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職場で嫌われる人が無意識にやっている4つのヤバい言動を好印象に変える、カンタン習慣

集英社オンライン / 2023年1月12日 11時1分

これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた恋愛戦略家・関口美奈子が男女の恋愛を攻略するためのヒントを紹介。9年間のホステス経験と、恋愛や心理学について学んだ12年間の研究データから、職場で嫌われる人が無意識にやっている4つのヤバい言動と改善策を紹介する。

職場でまわりに嫌われる習慣とは…

職場の人やまわりの人から突然冷たい態度をとられた経験はありませんか?

まわりの人たちから嫌われるのには理由があります。そんな悲劇を繰り返さないためにも、「どんなことをすれば嫌われるのか」その心理を頭に入れておきましょう。無意識でやっている言動によって嫌われてしまう人は、間違った思い込みをしている方が多いです。

今回は嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動を4つ紹介するので、1つでも当てはまっていたら今すぐ改善してください。


職場で起きる「ザイアンス効果」

嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動 1つ目は、「雑談を避けてしまうこと」です。

雑談は、人と人とを繋げるコミュニケーションの1です。もちろん、職場や取引先ですると仕事の妨げになることもありますが、「雑談なんてただの無駄話だから」「相手の迷惑になってしまうかも」「雑談なんて必要ない」と思って極端に避けてしまう人がいます。

これは、とてももったいないことなんですよ。

なぜかと言うと雑談は有効なコミュニケーション手段だからです。雑談をすることで心理学の「ザイアンス効果」というのがもたらされます。「ザイアンス効果」とは、ある相手と何度も会うことを続けると、自然とその人に好意を持つ現象のことを言います。

職場でいうなら、同僚とは毎日のように会うことになるので、「ザイアンス効果があるのでは?」と思うと思います。

しかし、雑談をしない同僚とザイアンス効果を得られることはありません。考えてもみてください。毎日出勤する時に乗る電車の中で、いつも会う人がいるとします。その人と会話をすることはないですよね。

話をすることがなければ、どんな性格でどんなプライベートを送っている人なのかまったくわかりません。そんな相手のことを好きにはなれないと思います。雑談とは、ほとんどがプライベートな話をすることです。

プライベートの話をすると、相手に自己開示することになります。そうすると、きっと相手も自己開示をしてくれるはずです。自分から自己開示して相手もお返ししてくれるようになることを、「返報性の原理」といいます。

雑談のきっかけを作る簡単な方法

相手からも自己開示があれば、距離が近くなっていきます。雑談をするだけで、この一連の流れを作ることができて良い関係を築いていくことができるんです。

しかし、毎日ずっと雑談をするわけにもいかないですよね。どのくらいの頻度で雑談をすると、良い関係を築きやすいのでしょうか。

ノートルダム大学の研究では、15日に1回くらいの接触をすることで、親密になりやすいという結果があります。ということは、大体2週間に1回雑談をすれば、相手との関係を築くことができるということです。でも、雑談のきっかけを作ることが難しいと思っている方も多いと思います。

そこで、雑談になりやすい簡単なきっかけづくりを一つご紹介します。

それは、「相手の目をみて挨拶をすること」です。
とっても簡単ですよね。職場で「おはようございます」とみんなに挨拶するとき、相手の目を見て挨拶してみてください。

挨拶をするときに目を見て挨拶してくれる人と、目を見ないで挨拶する人、どちらが印象が良いでしょうか? 目を見て挨拶をしてくれる人ですよね。

「好き」と「嫌い」って実は正反対ではありません。「好き」の反対は「無関心」なんです。

人間は嫌なことを言われたり、されたりするよりも、無視されたり関心を向けてくれない方が辛いものです。だからこそ、自分に目を向けて興味を持ってくれる人を好きになる生き物なのです。

だから、相手の目を見て挨拶をすると話しやすくなり、雑談に発展しやすくなります。挨拶だけで終わらないように、雑談をしてもいいタイミングでぜひ試してみてください。

「適当でいいよ」「なんでもいいよ」はNG

嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動2つ目は「適当でいいよ」という言葉です。

例えば誰かとご飯を食べに行くときに「何が食べたい?」って聞かれて「適当でいいよ」って答えたとします。
「なんでもいいよ」「どこでもいいよ」など、「適当でいいよ」というのはいろんなと場面で使えるし、相手への配慮だと思い使っている人がいると思います。しかし、それは思い違いなんです。

「適当でいいよ」ということは、相手に何かを決めてもらうということにもなりますよね?

