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元グラドルで“億り人”の杉原杏璃が教える「ほったらかし投資」におすすめのインデックスファンド3選

集英社オンライン / 2022年12月14日 15時1分

冬のボーナスで「思い切って投資を始めてみようか」と考えている人もいるだろう。初心者におすすめなのが、放置しておくだけで、じわじわと資産が増える「ほったらかし投資」だ。元グラビアアイドルの杉原杏璃さんの新著『お金に働いてもらう!ほったらかし投資』(ポプラ社)より一部を抜粋、要約してお届けする。

長期投資と資産の分散

初心者にお勧めの“ほったらかし投資”に向いている、と私が思う投資商品はいくつかありますが、そのひとつが株式投資です。中でもより始めやすいのが投資信託です。

“ほったらかし投資”をするには、押さえておきたい3つのポイントがあります。ひとつが「長期投資」。株価は常に変動し、コロナや紛争など避けられない事情で予測できない値動きをすることもあります。



私も個別で買っていた株が暴落しドキドキした経験がありますが、一時的に下がっても長い目で見れば上がることもあります。そのため、長く保有すればするほどリスクは軽減するといわれています。また、利益を再投資に回せば複利効果で効率的に利益を増やすことができるのも、長期投資のメリットです。

2つめは「資産分散」。個別株への投資より、複数の株を購入した方が値下がりや破綻などのリスクを軽減・回避できます。

ただ、複数の株を個別で購入するにはまとまったお金が必要。そんなに資金がない人には、複数の投資商品をあらかじめパッゲージにして、少額から購入できる投資商品の投資信託がお勧めなのです。プロがセレクトした投資商品がパッケージされているので、個別の会社の業績などを細かくチェックする手間も必要ありません。

投資信託にもさまざまな種類がありますが、私がお勧めするのは低リスクから中リスクの「ETF(上場投資信託)」と「インデックスファンド」です。「ETF」というのは、証券取引所に上場している投資信託で、個別株のように証券会社に開設した口座で売買できます。

テーマ別や業種別などさまざまなものがありますが、225社の株に分散投資をしている日経平均に連動する「ETF」など、簡単に分散投資ができ、手数料などのコストも安い、などのメリットがあります。

「インデックスファンド」は上場してはいませんが、TOPIXや日経平均株価などの株価指数などに連動して値が動く投資信託です。

株価指数に連動するインデックスファンドは、緩やかに伸びている安定的な企業に広く分散投資をしているのでリスクを抑えられます。そのぶん大きな利益は望めませんが、“ほったらかし投資”には向いています。上場していないので、証券会社やゆうちょ銀行など銀行の窓口で購入します。

いかに手数料を節約するか

“ほったらかし投資”の3つめのポイントは「手数料の節約」です。投資をするには商品を売買するときの手数料や、投資信託なら運用の対価としての報酬などの手数料がかかります。
これらの手数料は売買する証券会社や投資商品によって違います。しっかり調べて把握し、手数料を抑えるようにしましょう。

これら“ほったらかし投資”の3つのポイントを押さえた投資をするには、ぜひNISA(少額投資非課税制度)のつみたてNISAを活用しましょう。投資商品を売ったり、配当を得たりすると税金がかかりますが、NISAは証券会社など金融機関で開設したNISA口座をで売買した商品の税金がかからない、という制度です。

つみたてNISAは購入金額が年間40万円まで、つみたて期間は20年間まで税金がかかりません。ネット証券なら100円から投資することもできます。気をつけたいのは、NISAの制度を利用できるのは、どれでもよいわけではなく、金融庁の基準を満たした投資信託だけ。

金融機関によって扱っている投資信託は異なるので、じゅうぶん調べてNISA口座を開設する金融機関を選びましょう。

“ほったらかし投資”に向いているのは、株のほか債券もあります。債権とは、国や地方自治体、企業などが、資金調達のためにお金を借りたときに発行する証書のこと。

現在では電子化されペーパーレスですが。一般的に、発行者である国や企業の信用状況などに大きな変化がなければ、償還期限まで定期的に利息を受け取ることができ、満期償還時には額面金額が戻ってくるので、比較的リスクが低い投資といわれています。国内債券に分散投資する投資信託もあります。

比較的リスクが低い債券投資ですが、発行体や発行場所、通貨のどれかが外国の外国債はハイリスクなので、“ほったらかし投資”には向いていません。投資するなら、インデックスファンド(投資信託)に外国債を含んでいるものがあるので、やはりインデックスファンドで運用するのがいいと思います。

おすすめのインデックスファンド3選

インデックスファンドもいろんな種類があります。国内の株に投資しているもの、米国やドイツなど先進国の株に投資しているもの、国内債券に投資しているもの、不動産に投資しているもの……。

私は口座を開設した証券会社で一番人気のインデックスファンドを選んでもいい、むしろ、その選び方が間違いない、と思いますが、種類や投資地域、ファンドの規模、運用実績などで比べて選んでもいいでしょう。

私がイチ推しのインデックスファンドは、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がベスト3です。

私の新著『お金に働いてもらう!ほったらかし投資』にはベスト10まで書いているので、参考にしてみてください。投資信託が“ほったらかし投資”に向いていると書いてきましたが、最後に、投資信託のデメリットについても3つ解説しておきます。

ひとつは元本保証はない、ということです。銀行預金のように、預けた金額がすべて戻ってくる保障はなく、売ろうとしたら買ったときよりも価格が下がっているリスクがあります。

2つめは、手数料がかかること。投資信託を購入・保管・売却するには、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額がかかります。手数料無料のインデックスファンドもありますが、保有しているだけでお金がかかることには注意が必要です。

3つめは、利益に税金がかかることです。投資信託は分配金や売ったときの売却益で利益を得ますが、利益には20.315%の税金がかかります。ただし、中編で書いたように、NISA口座で売買すれば非課税になるので、ぜひNISA制度をご活用ください。

構成/中野裕子

お金に働いてもらう! ほったらかし投資(ポプラ社)

杉原杏璃

2022年11月21日

1650円

224ページ

ISBN:

978-4591175378

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