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日本各地でハプニングバーが続々オープンのなぜ。警察の摘発は逆効果? 浜名湖畔120人乱交パーティー“全国大会”の主催者は今…

集英社オンライン / 2022年12月30日 19時1分

今年5月、約15年の歴史を持つ日本最大級のハプニングバー『眠れる森の美女』(東京・渋谷)が摘発されて約7カ月。今、全国各地ではハプニングバーの新店が続々オープンしているという。関係者の間では「警察による摘発が逆効果だった」とも。いったいなぜ?

ハプニングバー摘発現場にいた男性は

今年5月に摘発された日本最大級のハプニングバー(東京・渋谷)は店名を変更し、リニューアルオープンしていた

2022年5月に摘発にあった東京・渋谷にある日本最大級のハプニングバー『眠れる森の美女』。店の常連客で、摘発があった日も現場にいた豊田正太郎さん(仮名、35歳)に当時を振り返ってもらった。



「SB(眠れる森の美女の呼び名)にはコロナ禍もあって2年ほど行ってなかったのですが、ちょうど事件があった日は“久々に面白いイベントやるらしいから行こうか!”と仲間と話していたところでした。

この日は店のTwitterでローションイベント開催のお知らせが告知されていたんです。僕はローションまみれになることを見込んで海パンも持参したほど(笑)」

男友達と20時頃に入店した豊田さん。1階のロッカーで海パンに着替え、まずは地下のイベントスペースで飲んでいたのだとか。

そして22時半くらいから「ローション水鉄砲始めますよー!」との呼びかけとともに、水鉄砲の中にローションを入れ、他の参加者たちとかけ合っていたという。

「今、思えば、この時に警察が入ってきてたらヤバかったです。だって、ほとんどの男女が全裸でしたから。全裸でローションまみれになって、複数の男が床に何人も並び、その上をスライディングし始めて、みんなが『めちゃイケ』の油谷さんのようにヌルヌルでした。僕もフルチンだったし(笑)」

23時頃にローションイベントが終わると、シャワーを浴び、服を着てバーで飲んでいたという豊田さん。警察が突入してきたのは23時半前後だったという。

「“警察です、動かないで!”との声とともに何人もの警察官が入ってきた時は驚きましたが、僕はそのままバーに座っていました。だけど一人、パンイチの男性が逃げようとして警察官に向かって突入し、あえなく取り押さえられるシーンもありました。

そこから2時間近く待たされ、名前と住所などを紙に書かされ、最後に写真を撮られ、免許証を提示させられて帰りました」

店外に出た時はすでに午前2時。豊田さんは男友達と共に居酒屋に立ち寄って、始発まで時間を潰して帰ったという。

これに懲りて、その後、ハプニングバー通いはやめたのかと思いきや、そうでもないらしい。

“ハプバー”新店続々オープンのなぜ

「僕はもともと楽観的なので、“ハプバ怖いからもう行けない”とかにはなりませんよ。今回、得た教訓があったとすれば、服は常に手元に置いておいて、すぐに着替えられるようにしようと思ったくらいです。

ハプバはとにかく効率とコスパがいい。アプリは出会うまでのやり取りが面倒ですから。僕にとってハプバは完全に風俗の延長線上ですね」

実際にSB摘発以降も新規オープンしている店はあるという。ハプニングバーの元店員でYouTubeでハプニングバー情報を発信する、もぐにん(https://mogunin.com)さんに聞いた。

「大阪や名古屋を含めて10店舗は新しいハプニングバーが開店しています。SBの摘発がニュースになったことやYouTuberがハプニングバーを取り上げたことで初めて訪れる人も増え、例年と比べてお客さんが最も多い状況です。勢いを感じますね」

摘発されたSBも、3ヶ月後の8月には「ロシナンテ」と店名を変更し、リニューアルオープンしたという。再び店に訪れたという豊田さんが続ける。

「今後ルールが変わる可能性はありますが、SBは男女共に乳首と性器の露出はNGになりました。その代わり、その部分を隠すテープが用意されているので、乳首と性器の3点にそれを貼ればOKになったようです。また、摘発の原因となった3階のマジックミラーの部屋は5部屋に区切られ完全に個室になっています」

摘発を免れるよう、店舗の構造や利用ルールを変えて営業を再開しているハプニングバー。なんともたくましい話である。

120人規模乱交“全国大会”の主催者は今

水面下で開催される乱交パーティ

また、今年6月には参加者の間で“全国大会”と呼ばれ、浜名湖湖畔の貸別荘で開催された、120人規模の大乱交パーティが摘発された。このイベントの主催者だったカップルは界隈では有名人で、この“全国大会”も誰もが参加できるものではなかったという。

かつて2回ほど、全国大会に参加したことがあるという30代男性に話を聞いた。

「主催者のカップルはこの全国大会を少なくともこの10年近くは継続して開催していました。即物的で金儲けの乱交パーティとは違い、夫婦やカップルなど親密な関係にある者同士のスワッピングパーティで、参加者もこだわりを持つ人が多かったですね。

この浜名湖の会は口コミでしか参加できないとされていたものなので、僕も初めて『関東枠が残ってるから入れるよ』と誘われた時は嬉しかったですね。ついに僕も参加できるのかと」

浜名湖の会は毎年1回、6月あたりに行われており、カップルでの参加が規定で、毎回100人規模が集まり、場所も固定だったという。参加男性は続ける。

「この手のパーティはその都度、場所を変えるのがほとんどですが、なぜか浜名湖の会は開催場所が毎年同じで、いつも貸別荘を2棟借りて行われていました。

1棟が眠ったり談笑する休憩スペース、もう1棟のベッドルームがいわゆるプレイルームになっていました。だからそこいら中で誰かしらがヤってるってことはなく、基本的には個室のベッドの上でしてましたよ」

主催者のふたりはその後どうしているのか? 内情をよく知る関係者に話を聞いた。

「事件は不起訴となったものの、実名が報道されたことで男性の方は仕事の辞職を余儀なくされ、次の仕事も見つからない状況と聞いています。社会的制裁は十分に受けたでしょう。

不起訴が決まった後の11月には屋形船でお詫びの場を設け、参加者らとの再会の喜びに感極まって安堵の涙を流していました。もう今後はこのようなイベントはしないと言っています」

その一方で、開催を控えない乱交パーティ主催者も存在する。今も変わらずパーティ開催する主催者に聞くと、意外な答えが返ってきた。

「次はこのパーティが狙われているらしいなどの噂は常に飛び交っていますが、どこも摘発に遭わないよう大っぴらな告知はしないで、今後も粛々とやっていくんじゃないですか。

結局、乱交好きやスワッピング好きがこの世からいなくならない限り、彼らを引き合わせて場所を提供するアテンダーも必要とされるわけで。他の方に迷惑をかけなければ、いいんじゃないですか」

今後もハプニングバー&乱交パーティ主催者たちと警察の戦いは続く。


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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