笑いやユーモアは、人間が生きていくうえで必要不可欠なものの一つだろう。笑うと、「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンや、幸福感をもたらすドーパミンといった脳内物質が分泌され、心身共に大きな健康効果が得られるという。
また、米スタンフォード大学経営大学院では、ユーモアを信頼構築に役立てとようとする講義が行われるなど、笑いはビジネスの分野にも活用されている。
米作家のマーク・トウェインは「人類が持つ非常に効果的な武器、それは笑いだ」と言ったそうだが、戦場からユーモアによって連帯を広げようとするウクライナ市民の取り組みは、多くの海外メディアに好意的に取り上げられた。
2022年10月におこなわれた東京国際映画祭でも、笑いによって日本のテレビ界に立ち向うひとりの芸人のドキュメンタリーが話題になった。ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏を追った『アイ アム ア コメディアン』だ。