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〈年末アンケート〉ネット&街頭で300人に聞いた「あなたが思うホントの流行語大賞2022」 “村神さま”は落選! W杯やジャニーズ、プロ野球選手の“あの言葉”もランクイン…忖度はありません

集英社オンライン / 2022年12月31日 8時1分

12月1日、「2022ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞にはプロ野球・東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(32)の活躍を表した「村神様」が選出された。ただし、ネット上では「それがホントに今年の流行語?」という疑問の声も。そこで集英社オンラインではネット&街頭で緊急アンケート調査を実施。その結果記事を大晦日に再配信する。(初出:2022年12月7日)

10位はW杯ドイツ戦後に登場したあのワード

11月22日より実施したアンケート

年末恒例、“今年の世相”を反映した言葉を選ぶ「2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10が発表された。年間大賞に選出されたのは、プロ野球で令和初の三冠王に輝いた東京ヤクルトスワローズの村上宗隆の活躍を表した「村神様」。


そのほかでは、「キーウ」「きつねダンス」「国葬儀」「宗教2世」「知らんけど」「スマホショルダー」「てまえどり」「Yakult(ヤクルト1000)」「悪い円安」などがランクインした。

この流行語大賞を巡っては、これまでにもSNSなどでは「本当に流行語なのか?」「誰が使っているのか?」といった突っ込みも毎回噴出……。そこでこうした論争に終止符を打つべく、集英社オンラインでは、巷の“リアルな声”を拾ってみた。

果たして、ランキング1位を獲得したのは?

今回は、「あなたが思う“ホントの2022年流行語”は?」と題して、2022年11月22日から11月30日にかけて行ったネット投票に加え、12月1日~3日にかけて渋谷、秋葉原、新橋で街頭調査を実施。16歳から60歳までの幅広い年齢層から300票もの投票が集まった。

では、さっそく「あなたが思う“ホントの2022年流行語”ベスト10」の順位を見ていこう!
(※10位が同率のため11ワードのランクインとなります)


10位「ドーハの歓喜」 8票

本家の流行語大賞では選考期間に間に合わなかったのであろう「ドーハの歓喜」。サッカーW杯カタール大会の日本代表が、初戦で強豪ドイツに2-1で逆転勝ちした際、1993年の「ドーハの悲劇」を踏まえ、その対義として生み出された。回答したのは「ドーハの悲劇」を実際に体感していた40代~50代が多かった。

ドイツ勝利に沸く渋谷(撮影/集英社オンライン)

「直近過ぎるかもしれませんが大ニュースですよね。日本中が喜んでいるし、世代的に『ドーハの悲劇』が頭にあったんで、『ドーハの歓喜』は素晴らしい言葉だと思います」(42歳男性・自営業)

「絶対に負けると思っていたので試合を見ていなくて、勝った瞬間、みんなで喜び合えなかったのは悔しいです」(40代男性・会社員)

「なんとか頑張って朝早くから試合を見ていたおかげで、日中の仕事はウトウトです。それでもリアルタイムであの興奮を味わえたのは何にも代え難い喜びですね」(40代男性・会社員)

10位「きつねダンス」8票

同率10位は、「2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にも入った「きつねダンス」。こちらは、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのチアリーディングチーム「ファイターズガール」が、ホームゲームでのイニング間に“耳カチューシャ”と“しっぽ”を付けてパフォーマンスするダンスのことで、ノルウェー在住の兄弟ユニットYlvis(イルヴィス)の原曲「The FOX」も耳馴染みがよく、人気を集めている。

公式本も発売された『フレップとファイターズガールがおしえるきつねダンス公式振り付けBOOK』より

「自分はアイドルファンなんですが、たくさんのアイドルがきつねダンスの投稿をしていたり、乃木坂46のメンバーが踊っていたりと、目にすることが多かったです」(21歳男性・会社員)

「TikTokやInstagramでよく見たし、学校で踊っている人もいます。たまにテレビなんかで、間違えて踊る大人を見るのもかわいくて面白いです」(17歳女性・高校生)

「私は野球好きなんで早くから知っていましたよ。若い子にも話を合わせられるし『なんで知っているんですか??』『振りまでわかるんですか!?』って驚いてもらえてうれしいです」(48歳男性・会社員)

7位は国民的アイドルに関するワードが…

9位「インボイス制度」9票

9位は、来秋スタートする「インボイス制度」。消費税の仕入れ税額控除の方式のひとつで、課税事業者が発行するインボイスに記載された税額のみを控除することができる制度を指す。ただし、個人事業主、特に声優やアニメーターなどからは導入反対の声も大きくなっており、ニュースを賑わせている。特に秋葉原や新橋での男性の回答が多くみられた。

インボイス制度は令和5年10月より開始(撮影/集英社オンライン)

「自分の仕事的に1番耳にしましたね。反対運動もあって。みんな頑張っていますよ」(24歳男性・自営業)

