ポール・ウォーカーが旅立ってから、9年もの時が流れた。
2013年11月30日。カリフォルニアのサンタクラリタで、ドライバーでカーレーサーの友人が運転する赤いポルシェがコンクリート製の街灯や街路樹に激突して爆発炎上。助手席に乗っていたポールは帰らぬ人となってしまった。
しかし多くの人を魅了したその人柄と美しいルックスは永遠だ。毎年、命日には家族や共演者、そしてファンが「いつも私達の心のなかに……」とポールを偲んでいる。
赤ちゃんモデルをきっかけに子役として活躍したポールが、俳優として注目を集めだしたのは『シーズ・オール・ザット』(1999)あたりから。すでに20代半ばになっていたが、その爽やかさと初々しいルックスからティーン映画での起用が多かった。