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〈不倫証言もでた!〉妻殺害容疑で逮捕! 老舗酒屋“キンピカ県議”の裏の顔「奥さんの実家の後押しがあってこそ選挙は勝てたのに」市長や大臣も応援に駆けつけていた

集英社オンライン / 2022年12月1日 6時1分

長野県の中心部に位置する塩尻市。周囲を山間部に囲まれた人口7万人にも満たないこの町が注目を浴びたのは、11月28日のことである。

地元紙記者が解説する。

「昨年9月に塩尻市内にある自宅の金庫の前で、丸山希美さん(当時・47)が首を絞められ遺体で発見されました。殺人に使用された凶器も見つからず捜査は難航していましたが、県警は夫で自民党県議の丸山大輔容疑者(48)を逮捕。丸山容疑者は容疑を否認しています」

丸山容疑者の経歴はキンピカそのものだ。近隣住民が続ける。

丸山容疑者

「県内でも屈指の進学校として知られる県立松本深志高校を卒業したあとに慶応大学経済学部に進学。その後、20年ほど前に先代である親父が亡くなったことをきっかけに実家の笑亀酒造を継いだんだ。


商工会議所の会長をやってた親父も集まりがあると、(地域の名所である)高ボッチ高原に『三千段の階段を作って地元の若者を集めよう』と言ったりするアイディアマンだったけど、大輔も地元の公民館の竣工式の際には蔵の酒の小瓶を参加者に配ったり、秋になれば店先にクス玉を用意しては新酒祭りをやったりとサービス精神旺盛で真面目だったよ」

先代が酒造を仕切っていた時には新潟から10人以上、杜氏(とうじ)が出稼ぎに来ることもあったという。

「家にはピアノもあったし、遊びに行けば餅も貰えた。こんな田舎には似つかわしくないハイカラな家族だったね」(同)

亡くなった希美さんも都内の有名大学を卒業し、地元では知られた名門一家のご令嬢だった。地元住民が語る。

「のんちゃん(希美さん)の実家は東京や九州、仙台にも営業拠点を持つ名門漆器店。400年以上の歴史を持つ、地元でも老舗中の老舗です」
地元の名家同士の結婚。周囲も大いに祝福したという。

「のんちゃんは塩尻市内で行った結婚式に地元の中学や公立高校の同級生を男女問わず呼びました。孫が生まれてからはご両親も頻繁に旦那さんの実家を訪ねていたようですし、今年のお正月にはお孫さんたちが自宅の前を雪かきしていたね」(同)

丸山容疑者の選挙は文字通り“家族総出”で応援していたと地域の漆器店従業員は漏らす。

「塩尻市は全国で初めて共産党の市長が生まれたほどで、伝統的に自民党が選挙に弱いとされる地域です。市議の経験もない丸山さんがいきなり県議選に出馬して当選できたのは、奥さんの実家の後押しがあってこそ。木曽漆器工業協同組合の集まりでも“今度、義理の息子が出馬するのでお願いします”と、希美さんのお父さんが何度も頭を下げて回っていました」

亡くなった希美さん・ANNより

周囲からは幸せな家庭にみえた丸山一家だが…

県議としての活動ぶりも真面目そのものだったと県政関係者は明かす。

「伝統工芸の支援を行う長野県会議員連盟の幹事長を務め、木曽漆器や内山紙、飯山仏壇、南木曽ろくろ細工などの7つの伝統工芸品に条例で予算が付くよう、働きかけていました」

家族からの強烈な後押しを受け、その期待にも応え続けていた丸山容疑者は、逮捕直前まで政治活動にも熱を注いでいた。

「来年3月に行われる県議会議員選挙で3期目を目指す予定でした。10月22日に会館で行われた決起集会には支援者300人ほどに加え、地盤を同じくする地盤を同じくする後藤茂之経済再生担当大臣を筆頭に百瀬敬塩尻市長ら地元の有力政治家も集まりました」(同)

決起集会の場では「一周忌を終えることができ、この場に立たせていただいている。まだまだやらなければいけないとの思いがある。皆様どうぞよろしくお願いします」と声を張り上げていた丸山容疑者。
亡くなった妻のためにもと酒造経営と議員活動の二足の草鞋に精を出す若旦那を演じていたわけだ。
しかし、その背後で捜査の手は徐々に迫っていたと前出の地元紙記者が明かす。

丸山容疑者のフェイスブックより

「事件後一貫して“当日は長野市内の議員宿舎に泊まっていた”と主張していた丸山容疑者ですが、決起集会が行われる1週間前の10月15日には県警に任意同行を求められています。また、県警が逮捕に踏み切る決め手となったのは防犯カメラの映像です。防犯カメラの映像ではナンバープレートを折り曲げた丸山容疑者の車と思しき車両が長野市と塩尻市の間を往復しているのが確認されています」

中学3年生と小学2年生の2人の男の子にも恵まれ、周囲の目には幸せな家庭として映っていた容疑者一家。しかし、その裏で丸山容疑者には常に女性の影がチラついていた。

「事件当時、丸山容疑者は奥さんとは別の女性と交際していました。また、地域のお祭りには『さらに別の東京の女性を伴って帰ってきていた』と証言する市議もいます。複数の女性と遊んでいたという話もあり、こうした女性関係のトラブルが動機につながったと思われます」(同)

亡くなった希美さんも親しい知人に事件前、「旦那の交友関係に悩んでいて」と漏らしていたという。蔵主がいなくなった自宅で暮らしていた2人の孫は今、祖母に引き取られ暮らしている。

取材・撮影・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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