スカイツリーに負けへん! 「100周年」大阪・通天閣の意外すぎる盛り上がり

週プレNEWS / 2012年5月25日 6時0分

GW中には最高3時間待ちの行列となった。入場料は600円(大人)。東京スカイツリー(2500円)に1回上る値段で4回も上れる

日本全国、5月22日オープンの東京スカイツリーの話題で持ちきり。……と思っていたら、「ちょっと待った!」の声が。

「日本のタワーはスカイツリーだけやおまへん! 大阪名物、通天閣も盛り上がってまっせ」(通天閣を運営・管理する通天閣観光・高井隆光副社長)

通天閣? でも、その高さは103mしかない。高さ634mを誇るスカイツリーと比べると、正直、かなり見劣りしてしまう。

「確かに高さでは負けています。でも、タワーの魅力は高さだけではない。面白さとインパクトではスカイツリーに負けてません。その証拠に連日、多くのお客さんに来ていただいています。GWには、入場するのに最高3時間待ちの行列ができたほど」(高井副社長)

本当なのだろうか? 早速、新世界の通天閣に駆けつけてみると、なるほど大勢の観光客で盛り上がっている。

「実は、今年7月で通天閣が生まれて100周年なんです。それで、この4月に大枚1億円をはたいて展望台最上階(高さ91m)を黄金一色にリニューアルしました。その効果かどうかはわかりませんが、お客さんが殺到していて、このペースだと過去の最高年間入場者150万人を超えるのは確実です」(高井副社長)

展望台の黄金は本物の金箔?

「あくまでも金箔“風”です(笑)。ほんまもんの金箔を使ったら、何億円あっても足りませんから」(高井副社長)

この黄金の展望台にはさらなる仕掛けが施されている。それは七福神ならぬ“八福神”。高井副社長が自慢する。

「七福神を配置しました。その七福神に加え、ここには幸せを呼ぶ神様、ビリケンさんも鎮座しています。ですから、七福神+ビリケンさんで“八福神”になるのです。スカイツリーに対抗するにはひとりふたりの神様ではあきません。やっぱり8人くらい必要です。おかげで、金ぴかの展望台をぐるりと一周するだけで八福神めぐりができる。これぞ日本最強のパワースポットタワー。どうです、面白さとインパクトは抜群ですよね?」

しかも、ビリケンさんもリニューアルで生まれ変わる。多くの人がさすって願い事をするビリケンさんの足裏は10cm近くすり減っている。

「今のビリケンさんは2代目。ただ、これ以上すり減ると足部分がなくなってしまうので、100周年を機に3代目ビリケンさんにリニューアルします。これでさらにスカイツリーに対抗するつもりです。お披露目の日? それはもちろん、スカイツリーがオープンする5月22日……ではなく、翌日の23日を予定しています。同じ日にぶつけると、スカイツリー関連のニュースにかき消されるのは目に見えてますから。ナニワの商人は負ける戦はしません(キッパリ)」(高井副社長)

なるほど。周りをコケさせる吉本新喜劇のノリ(?)で、スカイツリーに挑戦しようというわけか。さすが大阪。地元、新世界の商店街も打倒スカイツリーに燃えている。

「東京では高さ63㎝で1800円のスカイツリーパフェが人気と聞いたんです。ウチの100周年記念スイーツ『ルナパークカフェ』は、高さは33㎝で負けてますけど、680円で花火もラムネ(1本)もつく」(喫茶店「DEN・EN」店主)

「通常の2倍の幅がある骨付きカルビ、名づけて『新世界プレート』(2100円)をメニューに載せています。皿から持ち上げると通天閣そっくりに見えるでしょ?」(焼き肉店「かつら」店主)

6月29日にはリニューアル第3弾として、通天閣2階に「キン肉マンミュージアム」もオープンする予定。高さが約6分の1しかないのに、対抗心むき出しでスカイツリーに挑む通天閣。そのタワー魂はあっぱれのひと言。健闘を祈る!

(取材/ボールルーム)

展望台は今年4月、壁も天井も柱もすべて金ピカ仕様にリニューアル

焼き肉店「かつら」は幅が通常の2倍の骨付きカルビを通天閣風にカット。喫茶店「DEN・EN」の通天閣を模したパフェは、花火とラムネ付きで680円。



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