プロボクサーとしても活躍! ラグビーの超大物助っ人ソニー・ビルが日本に来た理由

週プレNEWS / 2012年9月14日 10時0分

日本ラグビーの最高峰である「トップリーグ」に今季、超ド級の大物が加入したのを知っているだろうか?

昨年のラグビーW杯を制覇したニュージーランド(NZ)代表“オールブラックス”のセンター、ソニー・ビル・ウィリアムズ(27歳)がその人。愛称は名前の頭文字を取って「SBW」。ワイルド系のイケメンでもある彼は、ラグビー選手には珍しく女性ファンも多い。NZの国民的英雄といった枠を超えた、世界でも1、2を争うスーパースターなのだ。

ラグビー専門誌編集者A氏がSBWの特徴を興奮気味に語る。

「194cm、108kgの体格を生かした突進力と、敵のタックルを受けながら倒れる前に味方選手へボールを渡すオフロードパスという技術。敵はわかっていても彼を止められないし、パスを封じることができない。強さとうまさを兼ね備えているのです」

それほどの選手が昨季リーグ準Vのパナソニック ワイルドナイツと契約を結び、すでに来日を果たしているのである。それはさしずめ、「Jリーグでクリスティアーノ・ロナウドがプレーするようなもの」(A氏)らしい。

しかも、このSBW、驚くべきことに現役のプロボクシングNZヘビー級王者にして、東洋太平洋同級1位ランカーでもあるのだ。なんという運動神経と身体能力!

「今回のパナソニックとの契約でも、トップリーグが一時中断する11月に、SBWがリングに上がることを許可する条項が含まれているようです」(A氏)

南アフリカで行なわれるその試合はエキシビションマッチなので、深刻なダメージを受ける心配はなさそう。だが、日本のスポーツ界の常識ではまず考えられない“二足のわらじ”ではある。

そしてまた、なかなかのお騒がせ男でもあるらしい。

「若い頃には、飲酒運転や街中での立ちションで逮捕歴があります。負傷による試合欠場期間中にスキー旅行へ出かけたのがバレて、所属チームから大目玉を食らったことも。さすがに最近はおとなしくなったけど、女グセの悪さだけは相変わらず。日本の乙女も何人かやられちゃうのでは(笑)」(A氏)

何から何まで規格外のSBW。だが、彼ほどの選手をなぜ、ラグビー強国でもなく、ラグビー人気が高いわけでもない日本に呼ぶことができたのだろうか?

「まず、第1の理由はカネです。来年1月のリーグ終了までのわずか十数試合のプレーに対し、パナソニックは彼に1億円超を支払う。これは1シーズン当たりの年俸として、世界のラグビー史上最高額だといわれています」(A氏)

1億円超の年俸で世界最高? ラグビー界のマネーゲームって意外に質素。でも、だからこそ日本に呼べたわけか。

「また、トップリーグが南半球のラグビーシーズンに重ならない日程で開催されているのも理由のひとつでしょうね」(A氏)

つまり、オフの間の“出稼ぎ”としても、SBWにとってトップリーグでのプレーは好都合だったのだ。事実、彼は日本でのシーズンを終えると、オーストラリアの13人制プロチームに入団することがすでに決まっている。

とすれば、トップリーグは彼にいいように利用されているだけだと思えるが、実はそうではない。

「SBWはことラグビーに関しては絶対に手を抜かない男。その彼と短期間でも一緒にプレーすることで、日本人選手は味方も敵もレベルアップし、ひいては代表チーム強化へとつながる。また、彼への注目をきっかけに、ラグビー人気復活への足掛かりにすることもできる。要するに、両者にとってWin-Winの関係なんです」(A氏)

たった5ヵ月という期間限定で日本にやってきた怪物、その驚愕プレーを絶対に見逃してはいけない!



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