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〈写真多数〉令和の炎上クイーン小林礼奈はなぜ叩かれるのか? 「人気お笑い芸人とのコロナ離婚」で世間を騒がせた小林が豪雪新潟・1日密着ルポで見せた母の顔

集英社オンライン / 2023年1月8日 11時1分

人気お笑いコンビ「流れ星☆」のたきうえ(旧芸名、瀧上伸一郎)(44)の元妻でタレントの小林礼奈(30)。“令和の炎上クイーン”の異名を持つ小林だが、現在、彼女は愛娘とともに故郷の新潟県長岡市でUターン移住生活を行っている。小林の1日に密着した。

小林礼奈といえば、2021年に人気ラーメン店に子連れで訪れた際、「まだ食べているのに退店を客から促された」と綴ったブログが大炎上。
だが、その前からアルバイトしていた養豚場での「豚の交尾写真」を自身のツイッターアカウントの壁紙に設定したり、バラエティ番組では「夫との“夜の生活”」を赤裸々に語ったりと“炎上”を繰り返してきた。

“令和の炎上クイーン”の異名を持つ小林は、現在、愛娘とともに故郷の新潟県長岡市でUターン移住生活を行っている。



「集英社オンライン」ニュース班は、昨年5月から新潟県長岡市でシングルマザーとして暮らす小林に1日密着。彼女の「いま」を徹底ルポした。

2022年12月19日の長岡駅

取材班が小林の住む新潟県を訪れたのは2022年12月19日のこと。長岡市は前日からの雪で記録的な積雪となり、在来線は全て運休。駅をでると一面が銀世界で、駅前にはタクシーを待つ人々が30メートル以上の長い列を作っていた。

街中では積雪で車が立ち往生し、地元住民さえ「12月のこの時期にここまで降ったことはない」と驚くほどの豪雪だった。

2022年12月19日の長岡市内

小林が愛娘(6歳)と暮らすのは駅からほど近いファミリータイプのマンション。ひと月の家賃はおよそ10万円弱だが、都心なら40万円はするほどの広さがある。腰の高さまでの雪が積もる道を歩き、小林の住むマンションに到着した。インターホンを押すと本人が出迎えてくれた。

取材班を出迎える小林

小林はつやつやのロングヘア―に薄化粧を施した姿。吹雪とうってかわって、暖房のよく効いた部屋にはいると、玄関の脇には巨大な鏡が備え付けられ、部屋の入口には赤ちゃんのころの娘の写真がたくさん飾られている。
子ども部屋はピンクのシーツがかけられたベッドにおもちゃのようなシャンデリア、ふわふわのぬいぐるみといった女のコが好きな「カワイイ」であふれていた。

時刻はお昼時。小林は部屋の案内をひと通り終えると、「召し上がってください」と記者たちに用意していたサンドイッチを差し出し、丁寧に茶葉から紅茶を入れてくれた。予想していた「炎上クイーン」の表情とは少し様相が違う……。

昼食をごちそうになった後、2時間にわたるインタビュー取材をおこなった。

小林のインタビューの内容は「流れ星☆たきうえ元妻・小林礼奈に『アナタはなぜ嫌われると思いますか?』と直撃!『私にも理由があるんでしょうね。でも……』。アンチ・イジメ・婚活…炎上クイーンの本音」をご覧ください

14時、インタビューを終えると小林は家事のために席を立つ。

まずは食器洗いだ。キッチンを拝見するとシンクはきれいに片づけられ、さまざまな調味料が並び、水出しのお茶が入れられた透明ポットが置かれている。鍋やフライ返しなどのキッチン用品は手に取りやすいように整然と並べられ、日ごろから家事をこなしていることがよくわかる。

小林家の冷蔵庫の中身とブログのお仕事

キッチンの片隅には大きな冷蔵庫。記者が不躾ながらも「中を見せてもらえますか?」と聞くと、笑顔で「いいですよ」とドアを開く。中には、卵や野菜、レトルト食品などが詰められている。

「レトルト食品が多いと、またアンチの方から『料理をしていない』と攻撃されそうですが、こっちは冬になると買い物に行くのも大変な雪で……。備蓄できるものを上手に使うのも生活の知恵だなって」

小林家の冷蔵庫

続いては部屋の掃除だ。広い室内に丁寧にスティック型の掃除機をかけていく。

「東京時代は『力仕事』は元旦那にすべて任せていたのですが、こっちではそうはいきません。電球の取りつけ、テーブルの組み立て、車の運転など全部自分でやっています。離婚してしばらくは男の人に頼りたくて、依存したいから『結婚したい』とも思っていましたが、こうやっていろいろできるようになると、ひとりでもなんとかなるものですね」

掃除をする小林

掃除が終われば次は洗濯。次々と家事をこなすが、これまでに彼女が休憩したのはわずか10分足らずだ。

リビングのソファに腰をおろした小林がまずはじめたことは携帯のチェック。それから、おもむろにブログ記事を書き始めた。

「生計のもとになっているのは、やっぱりブログですね。毎日6記事を投稿するのをノルマとしているのですが、朝8時に起きてから、9時半までに娘を登園させ、そこからまず2記事をアップ。次に10時と12時に上げるための記事を書く。その間に家事や自分の食事、買い物をすませます。娘が帰ってくるまでには5記事を投稿するようにしています」

