矢沢永吉、40年間に残した「名言」を自ら解説する

週プレNEWS / 2012年7月10日 17時0分

今年、デビュー40周年を迎えた矢沢永吉。23歳から現在まで、その時代時代で残してきた数々の名言を62歳の現在、振り返る

祝!デビュー40周年。1972年のデビュー以来、その時代その時代の若者たちに熱い言葉をぶつけてきてくれた〝永遠のロックスター”永ちゃん。週プレ誌上に幾度も登場し、その登場回数はなんと31回、トータル130ページにのぼる。

そして彼ほど、「心に響く言葉」をもつ男もそうはいない。今回、週プレ編集部は40年間に矢沢さんが週プレ誌上で語った「名言」を8つ厳選。それを“2012年の永ちゃん”に見せながら、ひとつずつ、振り返ってもらった。

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「名誉もほしいし、金もほしい。



そう考えても口に出す人も、



出さない人もいる。



僕は出す」



1973年4月24日号より



23歳(キャロル時代)

――これが矢沢さんの週プレ初インタビュー。キャロルでデビューした直後の発言です。

矢沢 23歳ですかぁ。「鼻持ちならないガキだな」と思った人もいたでしょうね。でも、ここまで言い切るにはふたつしかないわけですよ。計算しないバカか、自信があるか。でも自信なんかあるわけないじゃない、23の鼻タレ小僧が。追い詰めたんだろうね、自分を。ニヤニヤ笑って、こいつバカじゃねえかって感じで「へぇそうなんだ矢沢君」って面白がってた人も当然いましたよ。

だけど今になって、何十年もたって、もうひとりの矢沢、62歳の矢沢から言わせてもらうと、「40年たってもちゃんとロックやってるよ。よかったね、キミ」って言ってあげたいね。

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さらに、30代、40代、50代と、人生の節々で語ってきた数々の言葉に、現在の視点でコメントしていった矢沢さん。例えば、48歳の時の「名言」と、それに対するコメントがこちら。

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「60歳になってもケツ振りまくって、



ギンギンにロックして、とことんカッコよくなって、



それで『お前ら、オッサンをナメるなよ』



みたいなことの代表になってやろうかと思うの」



1998年9月1日号より



48歳

矢沢 昨年の武道館が近年で一番良かったんじゃないですかってほめ言葉をもらったときは嬉しかったですね。イッパイイッパイのところもあるかもしれないけど、そこにギリギリ感とマジさがちゃんと残って、「いい年を取って、あのステージカッコいいよね」という部分が出てくれたのかもしれませんね。若くてキラキラしたものがいいに決まってるんだけど、やっぱり老いていくということがいい形で表現できるなら、それはそれで愛おしさみたいな、いいものがあるのかもしれない。

でも、ライブでウワーッてやってるときは、年齢は関係ないんですよ。あの2時間は客も「矢沢は62歳だから」って大目には見てくれない。それがライブなんですよ。ただ、こっちは終わったら大変ですよ。すぐシャワー浴びて、トレーナーにマッサージしてもらって。アレやっとかないと、次の街のステージがもたないんだよね。命がけですよ、ホントに(笑)。

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ちなみに、今回のインタビューで矢沢さんに振り返ってもらったその他の「名言」は以下のようになる。

「目標にする人間? いないねぇ。



あえて言えば、10年後のオレかな?」



1975年8月12日号より



25歳(ソロデビュー直前)

「怒りがない奴はダメ。(中略)



でもね、怒りって、決定的に何かひとつ



欠けているんじゃないかって思う。



怒りだけでいっちゃうと、



やさしさの余裕みたいなものがないんだよ」



84年7月24日号より



34歳

「『矢沢、老けたよね。



でもあいつは幸せに老けていってる。



悔しいな』と思わせたら俺の勝ちだよね」



1995年10月31日号より



46歳(ソロデビュー20周年)

「矢沢は純粋に自分の人生を修正しようとした。



でも日本はなにも修正しようとしていない。



問題を先送りにしてごまかそうとしてる」



2001年3月13日号より



51歳

「神様が10のエネルギーを平等にみんなにくれたんですよ。



で、神様は言うの、『その10のエネルギー、なんに使おうと



お前の勝手だよ』って」



2005年9月13日号より



55歳

「僕はね、新しい扉を開けるんだって、



テメエがひとりでよがって、



テメエで開けてんの、一生懸命」



2009年8月17日号より



59歳

“ぶれない男”のイメージが強い矢沢さんだが、実際は、常に自分自身と真摯に向き合い、(51歳のとき自身でも語っていたように)「自分の人生を修正しようと」してきたことが、「40年間の名言」を並べることで伝わってくる。逆説的だが、それゆえに、彼のロックンロール人生は決して“ぶれなかった”のだろう。

そして8月1日発売のニューアルバム『Last Song』、このタイトルの意味も気になるところだ(GARURU RECORDS)。

(撮影/本田雄士)

■週刊プレイボーイ30号「矢沢永吉、「40年間の名言」を今、振り返る」より

矢沢永吉



1949年生まれ。72年にキャロルのリーダーとしてデビュー、75年に『I LOVE YOU,OK』でソロデビュー。今年でデビュー40周年を迎え、9月1日には日産スタジアムにて記念スペシャルライブを開催。公式サイト『YAZAWA'S DOOR』【http://www.eikichiyazawa.com/】



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