドゥが脱ぎ、ティモシー・シャラメが40も年上の女性とヤリまくる。ウェス・アンダーソン監督のセンスが炸裂する『フレンチ・ディスパッチ』【えいがの絵日記】〉から続く

イラストレーターのともゑさんが、心に響いた映画をイラスト絵日記にするシリーズ。第5回は、ベストセラーミステリーが原作の『ザリガニの鳴くところ』(11月18日公開)。殺人の疑惑がかかった、絵を描くのだけを楽しみに暮らす孤独な主人公には、しみじみと共感を覚えたそう。

人が死んだとき疑われるのは、共同体のはずれ者

励ましを得て、絵の才能を開花させる

死体となって発見されたのはこの青年

『ザリガニの鳴くところ』(2022)Where the Crawdads Sing 上映時間：2時間5分　アメリカ

監督：オリヴィア･ニューマン
原作：ディーリア・オーエンズ「ザリガニの鳴くところ」（早川書房）
出演：デイジー・エドガー＝ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、デヴィッド・ストラザーン他

1969年、緑と水のしたたるノースカロライナの湿地。幼い頃に家族が去り、人里離れた一軒家でたったひとり生きてきた若い女性に殺人の嫌疑がかかり、法廷でその半生が明かされていく。非凡な才能を開花させ、恋におち、人を求めた、孤独ながら色彩豊かな日々。果たして犯人は彼女なのか？　
原作は動物学者がものした、世界累計1500万部のベストセラー小説。衝撃の結末に至るミステリーでありながら、女性の自由を描くヒューマンドラマでもあり、魅了された女優リース･ウィザースプーンが製作を買って出、テイラー・スウィフトが主題歌を書き下ろした。
11月18日（金）公開／配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

〈クリスマス・イヴに最適！　フランスの大女優たちが歌って踊るミュージカル・ミステリー『8人の女たち』【えいがの絵日記】〉へ続く