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【独占告白】堂安律、いざW杯へ。「ついにたどり着いたこの大舞台で、夢を見ないでどうするんだ」

集英社オンライン / 2022年11月23日 11時1分

いよいよ11月23日にカタールW杯の初戦・ドイツ戦を迎えるサッカー日本代表。自身初となる夢の大舞台を前に〝何かやってくれそうな男〟堂安律が決意を語る。

「僕も夢を追いかけている途中なんだよ」と子供たちに伝えたい

尼崎市出身選手として初めてW杯メンバーに選ばれ、すごくうれしいです。

僕は今、兄の憂と一緒にサッカースクール「NEXT10」を地元で運営していますが、尼崎の子供たちにはW杯での僕のプレーを楽しんでもらいたいですね。

「堂安選手はものすごく成功している」と思っている子供たちも多いかもしれないけど、全然そんなことなくて。プロサッカー選手というだけでどこか大きく見えちゃうかもしれないけど、ただサッカーが少し上手くて年上なだけですから。



子供たちは今、W杯を夢見て必死になって練習していると思いますけど、僕だって同じです。「君たちと同じように僕も夢を追いかけている途中なんだよ」という思いが伝わってくれたらいいですね。

W杯は小さい頃から憧れ続けた夢の舞台だけど、W杯を考えて調整したことなんて一度もないし、置かれた立場で常に全力でプレーした先に、スペシャルな瞬間は訪れるもの。

努力すれば必ず何かが叶うとは思わないけど、努力をしていないやつにはそういうチャンスも来ないと自分に言い聞かせながら、これまでやってきました。

ブンデスリーガでひとつでも上の順位にいられるように、目の前の相手に負けず、貪欲に勝ちを目指し続けてきたからこそ、今こうして日本代表としてW杯に挑むチャンスをもらえたと思っています。

W杯は4年に一度開催される世界でいちばん大きなイベントなので、そこで縮こまったプレーをしているようじゃ、見ている人は誰も楽しくないでしょ? これまで何回も言っていますけど、エンターテイナーとして、この夢の舞台を利用してみんなを楽しませたいです。

「隣にいるやつに負けたくない」
尼崎で鍛えられた“堂安律らしさ”

W杯でも“堂安律らしさ”を失わず、恐れず突き進みますよ。失うものは何もないし、もうやるしかないですから。生き生きしている姿を見せたいし、「俺を見ろ!」というようなプレーで堂々と世界に自分の力を見せてきます。

“堂安律らしさ”とは何かといえば、“気持ち”じゃないですかね。
「プロサッカー選手がそんな単純な言葉を使うな」って思う人もいるかもしれないけど、ここまで来るともう根性ですから。尼崎市出身なので、根性だけは鍛えられてますからね(笑)。

ほかの人よりもクオリティがずば抜けて高かったとか、小学生の頃から思ったことは本当になくて。周りの人は「昔からすごかった」って言ってくれますけど、自分としてはそういう認識でプレーしたことは一度もないです。
ただただ、「隣にいるやつに負けたくない」という気持ちでボールを蹴っていただけ。今も同じ気持ちでいます。

W杯の目標はベスト8じゃなくて、優勝しかないです。そもそも負けると思って大会に臨まないので。
「すごくバカなこと言っているな」と言う人も多いと思いますけど、それを応援してくれるサポーターが日本にはいると思うので、ベスト8と言わず、優勝を目指していいんじゃないかなと思います。

初戦で戦うドイツ代表には同僚のクリスティアン・ギュンターとマティアス・ギンター、PSVでチームメイトだったマリオ・ゲッツェがいます。今まで切磋琢磨してきた仲間たちとこの大舞台で戦えるなんて不思議な縁を感じるし、込みあげてくる感情があるかもしれないですね。

僕は「夢は叶う」と思って生きてきました。今までいろんな夢を口に出して笑われることも多かったけど、ここまで来ました。そして今あらためて、夢は叶うと信じているし、夢を叶えることができる人間だと信じています。

僕だけじゃなく、ちっちゃいころから「W杯に出る」と言って、おそらくバカにされてきた人たちがバカみたいに夢を見続け、ついにたどり着いたこの大舞台で夢を見ないでどうするんだと思います。
みなさんもその夢に一緒に乗って、僕たちの背中を押してほしいです。

写真/Getty Images

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