ダウンフォースも忠実に再現! 鈴鹿をフォーミュラマシンでカッ飛ばせる超リアルシミュレーター

週プレNEWS / 2012年6月12日 6時0分

リアルすぎる景色に、エンジン音。繊細なアクセルとブレーキ、そしてダウンフォースまで再現。都会で擬似フォーミュラマシンが体験できる

本物のフォーミュラマシンに乗って、サーキットをカッ飛ばす! そんなモータースポーツファンの夢をかなえる場所が、なんと都会のド真ん中、東京・赤坂にある。

その正体は「東京バーチャルサーキット(TVC)」のレーシングシミュレーター。シミュレーターといっても甘く見てはいけない。実はコレ、プロのドライバーが実戦に向けた練習のために使うほどのもので、あのF1ドライバー小林可夢偉も体験したという、世界に5台しかない超貴重シミュレーターなのだ。

巨大スクリーンを前にしたフォーミュラーカーのボディは、なんと2008年のレッドブルF1と同型というシロモノ。「体験コース」(1名)は30分5000円で好きなマシンを選び、富士スピードウェイを合計7周走ることができる。そして「通常トレーニングコース」(人数無制限)は30分1万円。好きなコースと好きなマシンを選ぶことができ、自分のドライビングデータとプロのデータを比較することも可能だ。

そのリアル度を実証するため、実際にプロのトップドライバーに体験してもらった。国内最高峰のレース、フォーミュラ・ニッポン(FN)やスーパーGT500で活躍する塚越広大(つかこし・こうだい)選手。彼は、FN第3戦のオートポリスで初優勝を飾り、ポイントランキング首位に立つ、正真正銘の現役トップドライバーだ。

タイムアタックは「鈴鹿サーキット」、操るマシンはTVCの最上クラスで、F1の登竜門「GP2」を選択だ。

コースインした直後は、さすがの塚越選手も実際のマシンと挙動が違うため、コーナーの立ち上がりでスピンする場面も。だが、「本物よりもアクセルとブレーキは繊細に操作する必要がありますね」とコツをつかむと次第にペースアップ。あっという間に1分45秒台の壁を突き破ると、その後も実戦さながらに縁石に乗り上げたりしながら果敢に攻め続け、15周目には1分40秒198という、TVCのコースレコードをマークしたのだった!

「ステアリングの重さも本物に近いので思っていたより疲れますし、集中力も必要です」と、額にうっすら汗をにじませながらマシンから降りてきた塚越選手。

「走れば走るほど、クルマの挙動はリアルですね。特にダウンフォース(サーキットを高速で走る際に生まれるマシンを下方向に押しつける力のこと)の再現がすごい。でも一般の人はダウンフォースを体感したことがないので、最初は高速コーナーをアクセル全開で入っていくのは難しいでしょうね」(塚越選手)

ちなみにセミプロの腕を持つカメラマンが同条件で走ったところ、1分53秒台がやっと。サーキット走行数回の筆者では2分を切ることができなかった。

初心者だとGP2ではハードすぎるので、フォーミュラ・ルノーやツーリングカーなど自分に合ったクラスから始めるのがいいだろう。またコースは、モナコやニュルブルクリンクといった世界を代表する70ヵ所以上のコースを選ぶことができる。

体験するにはレーシンググローブとレーシングシューズが必要という、本格派すぎるレーシングシミュレーター。気軽に乗ったらイタい目に遭いそうだが、モータースポーツファンなら一度は体験すべし!

(取材/川原田剛、撮影/池之平昌信)

■東京バーチャルサーキット【http://tokyovirtualcircuit.jp/】

[塚越選手の走行動画はココ【http://wpb.shueisha.co.jp/2012/06/05/11836/】で見ることができます]



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