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【サウナ・水風呂が危ない!?】「スーパー銭湯で性病に感染」は本当にあるのか? 新年早々、伝説のカルト芸人・鳥肌実を襲った思いがけない不幸

集英社オンライン / 2023年1月30日 17時1分

サウナブームもあいまって、各地のサウナ施設やスーパー銭湯は黒山の人だかり。となると、この場で思わぬ性感染症にかかることもあるのか、ないのか? 「最近テレビで見ない」どころか「一度もテレビに出ていない」伝説のカルト芸人、鳥肌実が、新年早々「性病に罹った」とツイート。その事情を聞いた。

ツイートはなりすまし→その後、本当に感染

ポーズをとる鳥肌氏

今年1月15日、「新年早々、性病にかかるというあり得ない事態で御座います!」とツイートした鳥肌氏。本人を直撃すると、意外な感染経路が判明した。

――鳥肌さん、性病に罹ったというのは事実でしょうか?

実はあのTwitterはなりすましによるもので、私本人ではないのですが、恐ろしいことにあれが呪いの予告だったかのように、時を同じくして性病に患ったことは事実です。



――あのTwitterはなりすましのアカウントだったんですか!

そうです。実は公式アカウントがフォローワー数1万人に対し、なりすましアカウントが4万人と、ダミーのほうが多いので勘違いされがちなのですが、あのツイートは確かになりすましによるものでした。

左が本垢でフォロワー数1.7万人。右がなりすましで4.2万人

――しかし性病を患ったのは事実であると。

これは冗談でもなんでもないんですが、「亀頭包皮炎」を罹患しました。

「こちらが本垢です」とカメラを見る鳥肌氏

――今現在、どのような症状なのでしょう。

年明け早々の早朝に亀頭周辺の強い痒みで目覚めました。見ると若干、赤く腫れていました。もしかしたらその数日前に入った不衛生なスーパー銭湯が原因かもしれないと、咄嗟に手指消毒の液体やマキロンをアソコにかけたところ、飛び上がるような痛みで悶絶しまして……。さらに悪化してしまって亀頭の皮がビローンと剥けました。

――そんなデリケートな部分に消毒液やマキロンをかけたらダメなのでは。

それで近所の泌尿器科に行ったところ、前述の診断が下ったのです。先生からは「風俗でも行ったんやろ?」と言われましたが、断じて違います。恥ずかしながら私はこだわり強めのドMの痴女好きですが、実は風俗は数えるほどしか行っていません。しかも症状が出る1ヶ月ほど前を遡っても挿入はさせてもらってません!

サウナ内で衝撃の事件が…

――では一体、どこでどのように罹ったのだとお思いですか?

もう明確にわかっております。先ほども申し上げた、スーパー銭湯です。ちょっと遠出をして、とある地域のスーパー銭湯に行ったところ、連休中の激混みで湯船が明らかに汚く不衛生極まりなかったんです。

しかしせっかくここまで来たのだからとゆっくりと浸かっておりますと、目の前のジジイがずっと股ぐらを弄っているんで、何をやっとるんだ?と、よくよく見てみると、人差し指で亀頭のカスをブリンブリン取り除いてるんですよ! もう卒倒しましたよ。気持ち悪くなってすぐに飛び出しました。

で、その後、サウナに入ったら、何か匂うんですよ。なんかウ〇コ臭いなぁと。あまりに臭いんで立ち上がって見渡してみると、なんとサウナ内に……

サウナ内で目にした汚物を思い浮かべながら、遠い目をする鳥肌氏

――鳥肌さん! 不衛生な環境だったのはなんとなく想像ができました。とはいえスーパー銭湯で性病感染するなんてことってあるのでしょうか。

私はかつて淋病、クラミジアと様々な性病を患って来ました。おそらく免疫力が低いんです。しかもスーパー銭湯で性病になったのは一度ではなく、5〜6年前も亀頭包皮炎になったことがありました。その時はもう1ヶ月もの間、亀頭が赤く腫れ上がり、皮がズル剥けで見るも無惨でした。

性病といえば性行為によって感染するのがセオリーかと思いきや、スーパー銭湯で感染という状況はあり得るものなのか? 泌尿器科の「くぼたクリニック松戸五香」の窪田徹矢院長に聞いた。

「鬼頭包皮炎は男性の亀頭や包皮に細菌やカンジタ(カビの一種)が感染し炎症を起こすものなので、亀頭包皮炎に感染されたどなたかが大衆浴場を利用されており、その座椅子や浴槽、あるいは座椅子に敷かれた共有のタオルなどから感染したのではないでしょうか。これ以外にもトリコモナス症はトリコモナスという0.1㎜くらいの原虫がなんらかの要因により性器に接触することで感染する場合があるので、亀頭包皮炎と同様、感染の可能性は十分にあり得ます」(窪田徹矢院長)

ということは、空前のサウナブームの今、利用者は誰もがその危機にさらされるといえる。亀頭包皮炎やトリコモナス症以外にもサウナや浴場で感染する可能性のある性病はあるのだろうか?

「淋菌やクラミジアなどは男性器や女性器の粘膜接触によって互いの分泌物が性器内に侵入することで感染するものなので可能性は低いですが、ないとは言えないですね。現在、全国的に流行している梅毒については、菌を排出する感染者との膣性交、肛門性交、オーラルセックスなどで感染するものなので、可能性はないと思います」(窪田徹矢院長)

サウナブームの今、水風呂も危ない!?

感染症例は実はサウナだけでなく、その後の水風呂などでも要注意だという。新宿pillクリニックの宮本亜希子院長は言う。

「特にトリコモナスは水中で生きるので、サウナの後の水風呂なども要注意です。水風呂だけでなくプールなどでの感染症例もあるほどです。また、家庭風呂の普及に伴い淋菌感染症の危険性は現在では忘れ去られていますが、戦後、衛生状態が悪かった時期には、大衆浴場などでの感染も珍しいことではありませんでした」(宮本亜希子院長)

では、大衆浴場ではどんなことに気をつけるべきなのか?

「浴場の座椅子は座る前にシャワーで流すのはもちろんのこと、浴槽に浸かった後にも再び性器周辺をシャワーで流してください。また、サウナに入る時などはすでにタオル敷かれていたとしても自前のタオルを腰に巻いて性器が直接触れないように守ることが重要です」(宮本亜希子院長)

最後に、前出の鳥肌氏にも大衆浴場やサウナにおける性感染症予防について聞いた。

「今後は浴槽やサウナに入る時は自身の仮性包茎の皮をなるべく伸ばして伸ばして、亀頭を皮で守るようにしてます。以前、不起訴になったとはいえ公然猥褻罪容疑で逮捕された際にも『私は皮で隠しているため露出はしていない』と訴えたんですけど、聞き入れてもらえませんでしたが……」

鳥肌さんの仮性包茎問題はともかく、スーパー銭湯やサウナにおける性感染症予防対策はしっかりと行いたい。

取材・文/河合桃子

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