人間は何かを決断するとき、「ウィルパワー(Will Power)」という力を使っています。「ウィルパワー」は、エネルギーなので、使えば使うほど脳への疲労感がでてきます。ということは、決めることがたくさんあると、その「決める」という行為だけで疲れ切ってしまうのです。

「適当でいいよ、何でもいいよ」と言って、相手に決定権を委ねてしまうと、相手ばかりがウィルパワーを使うことになり、どんどん疲れていってしまいます。そのため「この人といると、なんだか疲れる…」と思うことが増えていってしまうのです。

これは職場だけでなく家庭でも重要なことです。奥さんから「今日の晩ごはん何がいい?」と聞かれて「なんでもいいよ」と答えている旦那さんは、今日から「適当でいいよ」ではなく、ざっくりでも具体的な希望を答えましょう。

「今日の晩御飯なにがいい?」と聞かれたら、例えば「焼き魚か生姜焼きが良いかな、逆に何がいい?」と返すのはどうでしょうか? これだったら、相手の気持ちも尊重してるし、押しつけにもなっていません。

もし、奥さんの気持ちが焼き魚でも生姜焼きじゃなかったとしても、「君はどう?」と聞いているので、奥さんも自分の意見が言いやすくなります。二人で話し合って決めたメニューに落ち着くわけです。

このように相手も意見が言える余白のある伝え方は、人生の中でとても大切です。

具体的なメニューを思いつかなければ、「さっぱりしたものがいいな」とか、「米系がいい」「麺系がいい」など、抽象的に答えてもよいと思います。できるだけ自分の意見を言うようにしてみてください。

そうすると、相手と良い関係を長く続けることができますよ。

自分の意見を言わないと好かれにくい

嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動 3つ目は「自分の意見を話さない」です。

誰かと話していて、「そうだよね」などの相槌だけの人っていませんか?

自分の意見は言わないけど、相槌だけ打つ人。また職場での会議で自分の意見は言わないで黙っている人。このように自分の意見を言わないのは、好かれない人の共通点です。

ではなぜ、自分の意見を言わないと好かれにくいのでしょうか?

それは、個性を出せていないからなんです。個性は自分の意見の上にのって届くものなので、意見を言わないことは個性を出していないことになります。

例えば、インフルエンサーを思い浮かべてください。SNSで発信しているインフルエンサーは、個性の集まりです。インフルエンサーたちは、自分の意見を発信して個性を出し、その個性を見て興味を持ったり、好きだなと思った人たちがフォローしていますよね。

働きながら子育てをしているお父さんが「子供は奥さんと一緒に育てていくべきだと思う」「父親が家事・育児をするのは令和では当たり前だ」という意見を発信。「そう思う!」「共感!」と思った人たちが、このインフルエンサーを好きになってフォローしていきます。その個性は相手から共感を得ることができると、好意に変わり、フォローという形であらわれるのです。

このインフルエンサーとは反対に自分の意見をはっきり言わない人は、まわりから好いてもらうことは難しいということになります。

全員に好かれる人間なんていません

でも、全員から賛同される意見じゃないと好かれないのでは?と考える方もいると思います。

自分の意見を言っても反対の意見を言われたときなどは、自分の意見が的外れだったのではないかと不安になることもあるはずです。「反対されるなら言わなきゃよかった」とか、思ってしまいますよね。
だけど、10人いれば10人みんな考え方は違うんです。自分の意見と違う人がいるのは当たり前のことです。

例えば、2対8で少数派の意見になっていたとしても、多数派が必ず正しいとは限らないですよね。全員から好かれることを目指す必要はありません。自分の意見に賛同してくれる人は必ずいるので、その人たちと良い関係を築くことに努めましょう。

「沈黙しているものも非難され、多く語るものも非難され、少し語るものも非難される。つまり、世に非難されないものはいないのである」

お釈迦様の言葉です。この言葉からわかるように、全員に好かれる人間なんていません。必ず誰かには嫌われています。それでも、好いてくれる人も必ずいるはずです。
だからこそ、自分の意見は言ったもの勝ち。今まで消極的で自己主張できていなかったという人は、是非明日から積極的に自分の気持ち・意見を相手に伝えてみましょう。

共感することで相手との信頼関係を築ける

嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動 4つ目は「それ嫌いなんだよね」という姿勢です。

例えば、「私猫飼ってるんだけどさ」と相手が言ってきたとき「私、猫嫌いなんだよね」と答えたら会話は終了。否定から入る人は嫌われてしまいます。自分の意見は言っていいんです。だけど、この場合は相手の好きなものを否定していますよね。

相手の好きなものを否定するということは、その人自身を否定しているのと同じように捉えられてしまうのです。

人間は、自分の価値観を否定されるとすごく嫌な気分になるんです。だから嫌われてしまいます。ではどのように対応したらよいのでしょうか?

それは、「共感する」ことです。

「猫飼ってるんだけどさ」と言われたら「猫って可愛いよね」と共感します。「タイ料理食べに行ってさ」「そこのお店人気らしいね」、「今期のドラマ見ててさ」「主演の○○ちゃんの演技いいよね」…と、人間は自分の気持ちに共感されると、とても嬉しい気持ちになります。

共感することで相手との信頼関係を築くことができるんです。

全部を素直に自分の意見として伝えるだけがすべてではないので、相手の好きなものが嫌いだとしても聞かれるまでは言わないようにしてみましょう。好印象を与えて人から好かれる人生を手に入れると、困ったときは助けてくれたり、よい人間関係が一生の財産になり、充実した人生になると思います。

無意識にやっている行動を見直し、コミュニケーション方法を改善することが自分の人生を大きく変えることになりますよ。是非、覚えて実践していきましょう。

文/関口美奈子

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