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〈写真多数〉「めっちゃいる!」土下座号泣・ナンパ・ラーメン行列……W杯クロアチア戦・どしゃぶり“聖地渋谷”ルポ 「出会いバーではハーフタイムが“本番”でしたが…」

集英社オンライン / 2022年12月6日 21時1分

12月5日、サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本代表はクロアチアに1-1で引き分けたものの、惜しくもPK戦で敗れた。この晩、聖地 “渋谷”には冷たい雨にも負けず、若きサポーターたちが集まっていた。

カフェは寿司詰め状態。店内で「君が代」大合唱

12月5日23時、冷たい雨が降り注ぐ渋谷のスクランブル交差点は警察官やテレビの取材クルーが慌ただしくしているもの、街そのものは静まりかえっているようにみえた。

23時、警察官が次々と到着し規制がはじまった

センター街では飲食店の従業員がブルーのユニフォームを着て呼び込みをしていた。

「歩いてる人は少ないですけど、店内は人もかなり入ってて盛り上がってます。リーグ戦に続いて大盛況です」(飲食店店員)


呼び込みをする店員

「今日は人パンパンですね。なんとかギリ入れるかなって感じです。リーグ戦も盛り上がってましたけど、今日は決勝トーナメントだけあってやっぱりすごいですね」(飲食店員)

受付をする飲食店スタッフ

試合開始直前、文化村付近のバーは満員で寿司詰め状態。傘を差し、店外外から試合を観戦する若者が多数いた。テレビから「君が代」が流れると、外国人客も含め皆が大声で斉唱していた。

君が代を大合唱

警察官は「トイレ行きたい」と震えていたが…

0時0分、スポーツバー「ヒーロー」では客が拍手と歓声を上げる中、試合が開始。選手の一挙手一投足に合わせ一喜一憂していた。

店内はおおいに盛り上がっていた

「100人くらい入っていて盛り上がっていますよ。お客さんは大体大学生か、明日仕事が休みって方ですね」(店主)

試合中、長友選手がボールを持つとブラボーの声が上がる。「普段はサッカーを観ない」と話すユニフォームを着た大学生も「ブラボー」と叫んでいた。

一方、渋谷センター街や渋谷ハチ公周辺は雨のため、人通りは皆無だった。

人がほとんどいないセンター街

ハチ公前

警察官も雑談しながら「トイレいきたい」と震えていたが、前半43分、前田大然選手がゴールを決めると、周囲で騒ぎが起きていないかパトロールを再開していた。

出会いバーではナンパ? サッカー観戦? 延長戦突入後は…

出会いを求める男女が集まる「出会いバー」での男女の割合は8:2といったところ。試合中は男女の攻防戦も小休止、多くの若者がテレビモニターに注目していた。

「サッカー目当てで来てますけど、せっかくなんでナンパも狙えるからここに来ました。ハーフタイムのとき、皆一斉にまわりの女の子に声をかけ始めてすごかったですよ。でも二兎追うものは一兎をも得ずって言うんで、自分は試合が終わってからにします」(20代男性・大学4年生)

「ナンパかわからないけど声はかけられます、モニター付近よりカウンターに近いところがホットスポットですね。まだサッカー中だから、カップル成立して外出るみたいなのはいないかな」(20代女性・大学4年生)

前半戦が終了し、タバコを吸いに店外にでてきた女性客と複数の男性客

後半、クロアチア代表の同点ゴールが決まり、延長戦がスタートすると皆がモニターにかじりつき、日本の勝利を祈っていた。

延長戦でも決着が着かず、PK戦へと突入すると報道陣、警察もセンター街周辺で警戒を強めていた。センター街の中心にあるバーでは大勢のサポーターが雨のなか、画面を見いっていたが、日本代表の選手が続々とPKを外して敗退が決まると、背中を丸めて一斉にスクランブル交差点へ歩き出した。

敗退後のスクランブル交差点は「めちゃいる!」「ブラボー」…

交差点にはたくさんの警察官が待ち受けていた。あまりの数に「めちゃいる(笑)」と苦笑いする若者たち。恒例のハイタッチもなく、交差点付近をさまようのみであった。

「メチャいる」といわれてしまった報道陣と警察官

テレビの取材を受ける若者も多くいた。レポーターから「選手に一言」と聞かれると「ありがとう」「ブラボー」と叫んでいた。

「今までありがとう」と選手に感謝する女性

「上京して初めて東京でサッカー観れたんで、沢山感動をいただきましたし、ブラボーで叫びたいです」(19歳・女性・大学生)

「勝って交差点でハイタッチしたくて大阪から来たんですが……。今日はディズニーにも行ってきた」(20代女性・会社員)

大阪から応援に駆け付けた20代女性

敗退にも多くの若者が笑顔だったが、突然、道路に膝まずき嗚咽をあげ泣き出す若者も。
「悔しい、悔しいです。でもきっと次はまた同じ舞台に戻ってきて、きっとベスト8になる。本当に…本当に…悔しい (記者の「昔サッカーをやっていたか?」との質問に対して)サッカーじゃなくて…野球をしてました」(20代男性・大学生)

「悔しい」と嗚咽する大学生

深夜4時、暖を求める多くの若者で、ラーメン店や牛丼店では行列ができていた

ナンパをする若者も多く見られ、街はいつもの渋谷に戻っていった……

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班 撮影/Soichiro Koriyama

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