「サンタさん、せめて僕に友だちをください」クリスマスの夜、35歳・孤独な男に奇跡は起きるのか!? (11)

中川 学、35歳。上京２年目の漫画家志望。ふと気づけば休日に遊ぶ人も、悩みを相談できる相手もいない毎日。大人になると、友人探しは切実な問題。ＳＮＳを活用し、イベントに出かけ、近所のバーへ繰り出し…人付き合いが苦手な男が不器用ながらも奮闘する、友だちづくりコミックエッセイ！

落語家の立川談志さんは、「人は、友だちグループ、家族、学校、サークル、会社、宗教など、何かに所属していないと自分を保つのが困難な生き物である」というようなことを言っていました。

サルトルの著書『嘔吐』の中には、こんな一文が出てきます。

「私は独りきりの生活をしている。完全に独りだ。だれともけっして話をすることがない。何も受け取らないし、何も与えることはない。独学者はものの数にも入らない」

「独りきりの生活をしていると、物語るということさえ、どういうことなのか分からなくなる。本当らしさは友人とともに消えてしまう」

孤独、怖いです。友だち、大事。

第11話では、教会のクリスマス会に参加しています。

浄土真宗なのに・・・。

「サンタさん僕に友だちをください」クリスマスの夜に奇跡は起きるのか!? (11)

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©️2012 Manabu Nakagawa

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『僕にはまだ 友だちがいない』（KADOKAWA）

中川学

2012年9月1日

871円（税込）

157ページ

ISBN：

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