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あなたのウエストはニセくびれでは? ろっ骨の角度と骨盤の歪みでわかる、本当のくびれとの違いとは

集英社オンライン / 2023年1月4日 11時1分

ルーズシルエットの流行、冬の厚着の影響でボディラインをあまりチェックしないせいか、知らぬ間に下腹が出ていたり、ウエストが寸胴になってしまうことも。どうしたら美しいくびれを作ることができるのか? 美筋ヨガ講師でくびれデザイナーの廣田なおさんのインタビューと著書の『たった5日でウエスト-7cm 美くびれデザイン』(幻冬舎)より一部抜粋・再構成してお届けする。

くびれができないのは日々の姿勢の悪さが原因

下腹がぽっこり、ウエストが引き締まっていない……というお悩みは、私の美筋ヨガのオンラインサロン内でもサロンメンバーからよくお聞きしていて、ウエストが引き締まるくびれレッスンはとても人気です。
ウエストにくびれができない原因は、運動不足によってお腹の筋肉を使っておらず、硬くなっていることもありますが、いちばんは日々の姿勢の悪さ。


正しい姿勢を保持している人は案外少ないものです。
姿勢が崩れて、猫背になっていると下腹が出やすく、反り腰になっているとお尻が垂れたり、肩こりになったり、ボディラインの崩れに繋がります。
正しい姿勢は横から見ると耳の位置、肩、骨盤、ひざ、くるぶしが一直線上にそろっているのが理想です。
自分の姿勢をチェックしつつ、くびれの状態を確認してみましょう!

●もしかしたらニセくびれ?

突然ですが、鏡の前で今のくびれの状態をチェックしてみてください。
「私はくびれているから大丈夫!」と、安心している方もいるかもしれませんが、実はそれ、ニセくびれかも……。

本物のくびれとニセくびれの違いはくびれている位置。ろっ骨に両手をあてて、下におろしていき、ろっ骨の一番下の骨あたりがくびれているのが理想。ろっ骨より骨盤に近い場所がくびれている場合は、ニセくびれの可能性大!
ニセくびれは、浮き輪のように下腹部に脂肪をたっぷりと蓄えていることで、くびれているように見えるだけ。

あなたのくびれはどっち?

3つ以上あてはまったら、ニセくびれ!
□くびれの形が砂時計型というより雪だるま
□ろっ骨が横に広がっている
□くびれている位置がだいぶ下
□下腹部がぽっこりしている
□お腹に縦線がない

●ニセくびれ1

ろっ骨が横に開き、腰にも脂肪がたっぷりのっている寸胴体型のケース。日本人に多い体型でもある。


●ニセくびれ2

一見くびれがあるように見えるが、くびれの下のお腹周りに厚みがあるため、くびれているように見えるだけ!

そもそもくびれとはどこのこと?

くびれは、ろっ骨と骨盤の間にできるくぼみのこと。この間隔が狭いとくびれはできません。狭くなるのは、腹筋のバランスが崩れていることが主な原因。

腹筋は、腹直筋、腹斜筋、腹横筋の大きく3つの筋肉に分かれます。腹直筋は、お腹の表層にあるアウターマッスルで、ろっ骨から恥骨まで走行しているお腹正面の筋肉。腹斜筋は、ろっ骨から骨盤まで、ワキ腹を覆っている筋肉。そして腹横筋は、お腹の深部にあるインナーマッスルで、コルセットのようにお腹周りをぐるりと包む筋肉です。

これらがバランスよく使えていないと、筋肉が硬くなり、伸縮性が失われます。すると、ろっ骨と骨盤の間の間隔が狭くなり、くびれができにくくなります。

●現代人の生活はくびれができにくい?

くびれを作るためには、ろっ骨と骨盤の間隔を広く保つことが大切。この間隔を保つのに重要なのが腹筋の伸縮性です。

でも、現代の私たちの生活には、この腹筋の伸縮性を損なう要因がたくさん潜んでいるんです。デスクワークやスマホの操作など、猫背が続くと、お腹の筋肉が縮んでいき、その状態のまま固まってしまいます。

そうなると、くびれから遠ざかる、負のスパイラルのはじまり! まずは外側の筋肉である、腹直筋が縮んだままの状態でクセがつき、皮膚や脂肪もその位置で硬くなっていきます。さらに「いい姿勢」の時によく働くインナーマッスルの腹横筋も猫背によってついたクセのせいで、どんどん働かなくなっています。


結果、腹筋全体が伸縮性を失っていくのです。さらに最近のマスク生活で呼吸が浅くなっていることもあり、腹横筋の衰えが深刻になっています。

筋肉が硬くなると、血流が悪くなり、脂肪をため込みやすくなります。さらに、姿勢が崩れることで内臓が重力に引っ張られて下腹部がぽっこりし、くびれからどんどん遠のいてしまいます。特に女性は、生まれつき筋肉量が少ないこともあり、筋肉がつきにくく、脂肪がつきやすいもの。だからこそ、いくつになっても運動やトレーニングが欠かせません。
長時間同じ姿勢を続けていると筋肉が衰えて、くびれどころか、さまざまな不調も招きやすくなります。

くびれ作りに腹筋を鍛えることは外せませんが、やみくもにやっても意味がありません。
たとえば一番使いやすい腹直筋ばかり鍛えると、まな板のような四角いお腹になってしまいます。腹直筋だけでなく、腹横筋や腹斜筋も効率よく鍛えることが大切になります。

ろっ骨抜き打ちテストをやってみよう!

