大物ジョコビッチと契約! ユニクロが次に狙うトップアスリートの名前

週プレNEWS / 2012年6月7日 10時0分

ユニクロが、男子テニスで世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と5年間のスポンサー契約を結んだ。

同社はオリジナルテニスウエアを提供するだけでなく、ジョコビッチの意見を生かしてカジュアル分野も含むウエア開発を行なっていく。海外メディアによれば、あのナイキとの競り合いに勝って結ばれた大型契約だとか。現在25歳のジョコビッチは、昨年の全豪、全英、全米のシングルスを制するなど、カリスマ的存在だったロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)の次の時代を担う、男子テニス界のスーパースターだ。

そしてユニクロといえば、今年4月から錦織圭(にしこりけい)モデルのウエアも発売を始めている。既存メーカーの同等商品より割安なこともあり、日本ではジュニア層を中心にぐんぐんシェアを拡大中だ。テニスメディア関係者はこう話す。

「専門誌にタイアップ広告を出稿したり、読者プレゼントとして商品を提供したりと、認知度アップにかなり力を入れています」

そして、ここにきてのジョコビッチとの契約締結……これは間違いなくユニクロが世界規模でスポーツ分野へ参入しようとしているとみていいんじゃないか? 流通ジャーナリストの西川立一(りゅういち)氏は言う。

「ユニクロお得意の機能性衣料はスポーツウエアにも応用できます。そして、トップアスリートを起用することで、ブランドの国際的ステータスも上がる。世界展開を進めている同社にとって、スポーツを取り込むことは非常に効率のよい戦略なのです。テニスできちんと事業モデルを確立した後、ほかの競技にも手を広げていく可能性は高いでしょうね」

とすると、テニスの次に狙う種目はなんなのだろう?

「ゴルフじゃないですか。マーケットが大きい上、テニス同様、ウエアの商品特性がカジュアル・カテゴリーと非常に近い」

そう読むのはスポーツ紙記者のA氏だ。では、その広告塔としてユニクロが起用するとしたら、誰が考えられるのか。

「男子なら、若手トップのロリー・マキロイ(北アイルランド)、女子なら中国マーケットも意識して世界女王のヤニ・ツェン(台湾)あたりでしょうね。海外での知名度はツェンに劣りますが、日本市場向けに宮里藍が選ばれてもおかしくはない」(A氏)

だったら、間もなくヨネックスとの契約が切れる石川遼もアリのような気がするが、

「石川は掟破りの“ゴルフ外”スポーツウエア契約を先行して結ぶなど、ナイキがすでにツバをつけているので、他社がつけ入るスキはないでしょう」(A氏)

一方、テニスやゴルフなど消費者が個人レベルで気軽にプレーできる種目だけでなく、“観戦する”色合いが強いスポーツの中にも狙い目はある。

「ラグビーです。日本ではこのところマイナースポーツ化していますが、世界的には人気を維持し続けている。レプリカユニフォームの売り上げだけでも高い収益が期待できます。その半面、まだサッカーほど巨大ビジネス化していないので、ナショナルチームであっても比較的手頃な金額でウエア契約を結べます」(A氏)

特に南半球のオーストラリアや南アフリカは、実力派でありながら超ビッグブランドが手をつけていないため、食い込める可能性は高いという。

ラグビーW杯でいつも優勝候補に挙げられるオーストラリア“ワラビーズ”や南アフリカ“スプリングボク”の胸にユニクロのロゴが燦然(さんぜん)と輝く……近い将来、そんなシーンが現実のものになったりして?



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