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「ママから『再婚して』と毎日言われてマッチングアプリを試したことが…」父・梅宮辰夫が亡くなり3年。梅宮アンナが語る、娘、母、オンナの自分…「百々果は小さい頃から芸能界に興味がなく『やだ』って…」

集英社オンライン / 2023年1月3日 9時1分

「やっと父が“いない”ことに慣れたんです。母も趣味のフラダンスにまた出かけられるようになった。旦那さんが先に亡くなった奥様がたのフラグループがあるそうで、今日も『行ってきまーす』って…」

名俳優・梅宮辰夫さん(享年81)が亡くなり、丸3年が経った。
一人娘である梅宮アンナさん(50)とその母・クラウディアさんの怒涛の日々はようやく落ち着きをみせはじめている。

「母も78才。目がよく見えないとか、先日ニュースになった大動脈解離で入院したりとか、身体のあちこちに変化が出てきています。年齢的に明日なにかがあるかもしれないし、100歳まで生きるかもしれないし。私だってもうアラフィフ世代ですからね。


母とはいま一緒に暮らしていますけど、例えばケータイを使いこなせない姿にイラっとしちゃうときだってある。小さい赤ちゃんと違って、親は動かせないし、口喧嘩しちゃうから、いちばん大変な生き物かも(笑)。

母との生活を語る梅宮アンナさん

食事は2人で外食メインなんですが、最近はなるべく一緒にいないようにしています、前向きに。
3年かけて、ママを元に戻すつもりでやってきたけれど、まだ『パパがいなくてさみしい。やっぱり男の人がいないとダメよね』とかポロっと言うから、カチンときちゃうときもあるんです。
母にとって“パパ”を超える人なんていないけれど、だれかに頼るのが心地いいんでしょうね。きっとそういう人こそ結婚に向いてるって思う」

――お母様はアンナさんに再婚してほしいと思っているのでは? 梅宮さんもよくそう仰っていました。

「そうなんですよ。毎日毎日、それはないって説明しても、次の日には『誰かいい人いないかしら?』って。『家にいたら出会いがないから外に行ってきなさい、帰ってこなくていいから』って言う。

私は自分の頼りは、自分。ほかの人を頼るのが好きじゃないところがあるんです。それにどこかで面倒くさいって思っちゃってる。彼氏ができてもいったい何するんだろうって瞬時に思っちゃうほどで、ひとり家でNetflix観てるほうがシアワセなんですよね。

もし相手を見つけるとして、理想は2、3歳上か5、6歳下。たいてい結婚してますよね(笑)。
仮に結婚してないひとでも、私がバツイチだから警戒される。周りを見回しても中途半端な人しかいなかったんです。それでも母は、お見合い相談所みたいなところに登録しなさいって今でも言ってきます。

でも私はマッチングアプリをやってみたくて試したことがあるんですよ」

――まさか梅宮アンナさんがマッチングアプリ!

「実は一回、アカウント作ってやってみたんです。あるタレントの友達が『このアプリいいよ、これで私はほんとうに交際してる』って教えてくれて。
顔写真はロングヘアのときのを使って、顔は伏せて、名前をだすのも怖いので偽名にしました。そしたら『すぐ会いましょう!』って……。携帯の音が止まらなくなって、怖くてすぐにやめちゃいました。キケンがいっぱいだなって思った。

マッチングアプリの感想を語る梅宮アンナさん

やっぱりこの仕事しながら結婚って、成り立たないような気がするんです。合わないふたりが結婚すると、あんまりいい思い出が残らない。まだ一回しかしてないから言い切っちゃっていいかはわからないけれど(笑)。
“理想の結婚”って難しい。相手がお金を持ちすぎでもなさすぎでも困るでしょう。
過去に山あり、谷あり、谷ありだったし……。そう考えると、ひとりのほうが幸せだと思う。事故がないから!」

「プライベートをバラされて何が楽しいの?」と語る娘の夢は

――ひとり娘の百々果さんは、アメリカに留学しましたね。

「そうなんです。百々果は20年前にカリフォルニアで生まれて、しばらく向こうで育っていたので、生まれた所に戻ったような感じですね。母と私の衝突のクッション役がいないってコトや、円安で向こうの生活費も飛行機代も高いしで大変なんですが、私もアメリカの空気を吸うと心身ともにリラックスできて大好きなので、百々果にも向こうで頑張ってもらえたらって思ってます。

百々果、いま飲食店でアルバイトしてるんですって。でも21歳になったらお酒に触れるようになるから、もうちょっとチップが稼げるところに変えるみたい。いまの日本は賃金は全然上がらないけれど、向こうだと例えば高級ワインが飲めるようなお店がいっぱいある。そういうお店だと稼げるからって。これもステップアップですよね。

アメリカで勉強して、将来は不動産の仕事に就きたいって言っています。ビバリーヒルズとかニューポートとか、富裕層が住むエリアで家が売れたらお給料もいいと聞いています。私たちの時代とはまったく違って、いまの子は割に合わない仕事はしたくないんですね」

――芸能の仕事には興味は持たなかった?

「これはもう小さい頃から『やだ』って言ってました。『プライベートをバラされて何が楽しいの?』って。真面目に仕事していても叩かれたり、誰と付き合ってるとか結婚離婚だとかで騒がれるのは考えられないって。
小さい頃からウチにピンポンってマスコミが来ると百々果が出てくれて、『いまママはいません』なんて言ってもらってたこともあって、本人はプライベートはきっちり別にしたいみたい。テレビや映画を観るのは好きだけど、それとこれとは別らしいですね。

恋愛話とかも、私は親にオープンだったけれど、百々果は少しちがって親に話すことには限界があるみたい。パパの四十九日の法要のとき、お坊さんが木魚叩いて読経しているあいだ彼女がすっごい泣いてたの。
『じっじが亡くなってそんなに悲しいの?』って聞いたら、『ちがうの。失恋しちゃって』って言われて、『え、彼氏いたんですか!?』って。わたし知らなくって(笑)。
でも彼氏は絶対いたほうがいい。私もそうだったけれど、彼氏がいない子のほうが遊ぶから……。実際、百々果は門限9時って言っても6時に帰ってきちゃうような子でした」

百々果さんとのエピソードを語る梅宮アンナさん

――梅宮さんはアンナさんを心配していましたが、アンナさんは百々果さんのことは見守る感じですね。

「女性は現実的なんですよね、男性は心配ばかりするけれど。うちもママはそういうの絶対反対しなかったけれど、パパは勝手に想像膨らませて心配しちゃうタイプでしたね。だって、門限遅れると、玄関に布団敷いて、寝て待ってたんですよ。怖いでしょ。

でも、パパはほんとうに“イクメン”のはしりだった。人に言われて子育てを率先してやったってわけじゃなく、ほんとに自分がやりたかったみたい。
時代的に俳優さんたちはみんな豪快だったけれど、パパの亡くなったあとにわかったのは実は真面目で地味だったなってことでした」

後編では、この3年間でアンナさんが実感した梅宮辰夫さんの軌跡と遺したものについての話を訊いていく。


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/撮影/村上庄吾

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