一般的に子供の自殺が夏の時期に多く発生しているとされているのは有名だ。1学期の間に問題をため込み、夏休みの間はなんとか心を保っていたものの、2学期になって再び学校へ行かなければならなくなる。そのストレスが子供を追いつめ、自殺へと駆り立てることがあるからだ。
大人も含めて曜日ごとでいえば、月曜日が有意に多い。週末の休みが終わり、いざ学校や会社へ行かなければならなくなった時に、希死念慮が高まって自ら命を絶つことがあるのだ。
では、高齢者はどうなっているのだろう。
日本では、下図のように2006年に「自殺対策基本法」ができて以降、様々な取り組みが行われ、自殺率は着実に減少してきた(コロナ禍で一部異なるケースもある)。