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あのレジェンド芸人も太鼓判! いまだ決勝進出ゼロの2023年ツギ“賞レースニ”クル芸人5選

集英社オンライン / 2022年12月19日 14時1分

元テレビ朝日社員で、YouTubeチャンネル「金属バット無問題」などを手掛けるお笑い大好きプロデューサー・高橋雄作(TP)。日々、芸人たちをウォッチし続けるTPに、2023年賞レースでの活躍が期待される5組をピックアップしてもらった。

11月30日『M-1グランプリ2022』のファイナリスト9組が発表された。今年は過去最多となる7261組がエントリーし、その戦いは予選から熾烈を極めた。優勝候補筆頭と言われていたオズワルドが敗者復活戦に回り、決勝常連組のゆにばーすやインディアンスに至っては準々決勝で敗れるという大波乱が起こっている。

さらにM-1と同様『キングオブコント2022』では、ビスケットブラザーズが過去最高得点で優勝、12月10日に決勝戦が行われ天才ピアニストが王者に輝いた『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』もファイナリストの数が12組に増えて大混戦だった。年が明けたらすぐ『R-1グランプリ2023』も控えている。



2023年はどんな芸人が賞レースで活躍するのか。そこで4大お笑い賞レース(M-1、キングオブコント、R-1、THE W)の決勝に1度も進出したことのない芸人さんの中から僕が勝手に思う2023年ツギ賞レースニクル芸人5組を選出。お笑いの好みは人それぞれなので、ほんの少しばかりの根拠も添えつつも、基本的には僕が「賞レース決勝で見たい」と思っている芸人さんを紹介する。

M-1準々決勝で大爆発! ダブルヒガシ

大阪よしもとに所属する漫才師。『M-1グランプリ2022』準々決勝の爆発はすさまじかった。僕は準々決勝のネタを配信で、すべて見たのだけど、もしかしたら全組の中で「1ウケ」だったかもしれない。

ここ1〜2年、見るネタすべてがおもしろいし、ウケまくっている。今年決勝にいないのが不思議なくらい脂の乗り切ったコンビだ。

ダブルヒガシの特徴は、Wボケともまた違う2人独特の役割で演じられる完成度の高い漫才コント。1つ1つのボケが強い上にキャラとしてのパワーがあり、なおかつドラマ性も兼ね備えているので無敵だし、そのおかげでボケのフレーズが記憶に残りやすい。僕はM-1準々決勝ネタの「笑てたええやん」が耳にこびりついて離れない。そして何よりめちゃくちゃ楽しそうに漫才をするのが最高な2人、勝ち上がらない要素が見当たらない。

東京03飯塚が太鼓判! サスペンダーズ

10月に行われた『マイナビラフターナイト 第8回チャンピオンLIVE』(TBSラジオ)で優勝を果たしたマセキ芸能社所属の若手コント師。東京03飯塚さんが激推しするなど、ここ数年「キングオブコント」の決勝候補との呼び声が高かった。

気弱なキャラクターの古川さんと、実家がセブンイレブンを経営しており、そこで週に数回働く依藤さんによる「人間の嫌な部分」を炙り出す唯一無二のコントは必見。お笑いファンはみんな「もういい加減決勝行くでしょ」と思っている。

賞レースと相性が悪い? マイスイートメモリーズ

大阪よしもとに所属するおじさん芸人。コントも漫才も同じくらいおもしろい。なによりもツッコミの福田さんの声は全芸人の中で1番おもしろいうえ、大柄の花谷さんは「ハットを取るとハゲている」という古典的なボケを毎回カマしてくれて最高すぎる。

今年のキングオブコント準々決勝でも大ウケしたのに敗退、さらにM-1グランプリ3回戦もその日の“1ウケ”との評判だったのに敗退、とにかく賞レースと相性が悪い。金属バット友保さんいわく「あれ以上ウケると花谷さんが死ぬからM-1側がワザと落とした」とのこと、真偽のほどは定かではない。

ちなみに福田さんが考案した「トランスフォーム福田ゲーム」が僕はとんでもなく好きなのだけど、文字にするとひとつも面白さが伝わらなかったので割愛、各自検索してほしい。

強い正統派漫才で賞レースを
勝ち上がるナイチンゲールダンス

東京よしもと(神保町)に所属する若手漫才師・ナイチンゲールダンス。イケメン風のツッコミ・ヤスさんと、おバカキャラに見せかけて実は高学歴なボケ・中野なかるてぃんさんのコンビ。

どのネタもテンポがよく、とてもポップなのにボケの一発一発がしっかりおもしろいという「強い」正統派漫才が魅力だ。今年のM-1準々決勝も申し分ないウケだったので、いつ準決勝、決勝に進出してもおかしくない。

僕はなかるてぃんさんがするヒカキンの顔マネが、この世のモノマネの中で1番好き。1度番組に出演してもらった際に10回以上「ヒカキンの顔マネやって」というカンペを出してしまい反省している。ヤスさんはインスタに自撮りばかりをあげているので、そちらもぜひチェックしてみてほしい。

R-1では1回戦敗退のダークホース・可児正

フリーで活動するピン芸人・可児正(かにただしと読む)。今回紹介した5組の中では、最も知名度が低く、賞レースでの成績も「R-1グランプリ2022」は1回戦で敗退してしまうなど著しくはない。

ただ、可児正さんはとにかく単純に「ネタがめちゃくちゃおもしろい」のだ。基本的には「音ネタ」なのだが、元々プロモーションビデオの監督になりたかっただけあってとにかく「音感」が心地いい。

ただ闇雲に音響を使うのではなく、ムダなセリフは一切挟まず音が引き立つようにネタを構成している。だから、ネタというより「曲」として記憶にも残りやすい。すべてのネタが賞レースに向いているかどうかはわからないけど、会場の空気と審査員の趣向次第ではあれよあれよと決勝まで行ける確率も低くないと思う。

2023年の賞レースで活躍しそうな芸人は、以上の5組以外に少なく見積もっても100組以上いる。

おもしろい芸人さんの数に対して、賞レース決勝のイスが少なすぎるため「どうしてこの芸人が敗退するんだ!」というやり場のない憤りを覚えなければならないのは、それだけ今のお笑い界が盛り上がっているということ。グッと堪えてこの先も賞レースを楽しみたいと思う。

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