デスクワークやスマホ操作などによる姿勢崩れが続くと、筋肉が硬くなるだけでなく、ろっ骨も下を向いてしまいます。ろっ骨がキュッと内側に締まりすぎて、動きが鈍くなっている人も。すると、お腹側はろっ骨と骨盤の間隔が狭くなり、くびれるスペースが十分になくなってしまいます。

逆に、反り腰や運動不足でお腹の力が抜けた姿勢を続けていると、今度はろっ骨が後ろに傾き、パッカーンと開いてします。ろっ骨が開いてしまうと、同時にウエストも外に広がり、くびれにくくなります。
つまり、ろっ骨は締まりすぎていても、開きすぎていてもNG! お腹側と背中側のどちらも、ろっ骨と骨盤の距離がバランスよく保たれていることが大切です。そのため、ろっ骨周りの柔軟性を向上させて、動きをよくすることが重要になってきます。

今のろっ骨の状態をチェックしてみましょう。
まずは2本のペンを用意してください。そしてみぞおちにペン先をあて、左右のろっ骨の一番下を探してみてください。その左右の骨に沿ってペンを押し当てて、この角度をチェックしましょう。

●理想的なろっ骨の角度


くびれが作りやすい
ろっ骨の左右の角度が75 ~ 90°なら、外側に開きすぎでも、内側に締まりすぎでもなく、理想的な状態が保てています。ろっ骨の内側にある横隔膜も正常に働きやすく、呼吸も深くしやすい状態です。ろっ骨がしなやかに動くということは、お腹周りの筋肉の動きもよい状態です。


●注意が必要なろっ骨の角度
腹斜筋が伸びたまま、硬くなっている

腹斜筋が縮んだまま、硬くなっている


くびれが作りにくい

ろっ骨の左右の角度が90°以上の場合は、ろっ骨を締める腹斜筋があまり使えておらず、ろっ骨が外側に開きすぎている状態です。逆に75°以下の場合は、ろっ骨を締める腹斜筋が強く作用していることで、ろっ骨が締まりすぎている状態です。いずれにせよ、呼吸がうまくできておらず、筋肉のバランスも悪いため、くびれが作りにくい。


ろっ骨の状態をチェックしたら、次は骨盤の歪みについてです。猫背がちな人は骨盤が後ろに傾き、反り腰ぎみの人は骨盤が前に傾いています。骨盤の歪みもウエストのくびれが作れない要因です。
歪みをそのままにしておくとボディラインの崩れはもちろん、不調の原因にもなるので、ろっ骨と骨盤をあるべき場所に戻してあげることがポイント。
そのためにもまずは硬くなった筋肉をほぐし、ストレッチで伸ばし、体がしっかりその位置を覚えるように鍛えるのがおすすめです。
また、腹式呼吸や胸式呼吸で腹横筋などのインナーマッスルにアプローチしましょう。

お腹側だけでなく背中側からもしっかり動かすことで、美くびれを作ることができます。

写真は全て『たった5日でウエスト-7cm 美くびれデザイン』(幻冬舎)より転載

取材/百田なつき

たった5日でウエスト-7cm 美くびれデザイン(幻冬舎)

廣田なお

2022年9月30日

1,430円

96ページ

ISBN:

978-4344040120

痩せたいと思っても、お腹周りがなかなか痩せない。寸胴体型が気になっている……。
そんなお悩みを解決するのが本書の狙いです。
本書では、くびれデザイナーの廣田なおさんが考案した、たった5日間でくびれを作るメソッドを大公開!「ほぐす+のばす+鍛える」の3ステップで、誰でも簡単にキュッと引き締まったくびれをつくるプログラムを紹介。実際にプログラムに参加されたモニターさんは皆さんウエストが引き締まり、なかにはたった5日で−7cmもサイズダウンした方も!綺麗な見た目だけでなく、心身のさまざまな不調改善にも役立つ、このプログラムにレッツチャレンジ!
PART1:理想の体はくびれから始まる
PART2:1日たった5日〜自分を変える5日間
PART3:キープ&プラスα 気になるパーツもついでにキレイに!

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