初心者が激安SIMカードを使いこなすためのポイントとは?

週プレNEWS / 2012年9月19日 19時30分

電池パックを取り出してスロットに差し込むだけ。簡単にSIMカードの乗り換えが可能だ

価格破壊を実現した格安料金プランが、スマホ代節約の強い味方として人気を呼んでいる“非大手キャリア”によるSIMカード。SIMカードとは携帯電話内に差し込まれてい契約者情報が記録されたカードのことで、これがないと通話はもちろん、メールの送受信もできない。

最近話題の激安SIMカードは、データ通信のみに特化したサービスが主流。例えば、音声通話ができない代わりに激安を実現している。

ただ、仕様が上級者向けのものも少なくなく、激安だからといって安易に飛びつくと痛い目を見るタイプのものもあると、ITジャーナリストの三上洋氏はいう。

「『b-mobile 基本料0円SIM』などは従量制のデータ通信。つまり、使った分だけお金がかかったり、使いすぎると通信速度制限により通信速度が遅くなったりします」(三上氏)

それでは、メールやネットの利用を控えればOKということだろうか。

「いえ、例えばツイッターを使っている場合、ダイレクトメールやメンションが届くと画面に通知が表示されますよね。ああいった通知機能を使用する際、スマホは自動ダウンロードを行なっているので、すぐに通信速度の制限オーバーになったりしてしまうんですよ」(三上氏)

自分で操作しているつもりはなくても、スマホは常になんらかのデータ通信を行なっているというわけだ。

「もちろん、アプリの通知機能をOFFにしたり、そのファイルの容量が大きいか小さいかをきちんと判断できるようになれば大丈夫。ケータイ代節約の手助けになるでしょうね」(三上氏)

では、ズバリ初心者に最もオススメのSIMカードとは?

「狙いどころはやはり月額490円の『ServersMan SIM 3G100』でしょう。従量制でなく、ワンコインで100kbps使い放題。とにかくコストパフォーマンスが高いです。通信速度は速くないですが、SNSやメールを利用する分には事足りるので、とことん節約したい人には最適ですね」(三上氏)

ただ、ドコモの通信サービス「Xクロツシイi」の受信時最大速度75Mbpsと比較すると、750分の1の速度……。本当に大丈夫だろうか。

「もちろん、動画を見たり、無料通話アプリで通話をしたりするとなると快適に使うことはほぼ不可能ですから、そこは割り切る必要はあります。ですが、100kbpsという速度は、言うほど遅くもない。実は、何十Mbpsも出るとされている大手キャリアでも、都心の混雑地域にいると100kbpsぐらいしか出てないなんてこともざらにあるんです。現状ですと、特にソフトバンクはそれが顕著ですね」(三上氏)

実際に、以前、記者が使用していた初期型Xperiaに最安値のプランXAで契約した激安SIMカード『b-mobile SIM(イオン専用)』を挿入してみた。こちらも100kbpsだが、大勢の人が行き交う新宿駅東口でインターネット検索してみると、ブラウザがきちんと表示されるまでに15秒ほどかかってしまった。だが、人の密度の低い自宅では5秒弱と思ったよりサクサク使える。このスピードで月額980円なら、コスパは高く十分使える。

続々と新カードが参入し、盛り上がっているスマホ業界。ケータイ代を節約したいなら、激安SIMカードを使いこなそう。

(取材・文/昌谷大介 照井琢磨〈A4 studio〉)



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