消費税を払わないで済む方法

週プレNEWS / 2012年7月24日 10時0分

2014年4月に8%、2015年10月には10%にアップすることが事実上決まった消費税。だが実は、消費税がかかるのは「事業者が事業として対価を得て」いる場合。事業者(企業)ではない個人が売買することは、これに当たらないのだ。

その代表的な例が、ネットオークションだ。Webマーケティングコンサルタントの佐藤尚規氏が説明する。

「ネットオークションは個人間の売買では消費税はかかりません。最近は業者がストアという形で出店していることも多く、これには消費税が加算されています。ただし、例えば『ヤフオク』の場合、ストア以外で業者が個人IDで出品していることがけっこうあります。ヤフーの規約では、ストア出店以外の人が消費税を加算するのは禁止されています」

ネットオークション最大手のヤフーオークションの利用者は、月額346円の会費を払っているプレミアム会員だけで784万人(今年3月末現在)。落札された代金の合計は年間7000億円に及ぶと推定されている。モバオク、楽天オークションを含めて、今やネットオークションは多くの人にとって、日常の買い物をする場になりつつある。

「ヤフオクでお米を購入しています。量はかなり多いですが、30kgを5000円で買えることもあります。スーパーから重いお米を運んでこなくてもいいし、30kgあれば3ヵ月は余裕で過ごせます」(フリーター)

「僕はひとり暮らしの友達3人と共同でヤフオクを活用しています。ヤフオクだと、カレーやスパゲティソースなどのレトルト食品やカップ麺なんかが20個セットとか30個セットで売っています。それを格安で買って友達と分けると1食30円(笑)。そのほかにトイレットペーパー、シャンプー、洗剤などの消耗品もまとめ買いして分けています」(会社員)

「服飾関係への就職が志望なので、無地の靴や服を安く購入して、それにペイントやビーズやワッペンなどの装飾を施して売っています。これが案外高く売れたりするんです。勉強と趣味の両方を兼ねていますし、お金がもらえる点も重要です」(大学生)

消費税がかからないということは売る側、買う側の双方にとって大きなメリット。消費税増税による消費の冷え込みを打開する糸口は、ネットオークションのような個人売買にあるのかもしれない。

(取材/梶野佐智子)

■週刊プレイボーイ32号「達人たちに聞く“個人売買のススメ”」より

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