無罪判決の小沢一郎が橋下大阪市長と「増税反対派」を組む可能性は?

週プレNEWS / 2012年5月1日 6時0分

無罪判決の出た小沢一郎氏の次の一手は、消費税増税阻止。民主党で復権を狙うか、それとも新たな政党を立ち上げるのか?

資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る強制起訴で、4月26日に無罪判決を受けた民主党元代表・小沢一郎氏。党員資格停止処分も解除される見通しで、今後は政治家としての活動をより活発化させていくだろう。

しかし、小沢氏は野田内閣が進める消費税増税に真っ向から反対している。4月2日にも、小沢グループの議員29人が党役職の辞任届を出したように、小沢氏が民主党内に留まるのかは不透明だ。

そうなると、気になるのは他の勢力との連携。政治評論家の浅川博忠氏は、脱党して消費税増税反対を旗印に新党を立ち上げ、ほかの増税反対派と手を握るという“政界再編”パターンを予想する。

「小沢氏のことだから、もし党を割って出るとなれば、水面下で自民党の増税反対派を引き抜くくらいの動きは見せるでしょう。反谷垣勢力に接触し、自民党に揺さぶりをかける。解散後の総選挙を考えれば、消費税反対を旗印に新党をブチ上げる可能性もあります」

こうなると、もともと増税に反対のみんなの党や、消費税は地方自治体の財源にすべきと主張する橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会と「反増税」の一点で連合を組み、選挙を戦うということもあり得る。一方で民主・自民の増税派が結集し、もう一方では増税反対派が集まるという構図だ。

その維新の会の橋下氏は、次の衆院選では200から300の公認候補を立てると宣言している。永田町周辺では、今もなぜか「小沢と橋下は絶対に手を組まない」という説も根強いが、東京新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏は手を組む可能性を否定しない。

「橋下さんは『あの人と組む』とか、『あの人とは組まない』なんて、これまでに一度も言ったことがない。橋下さんが繰り返し言っているのは、政策が一致するかしないかだけ。政策が合うなら、小沢グループと組むこともあるでしょう」

ただし、このシナリオにはひとつ問題がある。維新の会はまだ候補者を募り始めたばかりで、すぐに選挙となった場合、態勢がまったく整わない可能性が高いのだ。

「選挙というのは、最後はカネの問題になる。まともに選挙活動しようと思えば、少なく見てもひとり3000万円はかかる。維新の会は自己資金での出馬を求めていますから、それだけの意欲と力のある候補者をそろえるのには、まだしばらく時間がかかるでしょう」(前出・長谷川氏)

だからこそ、橋下氏が“選挙の鬼”と呼ばれた小沢氏の力が欲しいと思っても、不思議ではない。

(写真/村上庄吾)



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