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【しみけんインタビュー120分】カリスマセクシー男優しみけんに「元妻(はあちゅう)との離婚」「親との関係性」「子どもに職業をカミングアウトするのか?」家族のこと全部聞いてみた

集英社オンライン / 2022年12月18日 11時1分

2022年9月27日、自身のブログで、カリスマセクシー男優でYouTuber、実業家のしみけん(43)は妻であるはあちゅうさん(36)と事実婚を解消したことを報告した。家族と離れたしみけんは今、何を思うのか…本音を聞いてみた。

第2子は人工授精もアリなのかな…

インタビューに応じるしみけん

バツイチだったしみけんは、はあちゅう氏とは4年の交際を経たあと、2018年7月に事実婚をし、2019年9月に第一子である長男を授かった。現在、長男の親権は、はあちゅうさんが持っており、しみけんに対しては「これまでと変わらずパートナーとして協力しながら、深い愛情を注いでいく」と自身のインタビューで語っている。



――事実婚の解消から約2ヶ月が経ちましたが、はあちゅうさんやお子さんとは変わらず会っているんですか?

はい、もちろん。これまでと同じように2人とは会ってますね。家族として会いたいのはもちろん、外で息子と同じような年齢の子どもを見かけると『息子とリアクションが一緒だ。かわいいなあー。息子は今何してるかな? 会いたいな』と思ったりします。

――はあちゅうさんと結婚する前にも、他の女性と結婚と離婚を経験しています。結婚自体が向いていないと感じることもあるのでしょうか。

結婚を向き不向きで片付けてしまうのは簡単だし、そのように捉えたくないのでなんともですが、僕が意識を変えなければいけなかった部分はたくさんありました。合わせるところを合わせられなかったとか、感謝が少なかったとか、家にいる時間も少なかったとか、思い当たるところはたくさんあります。
その中でも、元妻(はあちゅうさん)の『“子どものために別れない”は違う』という一言はとても考えさせられました。お父さんとお母さんが仲いい姿を子どもに見せるのがいいわけであって、両親が家にただ揃っていることがよいことではないのだなと気づきました。

はあちゅうさんのツイッターより

――しみけんさんとはあちゅうさんが結婚をした時、“事実婚”というスタイルを選んだことでも注目をされましたが、その解消についても同じように注目を浴びていますね。

事実婚した時にこういう夫婦の在り方があるのかと、いろんな人から『もっと早くから知っておきたかった』という言葉をかけられたんです。実は、お互いに息子がすごい可愛くて、だからこの息子の下の子も見たいねということで、第2子にチャレンジしている中での離婚だったんです。

でも、今の関係でも息子の弟または妹が見たいという気持ちはあるので、元妻とも話をしたのですが、人工授精などの形で第2子を今の家族の形で迎えるのもアリなのかな……って。そうしたら世の中がまた結婚の在り方考えるきっかけになるんじゃないかな……って、考えたりします。今の時代、何のために結婚制度があるのか、みなさん考えたことはありますか? 僕は答えを出していますが、ここでは言いません。

インタビューに応じるしみけん

セクシー男優しみけんを両親はどう思うのか?

――人工授精ですか…。しみけんさんから一番遠いところにあるものと思ってしまいました。そもそもセクシー男優という仕事について、ご家族はどのように思っているのでしょうか?

まずは親から話したいんですが、両親は現在77歳と75歳。団塊世代よりも少し前の生まれです。AVの仕事は、最初は怒っていましたよ……。いや、怒っていたというよりびっくりしてたというのが正しいかな。うちの父は終戦の年の生まれで、団塊世代よりも少し年上なんです。父は僕が19歳の時に、セクシー男優だと知ったのですが、その時は驚きながらも『いつまでもやる仕事じゃないだろう』と言っていました。

ところが僕はずっと続けていたんです。で、また10年以上経った時に、父が部下から『部長の息子さんってAVの男優ですよね』と言われたそうなんですね。そこで親父は『お前はなにやってんだ!!』と激昂しました。親父は大手企業の会社員で母は専業主婦でしたし、僕は一人っ子……。やはり心配だったんですかね。

――10年以上のキャリアを積んでいるということは、男優としてもベテランになってきている頃じゃないですか?

