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〈画像多数! W杯コスタリカ戦・渋谷ルポ〉日本代表の敗戦にセンター街中で“ため息”がでた夜…はしゃぐサッカー芸人に女性サポーターが放った“一言”

集英社オンライン / 2022年11月28日 12時46分

11月27日に行われたサッカーFIFAワールドカップカタール大会で、日本代表は格下のコスタリカ代表に0-1で敗れた。サポーターが集結した“聖地・渋谷”の夜を写真と共に振り返る。

この日、渋谷は雲一つない晴天で、昼間からいつも以上の賑わいをみせていた。
18時を過ぎるころ、渋谷スクランブル交差点付近には青いユニフォームを着たサポーターたちが徐々に集まりだした。皆が、日本代表の勝利を確信している様子だった。

「今日の試合は4-1で日本代表が勝ちますよ、中学の頃からサッカーファンで、このあと友達と何処かで観戦しようと思います。フィジカルが強い板倉滉選手のファンです」(27歳・自営業)

「4-1で日本が勝ちます」


「大学生で、就職先の仲間と来ました。これからダーツバーで応援しようと思います。今日は3-0で日本代表が勝つんじゃないかな。川崎フロンターレが好きなので田中碧選手を応援しています」(22歳・大学生)

「ダーツバーで観戦します」

コスタリカ戦に便乗し、路上で手製の応援グッズを販売する仮装した男性や、国旗のシールを200円で販売する若者も見かけた。

「普段はWEBの通販をしていて、今日は埼玉から来ました。マスク、国旗、ハチマキなどを売っていてコスタリカの商品も準備してきました。売上目標は5万円です」(年齢不詳・埼玉在住)

「売上目標は5万円」

若者はスマホで視聴。“出会いバー”で「見せてー」って…

18時40分頃、続々と警察車両が到着し、DJポリスが使用する車両も準備。警察官も続々と集結し、警戒を強めていた。

18時40分警察車両が到着

DJポリスも19時前には設置

19時のキックオフ時には、主なスポーツバーやクラブは既に寿司詰め状態、路面店のバーでは店外にまで人が溢れ、日本代表の勝利を願っていた。

一方で飲食店に入らず、ベンチや植込みに座り、スマホで「Abema TV」の中継を観戦する若者も多く見かけた。

「未成年でお酒も飲まないのでスマホで見ています。ウンチク話すおじさんとはからみずらいし…。日本が勝ったら、ハイタッチしにセンター街にでようと思います」(17歳・高校生)

未成年の多くがNHKより、『AbemaTV』を視聴

「アベマのほうが、どこでも見られるからアベマで見ています。本田選手の解説が分かりやすいのも魅力です」(24歳・会社員)

FC東京・長友選手のファンだという

19時50分ごろ前半戦が終了するも、試合は0―0。FIFAによると日本の前半のシュート数は2本、ボール支配率は37%だった。
いっぽう若い男女の“出会いのバー”で知られる「パブリックスタンド」前では、多くの男女がスマホを片手に“もう一つの攻防戦”がおこなわれていた。

「店が混んでいてなかなか入れません。でも前回のドイツ戦のときは、こうやってスマホを見ていたら『見せて~』といって女の子から話しかけてきたんです。その子とは翌日ご飯に行きました。“ゴール”まではできませんでしたが、今日も期待しています」(21歳・会社員)

「ドイツ戦ではご飯デートしました!」

交差点付近では多くの歩行者がスマホをかかげ…

後半戦、センター街のスポーツバーでは多くのサポーターたちが、選手の一挙手一投足を固唾を呑んで見守っていた。
20時36分頃、日本代表がクリアミスからコスタリカ代表に先制点を奪われると、サポーターたちはいっせいに肩を落とした。

スポーツバーで肩を落とすサポーター

20時54分、後半、攻めに攻めた日本勢だが、世界的GKナバスの壁は崩せず、コスタリカに0―1で敗北した。センター街中心にあるテレビ中継をおこなっていた飲食店の前では多くのサポーターたちがタメ息を吐き、崩れ落ちた。

「帰ろ、帰ろ…」サポーターたちは、すぐに渋谷駅方向に向かい、背中を丸めて歩き出した。

渋谷駅に歩き出したサポーター

「ゆっくり歩いてください」「左側を歩いてください!!」
21時、スクランブル交差点付近では、警察官は声を張り歩行者の誘導をおこなっていた。ユニフォーム姿の男性は「負けたんだから早く帰せよ」とくだを巻いていた。

交差点付近では多くの歩行者が、スマホをかかげ、誘導する警察官を撮影していた。

「本当はハイタッチしたいけど、そんな気になれないからせめて今日の記録を残そうと思って…明日会社休もうかな」栃木県在住の会社員男性は涙目だった。

本当はハイタッチしたいけど…

「自分の気持ちが足りないから負けたんです」

初めて顔にペイントをして観戦に挑んだ池袋在住の男性は、記者に悔しさを漏らしていたが、目の前にコスタリカ代表のユニフォームを着たコスタリカ人サポーターをみつけると「おめでとう!」と肩を組んだ。
「スポーツマンシップにのっとって、そこは勝利を称えないと…」男性はコスタリカサポーターと共に“ニッポンコール”をした後、笑顔になった。

日本人サポーターとコスタリカ人サポーター

21時30分、警察官やDJポリスも撤収準備にはいり、多くの日本人サポーターが渋谷駅に向かうなか、センター街入口でポーズをとり、はしゃいでいたのはサッカー芸人集団だった。複数のカメラに囲まれポーズをとり「気持ち切り替えていこう」と大声で周囲に呼びかけていた。

センター街入口ではしゃぐサッカー芸人

22時、笑顔ではしゃぐサッカー芸人に対し、声を荒げたのは泥酔した女性サポーター。
「何で笑ってられるんだ!」「悔しくねえのかよ!」友人に抱えられながら叫んでいた。

ご立腹の女性サポーター

24時、ほとんどのサポーターは帰路につき、渋谷は閑散としていた。

閑散とした渋谷

取材・撮影・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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