今日2月13日は鈴木清順監督の七回忌。４Kデジタル修復版公開も発表された代表作『ツィゴイネルワイゼン』を、生前親交のあったともゑさんが心をこめて語る！【えいがの絵日記】

〈クリスマス・イヴに最適！　フランスの大女優たちが歌って踊るミュージカル・ミステリー『8人の女たち』【えいがの絵日記】〉から続く

イラストレーターのともゑさんが、心に響いた映画をイラスト絵日記にするシリーズ。第７回は、破天荒でスタイリッシュな作風で知られた鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』。ひょんなことから“飲み友達”となったともゑさんが、命日に監督を偲びます

えいがの絵日記　その７

二組の夫婦がかかわる不思議なめぐりあわせ

鈴木清順監督ならではのけれんみ

恋しや、鈴木清順

『ツィゴイネルワイゼン』(1980) 上映時間：2時間24分　日本
監督：鈴木清順
出演：原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代

『陽炎座』（1981）『夢二』(1991)とあわせて、日本映画の鬼才・鈴木清順監督の“大正ロマン３部作”とされる。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の旋律にのせ、そのレコード自体もキーアイテムとしながら、二組の夫婦をめぐって生死の境目も曖昧な物語が展開。さまざまな賞に輝いた。監督は2017年2月13日に逝去。このたび本作は４Kデジタル完全修復版となって、4月15日より、東京・渋谷ユーロスペースにて限定公開される。（提供・配給：リトルモア／共同配給：マジックアワー）

『ツィゴイネルワイゼン』撮影時の鈴木清順監督

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