はい。その時、僕はこんなことを親父に伝えたんです。『犯罪行為をしているわけじゃないし、僕を求めてくれるところで僕が仕事をして、それで次に繋がっていった縁もある。中途半端な気持ちでやっているわけではないからやめる気もない』と話したところ、親父が『応援はしないけどもわかった』と……。

――今はお父さんはどう思っているんでしょうか?

両親とは仲がいいですよ。月に一度食事にもいきますし。でも、当時とは関係性が少し変わってきました。父はずーっと働いてきた人だから、退職すると心が弱くなるんですよね。重い病気も何度かやっていますし……。
ついこの間、両親と京都旅行に行ってきたんです。その時に、修学旅行生が『しみけんだ、しみけんだ』って騒いで取り囲んできたんですよ。
それを見て驚いていましたね。『お前はそんなに有名なのか?』と。あれを見たらニーズがあるんだって少しは感じてくれたと思います。

しみけんと両親(しみけん提供)

子どもに職業を伝えるのに抵抗はないか?

――どんな職業であっても、家族を養うのは大変なことです。お子さんに対して、セクシー男優という仕事をしていることについてはどう説明しようと思っていますか?

僕は僕の人生だし、子供は子供の人生。
僕みたいに『AV男優だけど何か?』と堂々と、目標と意味を考えて生きていれば、その背中を見て『ああ、なるほど。こういう生き方もあるのか』ってなると思います。自分の仕事に対して、後ろめたく感じていたら、その後ろめたい感じを子どもは察するんじゃないでしょうか。

多くのAV男優は彼女ができると急に弱くなるんです。失うのが怖いじゃないけど守るものができたというか……。僕が世の中に感じているニーズは、そういうことでは揺らぎません。息子は僕のYouTubeを見てくれています。だから『パパはちんちんのYouTuber』ってよく言ってます。

はあちゅうさんのブログより

――自分の職業によって子どもが学校でイジメられたりしないだろうかと、心配になることはないのでしょうか?

自分だったら全く心配しませんが、子どものこととなると心配することはあります。もしも、僕の仕事によっていじめられたり嫌なことを言われたりしたら、相手を納得させる言葉を一緒に考えようと言っています。
僕には最初に結婚した妻とのあいだに思春期の娘が二人いるんです。娘からもそういう相談をされたことがありました。そのときに『馬鹿にしてくる人を見返してやる一番の方法はなんだと思う?』と尋ねて、二人でじっくり話したんです。

僕は『自分が幸せなところを見せることだ』って言いました。ちなみに長女は1人で東京に来て『パパ一緒に渋谷歩いてよ』などと言うんです。渋谷を歩くと、ありがたいことに『しみけんだ!!』ってファンの方が声をかけてくださる。それをニヤニヤしながら見ていますね。誇らしいと思ってくれているようです。

――AV業界以外にも、風俗や夜の仕事、芸能パパラッチなど、子どもに説明しづらい仕事は多いです。そんな仕事に就くパパやママたちにアドバイスはありますか?

自分の仕事を『どう子どもに説明したら傷つけずに伝えられるのか』という部分で悩むのではなく、『自分が仕事に誇りを持てるようにするにはどうしたらいいのか』と人を納得させる言葉と行動を考えた方がいい。人生に無駄はないし、何事も経験を積んでいるんだと親が前向きに捉える姿勢を見て、子どもは育つんじゃないかな。僕はこれからも自分がもつポジティブさを小さな息子に見せていきたいですね。

セクシー男優という自身の仕事に“誇り”を持ち、カリスマ男優としても名高い、しみけん。だが現在、そんなしみけんでさえ、仕事が激減し、窮地に立たされている現実がある。一体アダルトビデオ業界に何がおきているのか…続編で詳報する。(文中敬称略)


取材・文/ 中山美里 集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/Soichiro Koriyama

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