「フリーの方たちと仕事をすることが多いのでよく聞いたワードですね。今までのやり方と変わってきたり、取引先が廃業に追い込まれるんじゃないかと心配ですよ」(37歳男性・会社員)

「Twitterで絵師やイラストレーターの方がインボイス制度をわかりやすく説明した投稿が参考になりました」(26歳・不明・男性)

8位「ポケモンSV」10票

Nintendo Switch用ロールプレイングゲームのシリーズ9作目となる「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)」。オープンワールドが採用されており、フィールドを自由に駆け巡ることのできる、新たな冒険スタイルが特徴だ。キャラクターの“関節グニャグニャ現象”など、YouTubeやTwitterで報告されているバグも話題に。

ポケットモンスター・バイオレット

「11月の発売前からずっと話題ですし、今もネットでポケモンの話題は常に見かけます」(22歳男性・大学生)

「いろんな配信者の人がプレイしていますし、面白いバグもいろいろと見つかっていて、プレイしていなくても目に付く話題だと思います」(21歳男性・大学生)

「小学生の息子とやるために買いましたよ。子供の学校でもポケモンは流行っているみたいです。オープンワールドっていうんですかね。ちょっと大人には難しいですね」(45歳男性・会社員)

7位「ちゅきちゅきポーズ」11票

7位にランクインしたのが、人気グループ・なにわ男子の大西流星が考案したとされる「ちゅきちゅきポーズ」。両手でそれぞれピースサインを作り、人差し指と中指は開かずにほっぺにポンとつけるこのポーズは、楽曲「ちゅきちゅきハリケーン」でお馴染み。写真を撮る際、真似る人が続出した。

ジャニーズ事務所(撮影/集英社オンライン)

「ポーズがかわいいのでプリクラを撮る時なんかによく使っています」(21歳女性・フリーター)

「なにわ男子好きな私からしたら、大西流星くんが考案したポーズが流行ってるなんて最高です」(18歳女性・高校生)

「TikTokやInstagramで今年1番見たポーズだと思います。若い子で知らない子はいないし、みんな一度はしたことありそう」(20歳女性・大学生)

7位「菅井友香卒業」11票

続いて「菅井友香卒業」も「ちゅきちゅきポーズ」と同じく7位にランクイン。元櫻坂46のリーダーで、7年にわたりグループを牽引してきた菅井友香は、11月9日に東京ドームで行われたライブをもってグループを卒業。卒業写真集『大切なもの』では、入浴シーンやランジェリーカットといった“攻めた”内容も披露し、注目を集めている。

菅井友香1st写真集 『フィアンセ』より

「キャプテンの卒業は一大ニュースですし、いろんなメディアにも取り上げられていましたよね。卒業にあたり、渋谷のTSUTAYAでファンがメッセージを貼れる期間があったんですけど、見にいったら壁一面びっしり! たくさんの人に愛されているんだなと思いました」(20歳女性・大学生)

「ファンでなくても知っているようなメンバーの1人ですし、キャプテンの交代はグループにとっても節目で大きい話だと思います」(25歳男性・会社員)

「櫻坂46にとって初となる東京ドームでの卒業セレモニー。自分も行ったんですけど泣いちゃいましたね。今年泣いたのはそれだけなんで1番印象に残っています」(22歳男性・大学生)

5位は、“ユルかわいい”世界観のあのキャラクター

5位「ちいかわ」12票

イラストレーターのナガノ氏による漫画作品・キャラクターの「ちいかわ」。老若男女を問わず、その“ユルかわいい”世界観に魅了される人が続出。人気キャラクターのハチワレとして、子役の田中誠人が歌うエンディングテーマ「ひとりごつ」も話題になった。

ナガノ氏Twitterより

「アニメの終わりに声優の子が歌う歌がかわいすぎでした! 12月7日放送のFNS歌謡祭にも出るんですよ」(20歳女性・フリーター)

「マンガがかわいくて毎日更新されるのを楽しみにしているんです。今年に入ってアニメも始まったので、私的にはこれが1番の話題です」(20歳女性・フリーター)

「毎度新しいグッズは入手困難で大行列ができるくらい人気です、私が持っているなかで気に入っているのは『まじかるちいかわ』ってシリーズ。どれも最高にかわいいんです」(21歳女性・大学生)


4位「チェンソーマン」14票


「チェンソーマン」は、累計発行部数2000万部を突破している、藤本タツキ氏による漫画作品。現在、「呪術廻戦」「進撃の巨人 The Final Season」などを手掛けるMAPPAの制作によるTVアニメが放送されており、人気を博している。

ジャンプコミックス「チェンソーマン」1巻より ©︎藤本タツキ/集英社

「コベニちゃんとか、ゲロチューとか毎話トレンドになっていてすごいですよね。それに毎話違うED曲も楽しみです」(20歳男性・大学生)

