100周年の通天閣人気に沸く大阪・新世界に“珍”串カツ店が激増中

週プレNEWS / 2012年9月22日 6時0分

8月にオープンしたガールズバー風の「ニュー小町」。立ち飲み形式で店員はすべて20代のギャルだ

大阪・新世界は日本最大の串カツ店ゾーン。その数、実に60軒余り。同じく新世界名物の通天閣が今夏で100周年ということもあって、どこの店も観光客でにぎわっている。

そして、この1年、その串カツ店ゾーンにニューウェーブの店が次々とオープンし、話題になっているという。さっそく界隈を訪ねてみた。

まず1軒目はジャンジャン横町を北側に抜けたところにある「ニュー小町」。

普通、串カツ店といえば、揚げ場ははちまき姿のおっちゃん、お運びはエプロン姿のおばちゃんと相場が決まっている。なのに、この店は店員がみんな20代のギャル。そう、ガールズバー風の串カツ店なのだ。

店内はカウンターとテーブルだけの立ち飲み形式。在籍ギャルは6人で、そのうちふたりが常時カウンターに入り、切り盛りしている。もちろん、手が空いているときはカウンター越しにおしゃべりの相手をしてくれる。

記者が訪れた日、カウンター内にいたのは店長のレナちゃん(24歳)とカナちゃん(20歳)。

「ガールズバー風やけど、チャージ(席料)はないし、女のコがお酒をねだることもありません」(レナちゃん)

しかも、客の注文したウインナーの串揚げを見るとタコやウサギの形をしている。お手製のおにぎりののりもハート形だ。なんともメルヘンチック。

常連客のひとりが満足げにこう話す。

「タレントのスザンヌ似、歌手の倖田來未風と、店員がみんな美人なんや。しかも、気さくに話しかけてくれる。それでチューハイ300円、串カツも1本100円からと、ほかの店の相場と同じや」

レナちゃんによれば、「女のコ全員がコスプレをするイベントも開きたい」とか。これはもう通い詰めるしかない?

2軒目に訪ねたのは「じゃんじゃん大西屋」。ぱっと見は、ごくごく普通の串カツ屋さん。

ところが、メニューを見てビックリ! コオロギ、サソリ、カンガルー、カエル、ラクダ。そう、ここは変わりダネの串カツにチャンレンジできる店なのだ。残念ながら(?)、この日はコオロギとサソリは品切れというので、カンガルー、カエル、ラクダの3串を注文した。さて、そのお味は?

カンガルーは牛肉に似て、なかなかの美味。ただ、少しぱさつくところが難点か。カエルの味は鶏肉そっくり。ところが、骨からスルッとはがれる奇妙な食感がいけない。思わずヌメッとしたカエルを連想してしまった。最後のラクダは超オイリーで、口の中が脂まみれに。

「去年から始めたスペシャルメニュー。若いお客さんが面白がってよく注文されます」(店長)

確かに、罰ゲームに使えるかも。盛り上がり間違いなしだ。この2軒のほかにも、サラダ、デザートがセットになった女子会用プレートが売りの「ヤマハチ商店」、レゲエが響く店内にワーゲンバスが鎮座するオシャレな「串や」など、いずれも個性派ぞろいの店が並ぶ。

それにしても、なぜ今、新世界に次々とニューウェーブ串カツ店が登場しているのか?

「いくらブームとはいえ、串カツ店の数が増えすぎたんですわ。今は100周年で通天閣に年間150万人の入場者が押し寄せる状況だからどの店も繁盛しているけど、来年はどうなることか。特に、新規参入組は、あの手この手で客を呼ばんとやばい。そこでインパクトのあるニューウェーブ串カツ店がどんどん増えているんや」(新世界のある商店オーナー)

ということは、来年あたり、さらに過激に進化した串カツ店が新世界にお目見えする?

(取材/ボールルーム)



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