東名~新東名ループ走行で正規料金を支払わなかったら2倍の割増金?

週プレNEWS / 2012年7月6日 6時0分

誰でも一度は考える、東名~新東名のループ走行。ドライブ好きなら最高のルートだが、その料金支払いは意外とメンドくさいようです

6月上旬、「新東名を周回する不正走行多発」というニュース記事がネットを駆けめぐった。その記事によると、この4月に開通した新東名高速道路と従来の東名高速道路がいくつかのJCT(ジャンクション)で自由に行き来できることを利用して、周回状に走行=ループ走行するドライバーが増えているというのだ。

では、なぜ問題視されているのか? 高速料金は基本的に上り下り関係なく、入り口IC(インターチェンジ)と出口ICの最短距離を走ったことを前提に計算される。そのため、ループ走行で数百km走った後、高速に入ったICの隣のICで出てしまえば、現実の料金とは異なる「最短区間の数百円」となる。それが“不正”だというのだ。

具体例としては以下のようなルートがある。



【東京IC→新東名→三ヶ日JCT経由→東名→東名川崎IC】

実際の走行距離は約500km、通行料金はETC割引で6200円になるはず。ところがETC出口では、東京IC→東名川崎ICの7.6kmで350円と表示されてしまう。

こうした背景には、新東名を単に走ってみたい人、あるいはテーマパークと化している新東名のSA(サービスエリア)「NEO PASA(ネオパーサ)」を目的地とする人が増え、ループ走行すれば料金を安くあげられる“抜け穴”に気づき始めたからだろう。

こうしたループ走行の横行に、新東名、東名を管理するNEXCO中日本(中日本高速道路)は、ループ走行そのものは不法行為ではないと前置きしつつ、こう説明する。

「ループ走行ではその走行経路に応じた通行料金をお支払いいただくことが、営業規則などにより定められています。ループ走行された場合は、ETC車であっても、料金所係員にお申し出いただくようご案内している」(NEXCO中日本・広報)

そして、申し出がなかった場合には断固たる措置を取るという。

「後日、走行経路に応じた料金を請求させていただきます。故意に適正な料金を払わないなど、料金を不法に免れた場合は、その免れた額の2倍に相当する額を割増金として徴収します」(前出・広報)

さらに同社は、利用したIC間の距離と所要時間が不合理な場合は、ETCゲートが開かず、料金所の係員が事情を聞く対応を取っているという。

まとめると、ループ走行して戻ってきた場合は、係員のいる料金所に申し出なければならない。ETC専用料金所を通ろうとすると、ゲートが開かない場合もある。さらに、ゲートが開いて最短料金しか引き落とされなかった場合でも、悪質な場合は後に2倍の割増金を徴収される可能性もあるということだ。

この夏の行楽シーズン、高速道路のロングドライブを計画していた人は注意が必要だ。

(写真/本田雄士)

■週刊プレイボーイ29号『新東名「ループ走行」は不正というよりシステムの不備?』より



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