「アニメももちろん好きなんですけど、僕はOP曲の『KICK BACK』を推していきたいですね。米津玄師さんとつんく♂さんのやりとりとか、コラ動画に使われているところも最高です」(22歳男性・大学生)

「元から軽くは知っていたんです。後輩にアニメをオススメされて見てからちゃんとハマりましたね」(40歳男性・会社員)

「周りの子もみんな見ているしED曲が若い人向けで毎度気になってますね。チェンソーマンのコスプレを検討している友だちもいますよ」(19歳女性・大学生)

3位「SPY×FAMILY」15票

ジャンプコミックス「SPY×FAMIRY」1巻より ©︎遠藤達哉/集英社

「少年ジャンプ+」に連載中でTVアニメ化もされている遠藤達哉氏の「SPY×FAMILY」。作品に登場するキャラクター・アーニャによる、「おはようございます」を「おはやいます」と言い間違えるような“アーニャ語”もブレイクした。アーニャのちょっと口の悪いところや一生懸命なところも「かわいい」と評判。

「1期も2期も今年だし、間違いなく今年1番のアニメだと思います。内容を詳しく知らなくても、アーニャを知らない人はいないんじゃないですかね」(20歳女性・大学生)

「大学で周りの子はみんな見てますね。私はアーニャがかわいくて好きです。渋ハロ(渋谷ハロウィン)でも大量にいましたよね」(21歳女性・大学生)

「アイドルやグラビアアイドル、コスプレイヤーのSNSをよく見てるんですけど、ダントツに多かったのがSPY×FAMILYのコスプレだと思います」(22歳男性・フリーター)

「会社の若い子たちみんな見てますね。サブスクのおかげで空いた時間に見れていろんな人に話題を合わせられてます」(44歳男性・会社員)

ここまでスポーツやアニメ、漫画、アイドル関連と幅広いジャンルから“リアルな流行語”がランクインしたが、はたしてトップ2は⁉

1位はあのスポーツ選手のトンデモワードに…

2位「ブラボー」31票

3位の2倍以上の票数を獲得した2位は、「ドーハの歓喜」と同様、本家・流行語大賞では選考期間に間に合わず、ランク外となってしまった「ブラボー」! サッカーW杯カタール大会で日本代表がドイツを下した際、DF長友佑都選手が連呼し、話題となった言葉だ。スペイン撃破後も炸裂し、真似をする日本人ファンが続出。「ドーハの歓喜」に比べて、若者の支持が多い印象だ。

コスタリカ戦後のサポーター(芸人)たち(撮影/集英社オンライン)

「長友選手のインタビューを見て、ブラボーの連呼に朝から笑いました。ふざけて今日何回言ったかわからないです」(23歳男性・会社員)

「本当の流行語大賞が決まった後なのが惜しいです。ネットでもブラボーに変えろってみんな言ってますよ」(21歳男性・大学生)

「スペイン戦は仕事があるのに頑張って早朝に起きて見ていたんですけど、その価値がありました。ブラボーって連呼するのもわかる。感動で目がバキバキに覚めたんで仕事も余裕です」(26歳男性・自営業)

「周りの人たちみんな使い始めたから急すぎて驚きましたよ。インタビューであれだけ連呼してたら納得です。北島康介さんの“チョー気持ちいい”とかに近いものを感じて、いいですね」(30歳男性・会社員)

そして栄えある第1位は……“文春砲”によって明らかになった巨人・坂本勇人選手の女性スキャンダルから飛びだしたアノ言葉!

1位「けつあな確定」36票

今年は女性トラブルを報じられてしまった坂本勇人選手。その相手女性とのLINEのやりとりから明るみになったのが、この言葉。高速道路の渋滞で待ち合わせに遅刻した相手女性に対して「けつあな確定な」と送った“下品すぎる”メッセージに、ネットユーザーたちは批判も含めて大盛り上がり。挙句、このスラングは“罰として”という意味合いを表現する言葉として、ジョークで使われるように。

坂本選手のワードが1位に…愛らしい憎めない英雄(画像/共同通信社)

「坂本選手が現役でいる限りヤジとして使われるだろうし、今年、これ以上にネット界で盛り上がったワードはないです」(25歳男性・会社員)

「自分は野球部なんで、部内でもかなり話題になりました。坂本選手が好きなやつはこのネタでかなりイジられていましたよ」(17歳男性・高校生)

「少し好きだったからショックでしたけど、みんな面白がって使っているのを見ているうちになんだか慣れてきてしまいました」(20歳女性・大学生)

「自分の職場は男ばかりなんで同期や後輩、仲のいい先輩にまで使ってます。遅刻した人に使うと場が和むかなって」(25歳会社員・男性)

そのほか、2022年前半に流行った「おとわっか」(コンピュータRPG「ファイナルファンタジーX」が元ネタの音MAD動画より)や、「Twitter買収」「統一教会」「山上徹也」といったワードも数票ずつ獲得した今回のアンケート。

2022年、皆さんが最も印象に残った言葉ははたして?

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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