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内田篤人も瞠目。もはや“サッカージャーナリスト”と呼ぶべきアイドル、日向坂46・影山優佳の“サッカー語録

集英社オンライン / 2022年12月14日 13時1分

サッカー日本代表の熱戦もあり、国内でも話題沸騰の「FIFAワールドカップカタール2022」。『ABEMA』での本田圭佑による試合解説も話題だが、そこで毎日のようにスタジオ出演している日向坂46・影山優佳にも、その的確な予想と発言から注目が集まっている。そんな彼女の、これまでの印象的なサッカー語録をピックアップ!

「#影山寝ろ」がツイッタートレンド入り

世界中の注目を集めるカタールW杯で、激闘を演じた日本代表と同じくらい、“サッカー通”から信頼され始めている“予言者”がいる。今大会を全試合放送する『ABEMA』のスタジオゲストを務める、日向坂46の影山優佳だ。

「ホワイトボードを活用した、サッカーのフォーメーション及び戦術の分析」を趣味として上げ、中学2年生時に「サッカー4級審判員の資格」を取得しているほど“ガチなサッカー好き”で知られている。



サッカーファンの間ではすでにお馴染みの存在ではあったが、今回のカタールW杯では20試合以上の番組出演が予定されているなど、まさに獅子奮迅の働きを見せ、アイドルファンとサッカーファン以外にも広く認知され始めた。自身のSNSでは、試合ごとのMVP選手を解説する「影のMVP」を毎日投稿中で、「#影山寝ろ」というワードがツイッタートレンド入りするまでとなった。

そんな影山優佳の日本代表戦の試合予想や、戦術に対する深い見識が、もはや「サッカー好きのアイドル」という枠組みを余裕で超えてしまっている、と一部界隈で話題を呼んでいる。

【グループリーグ3節 対スペイン戦の予想ボードへの書き込み】

「日本2―スペイン1」「見どころ ”攻め”のディフェンス」「注目選手 三笘選手」

上記のとおり、対スペイン戦では、なんと全ての予想が当たっている。そして注目すべきはそのディテールだ。

スコア予想は、スペイン攻撃陣の破壊力を考慮し、0点で抑えるのは難しいと判断か。「攻めのディフェンス」は、5バックで後ろに引きこもるだけでは、負けはなくとも勝ちは難しい、と考えたのだろう。三笘薫が注目選手なのは大方の予想と同じだが、その三笘が漫画のようなスーパープレイで日本の逆転劇をアシストしたのは、もはや「出来過ぎ」と言えるかもしれない。

日本代表の監督選考まで予想通り?

「好きなチームはサンフレッチェ広島」

2015年から2020年まで放送されていた『欅って、書けない?』(テレビ東京)で、番組MCの土田晃之から好きなサッカー選手について聞かれ、「選手ではなく戦術に興味がある」と答えた際の発言(ちなみに、その時の影山はまだ15歳)。

当時のサンフレッチェ広島を率いていたのが、現日本代表監督である森保一。そして、今大会でドイツとスペインを破った「3-4-2-1」のフォーメーションは、森保監督がJリーグを3度制覇した伝家の宝刀なのである。数年前から森保監督の手腕を見抜いていたのは、もはや“慧眼”という言葉だけでは片付けられない。

「2ボラ、1ボラ」

カタールW杯に向けた『ABEMA』の番組で、元日本代表・内田篤人とせいや(霜降り明星)と共演した際の発言。フォーメーションについての討論で、「その日の選手のコンディションによって、2ボラ、1ボラとか変えたりするんですか?」と影山優佳が質問。それに対し内田篤人は「1ボラ、2ボラって言い出したら、もうアイドルじゃなくなっちゃうよ」とツッコミを入れた。

“ボラ”とはボランチの略称で、中盤の底、チームの舵取り役のポジションを意味する。今の日本代表で言えば遠藤航、守田英正、田中碧がそのポジションに当たる。スペイン代表のセルヒオ・ブスケツのように1ボランチのチームもあれば、ブラジル代表のように2ボランチを伝統的に採用するチームもある。

そんな細かい部分について着目し、元日本代表の選手に恐れず質問してしまうのは、“戦術好き”な彼女だからこそ成せる技だろう。

もはや“サッカージャーナリスト”と呼ぶべきアイドル

「守備にもいい選手はたくさんいる。彼らを注目しないでサッカー好きを語っていいのか」(原文ママ)

2020年に『FOOT×BRAIN』(テレビ東京)に出演した際の発言。「より多くゴールを決めた方が勝ち」というサッカーの競技の特性上、フォワードや前線の選手に注目が集まりやすい。各国リーグの最優秀選手賞に選出されるのも、チーム内でより高額な年棒を得るのも、大抵の場合は前線の選手だ。

ただ、いくらゴールを決めようが、それ以上にゴールを決められてしまっては、試合に負けてしまう。むしろ「ゴールを決められなければ、負けることはない」ということを考えれば、強いチームを作る上で強固な守備陣は欠かせない。日本代表のグループリーグ突破も、キャプテン吉田麻也を筆頭に良い守備が徹底できていたからこそである。

いわゆる“攻撃のスター選手”だけではなく、“チームの屋台骨を支える守備陣”にも注目しよう、というのは、日本のサッカー文化をより発展させていく上で、非常に大きな意味を持つ提言だろう。

キャッチフレーズは「あなたのハートにゲーゲンプレス」

「ゲーゲンプレス」とはドイツ由来のサッカー用語で、相手にボールを奪われた瞬間に、激しくボールを奪い返しにいく守備戦術のこと。そもそもサッカーに関係のない「日向坂46」所属のアイドルなのに、そんな専門用語を自身のアイドルとしてのキャッチフレーズにしてしまうところが、彼女のサッカー愛が本物であることを証明している。

影山優佳のサッカー語録を振り返ってきたが、その溢れんばかりのサッカー愛に、改めて敬意を表したい。生半可な知識ではなく、本当にサッカーを愛し、日頃からサッカーの試合を真剣に見ているからこそ、彼女は “サッカーファン”からも受け入れられ、愛されているのだろう。

今回のW杯で、人気も認知もいっそう高まった影山優佳。日本代表と同じく、今後益々成長していく姿を見るのが楽しみだ。



文/佐藤麻水

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