「最初は、“炎上”を売りにしようなんて一切考えていなかった。でも結婚生活がうまくいっていたころに書いた日常のブログはほぼ収入にならなかったのに、夫婦仲が悪くなってから勢いにまかせてお互いにブログ内で悪口を書き合っていたら、閲覧者も増えていつのまにかお金になっていたんです……。
でもアンチからは叩かれるし、元夫とはそんな感じでバトルをしているしで、精神的にかなり辛かったです」

そんな心身ともに限界になっていた小林を立て直したのも、また、ブログだった。

「心ない声をかけてくる人がいる一方、それ以上に応援してくださる方もいる。『がんばって』『無理しないでね』。そんなみなさんの声に救われました」

車に積もった雪をかき「東京行きたい―」

家事のかたわらで話を聞いていくと時間があっという間に過ぎ、15時20分。娘のお迎えの時間だ。外は取材班が来た時よりも、さらに激しく雪が降りしきっていた。

雪かきをする小林

お迎えのために出そうとした自家用車には、車高と同じくらいの高さの雪が降り積もっていた。小林は「今年の5月に引っ越してきたので、積もるのを見るのは帰ってきてから今回が初めてですよ」と言いながら雪かき用のスティックを取り出し、車から懸命に雪を降ろす。

「もう東京行きたいー‼」といいながら作業すること20分、なんとか屋根の雪は降ろしたが、今度は猛吹雪。車を出すことを断念し、徒歩で娘の幼稚園へ迎えに行くことに。

吹雪のなか、幼稚園からふたりが帰宅したのは16時20分のこと。暖かい室内で、小林は雪に濡れた愛娘の髪や体をタオルで拭き、髪の毛をキレイに結いなおし、大きなリボンをつける。ピンクの服に大きな黒いリボン姿の愛娘はまるで絵本に出てくるお姫さまのようだ。

準備が整うと、母娘は連れ立ってコンビニへと買い出しへ。店内の棚はまだ夕方だというのに品切れの商品が多い。「今日の大雪で物流も滞っているんですよね」と棚にするどい視線を向ける。

雪の影響で棚は空だった

再度、帰宅したときには17時を回っていた。娘はさっそく、買ってもらったばかりの知育玩具を開け、母娘ふたりでカップケーキのおもちゃを作り始める。

知育玩具で娘と遊ぶ小林

小林に教育方針について聞いてみた。

「東京にいたころ、1歳くらいから月謝3万円ほどする右脳開発塾に通わせていたんですが、こちらに来てからは、平日に塾に通わせているだけですね。東京って意識の高いママ友が多いから“マジック”にかかっていたのだと思います。今は、元気に育ってくれればいいと思っています」

娘の好きな芸能人は「パパ‼」炎上クイーンがみせた母の顔

18時、「記者さんたちも食べていってくださいね」と夕飯の準備を始める小林。この日のメニューは「豆苗と韓国海苔のナムル」に「トマトとアボカドの醤油糀あえ」。白飯はなんと、炊飯器を使わず、土鍋で炊いたものだ。

「急遽だったから、ハンバーグと鶏つくねはコンビニの出来あいのものになっちゃいましたけど……」とはにかむが、野菜を刻むことから始まる一連の作業は流れるようで、レトルト惣菜の使い方も“こなれ感”がある。

夕食の卓を囲みながら、引き続き話をうかがう。

「こっちに来て、まだ一緒に夕飯を食べられるような友人もいないから今日はみんなで一緒の食卓を囲めてうれしい」と微笑むと、娘も隣で満面の微笑みを見せる。

記者が娘に「好きな芸能人っているの?」と聞くと、すかさず「パパ! パパはお笑い芸人なの! 『たきうえ! たきうえ!』って女のコにキャーキャー言われてカッコいいんだよ!」と即答する。

「離婚してからも娘の前では元夫の悪口は絶対に言わないようにしています。娘に会わせたくない時期も正直ありましたが、このコが他のコのパパを見つめて寂しそうにしたり、パパからもらったものをずっと大事にしている姿を見ると、『ああ、娘はパパが大好きなんだな』と思うし、私の都合でその気持ちをどうこうしちゃいけないんだなって……」

小林は続ける。

「グラビアをしていた時、結婚して“奥さん”だった時、そして今……といろいろな時期がありました。結婚前は本当に自由に、好きな仕事を好きなだけやらせてもらって、夜出かけて朝まで遊んでいたし、結婚初期はとっても幸せでした。
今は“幸せ”と“大変”の割合が1:9。でも、この1割の“安定した幸せ”がこれまでの自分にはなかったから、自分で使える時間は少ないですが、愛しくてかけがえのない幸せだと感じています」

そういって傍らの娘をみつめるまなざしにはブログやバラエティ番組で見せていたアグレッシブな“炎上女王”の面影はない。

彼女はいま、愛娘と2人、地に足のついた生活を歩み始めていた。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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