SNS時代の現代病? 「カチコチ骨盤」とは

週プレNEWS / 2012年9月14日 13時0分

本来、骨盤は集中しているときは縮み、リラックス時はゆるむ。だが、長時間我慢して膨大な情報量を接種し続けると、底部が固まって動かなくなる「カチコチ骨盤」になってしまう

フェイスブックのユーザー数は日本だけで約900万人を超え、現在も増え続けているが、ここにきて「利用者の約7割がなんらかのストレスを感じている」(ジャストシステム調べ)という興味深い調査結果が出た。

実際、多くのユーザーが「疎遠になっていた友達と再会できてうれしかった」「いつでも友達の口コミ情報が得られるので、生活に欠かせない」と肯定的にとらえている一方、「取引先の人にいきなり友達リクエストされて対応に困った」「ボーッとしていられる時間、本を読む時間が減った」など否定的な意見も根強い。これは、フェイスブック以外のSNS利用者も同じだ。

30年にわたって日本人の体を観察してきた整体の第一人者、片山洋次郎先生は「SNSにまつわるストレスやネット依存症、うつ状態やセックスレスなど、現代人が抱える憂鬱や体調不良の原因の多くはカチコチ骨盤にある」と警告する。いったい、この「カチコチ骨盤」とはなんなのか。

「骨盤というのは上半身と下半身をつなぐ、人間の骨格の要ともいえる大事な部位です。骨盤は本来、意識と連動して開閉するものなんですね。例えば、気合いを入れて仕事を頑張っているときは自動的に縮む。逆に仕事が一段落してホッとすれば勝手にゆるむ。これが正常な骨盤です。ところが、長時間、自分の処理能力を超えた情報に触れると、骨盤がゆるむことができなくなり固まってしまう」(片山先生)

情報が骨盤に影響するメカニズムについて、片山先生は続ける。

「私の言う“情報”というのは、単にニュースだとか文字による情報だけではなくて、光や音など身体の外側からやってくるすべての刺激を指します。整体的にみると、SNSをはじめITの発展で人間が浴びる情報量は飛躍的に増加しました。実はその多すぎる情報が、人間の身体にとってはストレスになるんです」

つまり、一日中フェイスブックをやっているような人は、それだけで多大なストレスを受けるというのだ。

「人間の体は情報が入ってくると反射的に前に動こうとする性質があるんです。でも、今日のようにあまりに細かい情報刺激が多いと、全身で反応することができず、胸だけで細かく反応するようになる。その状態が続くと胸が緊張して息が浅くなってしまいます。背骨を通じて胸とリンクして動く骨盤も、その影響を受けて緊張し固まるというわけです」(片山先生)

そうしてカチコチに固まってしまった骨盤が、なぜ精神面にまで影響を及ぼしてしまうのか。

「骨盤が固まった人は睡眠中も心身がリラックスできません。24時間緊張しっぱなしの興奮状態にあるわけで、おのずと精神面に負担がかかる。また、いったん何かを始めたら止まらない、依存状態になりやすく、そのまま放置すると、あるときガクッと力が抜けてうつ状態になる危険性も高いんです」(片山先生)

ネット依存症や「うつ」など、現代の日本人に特有なさまざまな症状。その原因は、スマホやSNSが普及し、過剰な情報環境が生まれたことによって引き起こされた「カチコチ骨盤」にあったのだ。

(取材・文/戎 小次郎、撮影/高橋定敬)

■週刊プレイボーイ39号「キミの憂鬱の原因はすべて『カチコチ骨盤』にあった!!」より



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