Googleはこれまでに「Wear OS」という独自のウェアラブルデバイス向け基幹ソフトウェアを提供してきました。Wear OSは有名な腕時計やIT通信機器のメーカーによるスマートウォッチに広く採用されていますが、Googleが自社で手がけるスマートウォッチは、「Google Pixel Watch」(以下、Pixel Watch)が初めてです。
Googleはなぜ今、独自にスマートウォッチを商品化したのでしょうか? その理由は複数あると筆者は考えています。
まず、米国や日本で好調を維持するスマートフォン「Google Pixel」シリーズを足がかりに、今後も堅調な成長が期待できるヘルスケア/フィットネス市場に本格進出するのであれば、いまが一番の好機とGoogleは判断したのでしょう。